看護師の転職成功に不可欠な「職場の情報収集」3つのポイント

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看護師 転職 成功

看護師さんが転職する時には、「必ず成功させたい」と考えて転職活動をするのは当然のことです。

しかし、いざ入職してみると、人間関係が悪い、労働条件が悪い等、入職前には想像もしなかったことで働き続けるのが困難になり、転職回数を重ねている方が多いのが現実です。

女性が多く、責任の重い業務をおこなう看護師の職場では、問題がある職場が多い傾向があります。だからこそ、看護師の転職活動には注意が必要です。

この記事では、看護師として長く働き続けられる職場を見つけるための転職活動の方法を紹介します。

目次

1.看護師が転職に成功するのは難しい? – 転職に失敗するナースの共通点
(1)転職に成功する看護師はわずか3割
(2)転職に成功できないナースの共通点
(3)転職に失敗する理由は「就職先の情報不足」
(4)看護師が転職を成功させるために必要なたった1つのこと

2.転職を成功へと導く「職場の情報集め」を制するための3つのポイント
(1)病院の事情を手に入れるためのサービスを利用する
   ア.看護師転職サイトは病院情報の宝庫
   イ.看護協会(eナースセンター)
   ウ.転職サイトと看護協会 – どちらを転職活動に利用するべき?
(2)病院の内部事情を判断するためのチェック項目
   ア.働きやすさについてのチェック項目
   イ.人間関係についてのチェック項目
   ウ.家庭との両立ができるかのチェック項目
(3)自分で応募先の職場を見極める方法
   ア.電話で問い合わせをする
   イ.病院見学をする

3.転職に成功した看護師の成功事例

おわりに

1.看護師が転職に成功するのは難しい? – 転職に失敗するナースの共通点

(1)転職に成功する看護師はわずか3割

『ナース専科コミュニティ』が転職経験のある看護師に対して実施したアンケート結果があります。
看護師の転職成功アンケート
(参考:ナースの転職知恵袋

この結果によると、転職に成功した看護師は、転職した看護師全体のわずか3割程度しかいません。
誰もが転職の成功を望んでいても、実際に転職で成功することは難しいことなのです。

(2)転職に成功できないナースの共通点

これまで転職に失敗した経管のある看護師の方は、まず自分の転職活動を振り返ってみましょう。
あなたは、以下のような転職活動をしていませんでしたか?

あなたの転職活動のチェックポイント

  • 勤務地や給料、労働条件のみで就職先を決めている
  • 入職するまで、求人情報に書かれている以上の職場の情報を知らない
  • 求人情報に書かれている内容だけで就職するかどうかを決めている
  • 給料の高さだけを就職先を決める判断基準にしている
  • ハローワークや求人情報誌のみで求人探しをしている
  • 転職サイトは求人を紹介してもらうためだけに利用している

もし、あなたが1つでもあてはまる項目があるならば、転職を失敗する可能性が非常に高いことになります。
上記のことは、転職で失敗を繰りかえる看護師の方たちがやりがちな転職活動の間違いです。

(3)転職に失敗する理由は「就職先の情報不足」

上で紹介している転職活動の間違いの項目で共通して言えることは、「就職先の職場情報収集が足りない」ということです。

以下の表は、看護師が退職理由として挙げている理由をランキングにしたものです。
看護師の退職理由
(参考:本音vs建前★ナースの退職理由

退職理由で上位を占めているのは、「人間関係」「休日、残業の不満」「上司への不満」です。
しかし、これらのことは、その病院で働いて初めてわかることがほとんどで、転職活動の際に求人情報から読み取ることは不可能です。

けれども、この病院の内部事情を知らないままに入職をすると、転職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することになってしまうのです。

(4)看護師が転職を成功させるために必要なたった1つのこと

看護師が転職を成功させるためには、事前に就職先の職場を調べることが何より大事です。

なぜなら、看護師は命を扱う重責を担う仕事であることや、女性の多い職場であること、看護師不足の問題などから、看護師の職場は労働環境や人間関係などの問題を抱えやすい傾向があるからです。

職場の情報収集が足りないと、就職先の職場が問題を抱えているのにも入職してから思いもよらない問題に巻き込まれる恐れがあります。

実際に、就職先を選ぶ際に情報が足りずに、入職してからギャップを感じている看護師が非常に多くいるのです。

だからこそ求職者は、就職を決める前にしっかりと就職先の情報を集め、長く働くことができる職場かどうかを判断する必要があるのです。

2.転職を成功へと導く「職場の情報集め」を制するための3つのポイント

これまで述べたように、看護師が転職を成功させるためには、病院の情報を知ることが大切です。
ここでは、職場の情報の手に入れ方や手に入れた情報の活用の仕方を紹介します。

(1)病院の事情を手に入れるためのサービスを利用する

求職者が自分の力だけで病院の情報を手に入れるのは難しいことです。
そこで、ここでは看護師転職サイトと看護協会のサービスを上手に利用することで、病院の情報を手に入れる方法を紹介します。

求人を紹介してもらうためにこれらのサービスを利用したことのある看護師の方は多いのではないでしょうか?
しかし、転職サイトや看護協会を求人探しだけに利用しているのであれば、非常にもったいないことです。

転職サイトと看護協会には、求人を紹介する他にも、職場の情報を提供してくれるという非常に重要なサービスがあります。
転職サイトや看護協会の情報力を上手く活用することは、転職を成功させる為に絶対に欠かせないことです。

ア.看護師転職サイトは病院情報の宝庫

看護師転職サイトは、病院の内部事情をよく把握しています。
さらに、これまでの転職サポートの経験と、医療業界での密なネットワークを活かした調査力を持っています。

そのため、求職者として無料の会員登録をすることで、求職者の希望に合った求人情報を紹介してくれる他にも、病院の評判や、病院内部の人間関係、労働環境など、病院の人間関係を知ることができます。

看護師転職サイトについての詳細はこちらの記事を参考にしてください。

イ.看護協会(eナースセンター)

看護協会(eナースセンター)は、さらに、職場環境の改善に力を入れている日本看護協会がおこなっている求人紹介サービスです。

そのため、求人を紹介するだけでなく、その病院の職場環境や労働環境を改善するためにどのような取り組みをおこなっているのかについての情報を持っているので、入職前になかなか知ることができない就職先の職場の働きやすさについての情報を知ることができます。

さらに、eナースセンターの職員はほとんどが看護師経験者なので、転職活動をするうえでの、看護師特有の不安や悩みについても相談しやすいという安心感があります。

看護協会(eナースセンター)についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

ウ.転職サイトと看護協会 – どちらを転職活動に利用するべき?

転職サイトと看護協会では、どちらも病院についての情報を知ることができます。
しかし、それぞれに得意とする施設や地域に違いがあります。

一般的に転職サイトは大都市や大病院の求人を多く扱い、看護協会は地方のクリニックや介護施設を多く扱っています。
転職サイトと看護協会のどちらを利用するかは、自分が就職を希望する地域や施設に合わせて決めましょう。
(参考:(3)転職サイトのメリット・デメリット~eナースセンターと比較した場合~

(2)病院の内部事情を判断するためのチェック項目

ここでは実際に、看護師転職サイトや看護協会の担当者から、どのような情報を聞いて病院の良し悪しを判断するべきかをご紹介します。

ア.働きやすさについてのチェック項目

スタッフに過重労働を強いていないか?休みのとりやすい職場かどうか?等、職場の働きやすさは以下の質問で判断することができます。

  • スタッフの残業時間数
  • 休憩時間にスタッフが休むことができているか?
  • 有給休暇消化率
  • 毎年の入職人数
  • スタッフの離職率
  • 入職後すぐに退職した看護師の人数

イ.人間関係についてのチェック項目

職場の人間関係は、以下の質問で判断することができます。

  • 職場の雰囲気
  • スタッフの平均年齢や経験年数
  • 医院長の評判(クリニックの場合)
  • 看護部長や病棟師長の方針
  • 派閥争いの有無
  • 新人スタッフに対しての教育体制

ウ.家庭との両立ができるかのチェック項目

スタッフの子育てや家庭との両立に理解がある職場かどうかは、以下のチェック項目で判断することができます。

  • 託児所や院内保育、病児保育の有無
  • スタッフの時短勤務の取得実績
  • スタッフの子供の看護休暇の取得実績
  • 子育て中のスタッフの有無
  • 看護部長や病棟師長の育児経験の有無
  • 子育て支援の制度はどのようなものがあるか?

(3)自分で応募先の職場を見極める方法

これまでは、転職サポートサービスの力を借りて病院の情報を知る方法を紹介してきましたが、求職者が自分で職場の情報を知る方法を紹介します。

ア.電話で問い合わせをする

気になっている病院があるのであれば、自分で実際に電話をして求人募集をしているかどうかの問い合わせをしましょう。
その際の電話対応でその病院で働くスタッフの雰囲気を判断することができます。

さらに、電話での話の中でさりげなく聞きたい情報を聞き出すこともできますので、電話をする前に聞きたい情報をピックアップしておきましょう。

イ.病院見学をする

多くの病院や施設では、入職を決める前に見学を受け付けています。

病院の混雑状況や、施設の設備、また働いているスタッフの様子や口調から、その病院の雰囲気を知ることができます。
見学をしながら、自分がその病院の勤務をした場合のイメージができます。

病院見学は、自分で病院に問い合わせをする以外にも、転職サイトを利用することでスムーズに段取りをすることができます。

先輩看護師さんから病院見学についてのアドバイス

一つ一つの気になる病院に、ご自分で電話をしてアポを取ってみることをおすすめします。
自分でアポを取ると、沢山のことが見えてきます。その病院の電話応対はどうか、職員の話をするテンポは忙しくて焦っているのか焦っていないのか、こちらとの約束がきちんと伝達されているか。
また、病院に一人で見学に行ってみた時にもわかります。初めての場所で困っている主さんに対して、職員はどんな風に接してくれるでしょうか。挨拶を返してくれるでしょうか。院内で迷っていたら、声をかけてくれるでしょうか。何気なく通り過ぎていく職員の顔色はどうでしょう。院内は片付いているでしょうか。自分を案内してくれる人の雰囲気はどうでしょうか。
そして、できれば、自分が希望する部署も見学をして、チャンスがあればそこのスタッフに挨拶をしてみる、患者さんがいない時間帯等なら、話しかけてみるのもお勧めです。もし、患者さん対応など忙しい様子なら、その忙しそうな手元などもよく見ておきましょう。そこの職員が、いつもどれくらいのペースで仕事をしているのかという指標にもなります。

(引用:匿名さんの投稿

3.転職に成功した看護師の成功事例

就職先がどのような病院なのかを事前にしっかりと調査することで、転職の成功率はグンと高くなります。
ここでは、転職に成功した看護師さんがどのような転職活動をしたのかを紹介します。

離職率の低さには理由がある

今いる病院は、300床ぐらいの所でICUもありません。転職先をここにしたのは、ここで働いている看護師の離職率がすごく低かったので、きっと働きやすい病院なんだろうと思ったからです。
実際、職場の雰囲気はすごくいいし、年輩の看護師さんや助手の方が若い看護師のプライベイトまで気にかけてくれたりと下町の人情みたいなのが残っていて、人間関係がとてもいいです。
転職は、目先のことよりも長い目で見て働きやすいかも大事だと思います。

strikeさんの投稿

転職サイトの調査力を活用する

子供ができても続けやすい環境で、お金も貯められるところを探していました。
転職サイトのキャリアアドバイザーの方は、出産する際の休暇が取れるところや、生んだ後も託児所があったり、子供の看護休暇や育児休暇、育児補助などのある病院を探してくれました。
一番オススメと言われた病院は、すでに出産経験者の先輩たちが多く、出産からの復職率が90%の一般病院でした。
休暇制度があっても、「取りやすいかどうか」が大事だとキャリアアドバイザーの方が教えてくれました。聞いておいてよかったです。

30代 女性の投稿

おわりに

転職の際に、待遇や条件ばかりを重要視して就職先を決めてしまうと、入職してはじめてその職場の労働環境や人間関係の悪さが発覚して後悔するということも少なくありません。

しかし、これまで紹介した方法で事前に職場の情報を知っていれば、このような転職の失敗を回避することができます。

転職活動中のあなたが、この記事を参考にすることで、長く働き続けられる働きやすい職場に巡り合うことができれば幸いです。

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この記事の作成者: k.kurimoto