看護師転職サイトを利用した転職活動は、自力での転職とどのような違いがあるのかをご存知ですか?
忙しい看護師の方にとって、専門のコンサルタントに自分の転職活動を委託できることはとても魅力的なことです。
しかし一方、転職サイトを利用する大きなデメリットを知らないと転職活動を失敗する危険があります。
転職活動で失敗しないためには、転職サイトを利用する前に、そのメリット・デメリットの両方をしっかり考えた上で、自分の転職活動に本当に転職サイトが必要なのかどうなのかを判断する必要があります。
さらに、どの看護師転職サイトを選ぶかということも大事です。
この記事では、看護師の方の転職活動における看護師転職サイトを利用することのメリット・デメリットと、看護師転職サイトの選び方をご紹介します。
- 看護師転職サイトランキングTOP3 [PR]
看護師転職サイトの実態 ? 看護師転職サイト経由の入職者は「採用にお金がかかる人」
看護師転職サイトは求職者と採用者の立場の違いにより認識が大きく異なるサービスです。
この両者の認識の違いが、たびたび看護師転職サイトの利用トラブルを引き起こしています。
転職活動に看護師転職サイトの利用を検討している看護師の方は、後悔しない転職のために両者の認識の違いを理解しておきましょう。
看護師1人につき約100万円の紹介手数料を病院が負担 – 看護師転職サイトの仕組み
看護師転職サイトは、看護師を就職させることで病院から紹介手数料を受け取る人材紹介サービスです。
(参考:転職サイトの仕組みと裏事情)
(参考:転職サイトの仕組みと裏事情)
看護師転職サイトの紹介手数料は、一般的に「成功報酬型」のスタイルが採用されています。
病院や施設は、看護師転職サイトに求人を出したり面接をしたりするだけでは費用はかかりません。
看護師の採用が決まった場合、病院や施設は看護師転職サイトに紹介手数料を支払います。
看護師転職サイトに支払う紹介手数料の相場は、一般的に年収の20%~30%程度とされています。
例えば、年収500万円の看護師を1人採用した場合、採用した施設は約100万円を看護師転職サイトに支払うことになります。
看護師転職サイトってどんなもの? – 立場によって異なる認識
転職する看護師にとって、看護師転職サイトを利用して入職するのも、自力転職をするのも、自分の掛ける手間が違うだけで、入職してしまえば同じと認識している看護師の方も多くいらっしゃいます。
しかし、採用する病院側にとっては、その両者には金銭面での大きな違いがあります。
求職者から見た看護師転職サイト「無料で利用できる便利なサービス」
看護師転職サイトは会員登録をすれば、転職に関するあらゆるサービスを無料で受けることができます。
ハローワークやナースバンクなどを利用して自分で求人を探して転職活動をする自力転職と比べると、無料で転職のあらゆる面倒事を無料で代わりにやってくれる看護師転職サイトは、転職活動中の看護師にとって便利なサービスです。
病院側から見た看護師転職サイト「高額なお金を払って看護師を採用する方法」
病院がハローワークや看護協会で求人募集をする際には基本的に採用に関する費用がかかりません。
求人雑誌や求人広告で募集をする際には掲載費用が掛かりますが、それらと比べても1人の採用に約100万円の紹介手数料を支払わなければならない看護師転職サイトは、高いコストのかかる求人方法となります。
つまり、採用する病院側にとって看護師転職サイトを通して入職した看護師は「高いお金を掛けて採用した看護師」という認識になるのです。
あなたの転職活動に看護師転職サイトは必要?
看護師転職サイトは病院からの紹介手数料で成り立つサービスであることから、看護師転職サイトの利用には以下のようなメリットとデメリットがあります。
そのどちらも把握したうえで、自分の転職活動に看護師転職サイトを利用するべきかどうかを判断しなければなりません。
看護師転職サイトを利用する4つのデメリット
求職者が看護師転職サイトを利用することでのデメリットは以下の4つがあります。
- 希望しない病院を紹介されることがある
- 希望する病院が転職サイト以外でも募集をしている場合入職のハードルが上がる
- 看護師転職サイトから求人紹介の電話やメールがたくさんくる
- 採用側の見る目が違う
希望しない病院を紹介されることがある
私は助産師の資格を持っているのですが、転職サイトを使って相談しようとしたら、こちらの希望は無視して、超超超ハードなことで有名な脳外科専門病院(地域住民からの評判もすごく悪い)か、経営者に問題があることで有名なリハビリ病院かの、どちらかが私に向いていると言われ、産科か婦人科は?と問うてもなお、脳外科かリハビリ病院しかすすめてくれませんでした。
引用:匿名さん
外来またはクリニックを希望したのに、結局病棟しか紹介されず…そりゃ需要が高いので仕方ないとは思いますが…。
引用:匿名さん
看護師転職サイトでは、自サイトに求人依頼をしている医療施設に対し、看護師を入職させることで紹介手数料を得ます。
そのため、自社で求人を扱っている医療施設が求職者の希望に沿わないものしかない場合は、多少の無理を押してでも入職を働きかけることもあります。
希望する病院が転職サイト以外でも募集をしている場合入職のハードルが上がる
それなりに直接の応募者がある事業所なら、看護部長も人事担当も、紹介会社経由は歓迎していませんよ。
ご存知の通り、年収の20~25%を支払うのですから。
応募が複数重なれば、間違いなく業者経由を不採用にします。
引用:うさこさん
転職サイトに登録してコンサルタントを介して紹介をお願いした病院で、募集は打ち切ったからと、面接以前の書類選考(?)で不採用になったとコンサルタントに言われました。ハローワークに同じ病院が求人を出していて、窓口の方に問い合わせてもらったところ、募集はしていると。電話を変わって下さいと言われ、看護部の方と直接事情を話しました。
その病院はコンサルタントを使う人は好まず、本人からの応募なら採用しますと返答したそうです。
引用:匿名さん
看護師転職サイトを通しての入職と、ハローワークや看護協会、病院のホームページからの直接応募からの入職とでは、病院側が負担する採用費用が大きく違います。
採用する病院側としては、同じようなスキルを持った求職者からの応募が、看護師転職サイト以外からもあった場合、高額な紹介手数料を払わなければならない看護師求人サイトを通しての応募者よりも、採用コストのかからない応募者の方を優先して採用する可能性は高くなります。
求人紹介の電話やメールがたくさんくる
何も知らず、何個か登録しました。
自分で職場を探し就職が決まったので、連絡が来たらその都度「就職が決まったのでもう連絡しないでください。また探したくなったらこちらから連絡します」と言っても、何度も連絡が来て同じことの繰り返しです。着信拒否をすると違う番号で、その番号でも同じことを繰り返しまた着信拒否をする。それが何度も何度も何度も何度も…続きます。
引用:匿名さん
しつこいくらいメールや、電話がなりっぱなしになったことあります。
引用:匿名さん
看護師転職サイトは看護師を転職させることで収入を得ているため、中には自社の売上を伸ばすために求職者の必要とする以上に電話やメールなどのコンタクトをとろうとするコンサルタントもいます。
採用側の見る目が違う
以前、派遣会社を通して就職した事があります。面接の際、事務長から「何でハローワーク通してから来なかったの!?」と言われました。その時はよく分からなかったんですが…。あとになって、私を紹介した事によって病院が派遣会社に多額のお金を払っていたと初めて知りました。
その後、その病院に二年程勤め結婚を機に県外へ引っ越す為、退職したい事を告げると師長より「あなたを雇うのにけっこうなお金を払ったのに」と言われました。
引用:みっきさん
2ヶ月前に紹介会社を通してとある病院に就職しました。でも、人間関係が悪く、毎日数名が2時間は残業している(残業はほとんどないって聞いていたのに?)現状に慣れず退職しようと思っています。しかし、以前、この病院で紹介会社を通して入職した人が1年で辞める時に、看護部長に「すごいお金をかけたのに」「どうしてくれんのよ」と散々言われたらしく、怖くてなかなか言えずにいます。
引用:かなさん
紹介会社をはさんだだけで、面接しても落とされたり、採用されても、てめーには、100万近い紹介料はらってんだから、辞めるなんて許さない。まるで、そっちの方?みたいな医者もいました。
引用:匿名さん
求人側としては、自分で問い合わせず、紹介会社を頼るような人は心証が悪いの?
引用:匿名さん
看護師転職サイトを通した入職者には、「採用コストの高くついた入職者」という認識が付いてまわります。
そのため病院側としては、看護師転職サイト以外から入職したスタッフと比べると、入職後の仕事ぶりへの期待は高くなります。
さらに、入職後すぐに辞めるとなると「高いお金を払って採用したのに」という病院側の落胆の気持ちも理解できなくはありません。
看護師転職サイトはデメリットばかりではない
一方、求職者が看護師転職サイトを利用するメリットもあります。
- 転職活動の時間短縮ができる
- 転職活動のサポートをしてもらえる
- 非公開求人を紹介してもらえる
転職活動の時間短縮ができる
看護師転職サイトに会員登録をし、希望の条件を伝えるだけで、担当のコンサルタントが代わりに求人を探し、あなたに紹介をしてくれます。
求人探しや病院側とのやり取り等、転職活動はかなりの手間と時間がかかることです。
看護師転職サイトに求人探しを代わりにしてもらえることで、転職にかかる面倒事を軽減し、時間の短縮をすることができます。
転職活動の時間短縮に転職サイトを利用したケース
私は転職サイトを利用しました。
在職中に転職活動をしていたので、転職サイトに登録すれば、一応給与面や希望の科などは踏まえた上で紹介してくれるので、時間の短縮になりました。
引用:匿名さん
アルバイト探しに転職サイトを利用したケース
私はバイト探しなどに結構利用してますけどね。
だって小さい病院とかは募集サイトの更新すらしていないから探せないんですよね。
業者に頼んだ方が最新情報の収集には良いです。
引用:小夏さん
病院の情報収集に転職サイトを利用したケース
病院の情報をもらうには良いと思うので、電話したとき初めに、「病院の紹介だけしてもらいたいのですが…」って言うといいかもしれません。
引用:みなみさん
転職活動のサポートをしてもらえる
看護師転職サイトでは、求人探しの他にも、以下のような転職活動に関するすべてのサポートをおこなっています。
- 求人の紹介
- 現在の勤務先を円満退職する方法や、退職に関するトラブル対処法のアドバイス
- 応募先とのやり取りや、面接や病院見学の日程設定
- 履歴書や職務経歴書の作成指導と添削
- 雇用条件や給与交渉の代行
面接に同行してくれるので、聞きにくいことを聞いてくれたり、初めての病院に行く不安は少しは軽減されました。
転職サイトもうまく利用すれば情報が入るし、いろんな相談もできましたよ。ただし、担当者によると思います。
引用:匿名さん
看護師転職サイトではこれまでたくさんの看護師の方々の転職をサポートしてきているので、実例と経験に基づいた客観的な転職のアドバイスをしてもらうことができます。
非公開求人を紹介してもらえる
非公開求人とは、転職サイト上には掲載されず、一般に見ることのできない求人情報のことをいいます。
看護師転職サイトでは、非公開求人が多いことを売りにしているところが多くあります。
看護師転職サイトが求人を非公開にする理由 – 人気の求人はなぜ非公開なのか?
条件の良い人気の求人や、めったに募集されない希少な求人には応募者が集中することがあります。
もし、このような人気の求人を一般に公開すると、1人の採用枠に数十人の応募者が集中してしまう恐れがあります。
すると病院側では、たった1人を採用するために、多くの応募者に対し、履歴書のチェックや電話連絡、面接日時の調整や面接の実施等、採用に至るまでに多くのコストや手間をかけなくてはなりません。
そこで、看護師転職サイトでは、非公開求人として登録者に優先して紹介することで、特定の求人に応募が集中しないようにしているのです。
転職お祝い金がもらえる
入職が決まると「お祝い金」や「支度金」を利用者に支払うサービスをおこなっている看護師転職サイトもあります。
転職お祝い金は、看護師転職サイトを通して入職した場合に病院側から転職サイトに支払われる「紹介手数料」の一部を転職者に還元しているサービスです。
お祝い金が支払われるタイミングは、それぞれの転職サイトによって異なりますが、入職後半年を経過した時点で支払われるのが一般的です。
お祝い金サービスがある看護師転職サイト一覧
転職サイト名 | 金額 |
ナースJJ | 最大35万円 ・支給時期:入職後3ヶ月後と6ヶ月後に2分割で支給 ・支給額:転職後の想定年収により異なる (お祝い金名称:転職支援金) (参考:ナースJJ 転職支援金とは?) |
看護のお仕事 | 最大12万円 ・支給時期:入職日から2ヶ月後 ・支給額:勤務形態により異なる (お祝い金名称:転職支援金) (参考:看護のお仕事 転職支援金について) |
看護プロ | 最大10万円 ・支給時期:入職日から半年後 ・支給額:常勤(夜勤あり)10万円、常勤(日勤のみ)5万円、非常勤1万円 (お祝い金名称:お祝い金) (参考:看護プロ) |
上の表でお祝い金の金額が「最大○○円」とされているように、必ず満額支払われるわけではありません。
例えば、夜勤ありの常勤で入職した場合は満額支給で、日勤のみの常勤や非常勤の場合は一部支給となるところや、採用時の年収額によってお祝い金の支給額が変わる等、入職時の雇用形態や、年収でお祝い金の支給額も変わります。
各転職サイトでお祝い金の支払い条件は異なります。
お祝い金サービスのある転職サイトを利用する場合は、利用先の転職サイトのお祝い金の支払い条件をしっかり確認しましょう。
看護師転職サイトと自力転職との違い
ここでは、看護師転職サイトを利用した場合と、自力で転職した場合の転職活動の違いを比較しています。
看護師転職サイトを利用した場合
看護師転職サイトを利用した場合 | |
求人探し | ○ 希望の条件を伝えれば、コンサルタントが代わりに求人探しをおこない、求人を紹介してくれる ○ コンサルタントが求職者の希望を聞きながら、キャリア形成を見据えた仕事探しやアドバイスをしてくれる ○ 非公開求人を紹介してもらえる × 看護師転職サイトからのメールや電話が多くなる |
職場の情報収集 | ○ 応募先の病院の情報(人間関係・労働環境・職場の雰囲気)をコンサルタントが教えてくれる |
求人応募 | ○ 看護師転職サイトに応募したい旨を伝えるだけでOK ○ 応募書類を作成の際にはアドバイスや添削をしてもらえる |
面接・病院見学 | ○ コンサルタントが日程調整をしてくれる ○ 希望すれば面接にコンサルタントが同席してくれる |
採用 | × 看護師転職サイト経由以外からの応募者がいる場合、採用される可能性が低くなる |
入職後 | ○ 事前にコンサルタントから職場の評判を聞いているため、入職後に「こんなはずじゃなかった」という違和感が少ない × 新しい勤務先がどうしても合わない場合でも、自分を採用するために採用に病院が高いお金を掛けているため、入職後すぐに退職しづらい |
自力転職をした場合
看護師転職サイトを利用した場合 | |
求人探し | △ ハローワークや求人誌等から自分で求人情報を探す × 多くの求人情報の中から自分が希望する求人情報をみつける手間がかかる ○ 自分のペースで求人探しができる |
職場の情報収集 | × 求人票に書かれている以上の情報はわからない × 事前に応募先の病院の評判を知るのは難しい |
求人応募 | △ 希望する求人先に自分で応募の問い合わせをおこなう △ 自分で応募書類の作成をおこなう |
面接・病院見学 | △ 自分で応募先と日程調整をおこなう |
採用 | ○ 看護師転職サイト経由の応募者がいる場合、自分が採用される可能性が高くなる |
入職後 | × 入職前に職場の情報を得る機会が少ない為、働きだしてから職場の雰囲気や人間関係で違和感を感じることもある |
看護師転職サイトを利用した方がいい人
- 忙しくて転職活動に時間が割けない人
- 最新の求人情報や病院の情報が欲しい人
- 自分のキャリア形成を見据えた仕事探しについて専門家からアドバイスを受けたい人
- 自分の就職活動に自信がない人
- 病院との給与や条件交渉を依頼したい人
看護師転職サイトではコンサルタントが看護師の方の転職活動のサポートをしてくれるため、転職活動にかかる時間や手間を大幅にカットでき、現在の仕事が忙しい現役で活躍している看護師の方にはとても役立つサービスです。
また、看護師転職サイトの情報収集力や、これまで転職させた方の実例に基づいた経験を活かし、求職者に最も合った仕事をマッチングすることができるので、自分にどんな仕事が向いているのか等将来のキャリア形成も含めて仕事探しのアドバイスを受けたいと考えている看護師の方には、看護師転職サイトを利用しての転職活動が向いているといえるでしょう。
看護師転職サイトを使わず自力転職をした方がいい人
- 就職したい病院が明確に決まっている人
- 未経験・ブランクありなど自身の看護経験に自信がない人
採用する病院側にとってみれば、お金を掛けて採用する看護師転職サイト経由での応募者と、無料で採用できる直接応募の応募者とを比べれば、採用コストのかからない応募者を採用したくなる可能性が高くなるでしょう。
そのため、「この病院にどうしても就職したい」という明確な希望がある場合は、看護師転職サイトを利用せずに自分で直接応募した方が採用される確率は上がります。
また、看護経験に自信がない方が看護師転職サイトを利用して転職をすると、入職後に周囲から自分が「お金を掛けて採用したのに戦力にならない人」と思われているかもしれないという居心地の悪さを感じてしまう恐れもあります。
看護経験に自信のない方は、まずは再就職研修や復職支援研修を受け、最低限の看護スキルを身につけるところから始めましょう。
中には研修後に就職先のあっせんをしてくれる場合もあります。
(参考:看護協会の研修【満足度90%以上】詳細を徹底分析!受講者のホンネとは )
看護師転職サイト選びで失敗しない為のポイント
看護師転職サイトを利用する場合「どの看護師転職サイトを利用するか?」で今後の転職活動を大きく左右します。
ここでは、間違いのない看護師転職サイトを選ぶポイントを2つご紹介します。
Point1 自分が希望する地域や職種・施設の求人を多く扱っているか?
Point2 求職者のことを考えた誠実なアドバイスをしてくれるか?
自分が希望する地域や職種・施設の求人を多く扱っているか?
看護師転職サイトを選ぶ際、自分が希望する地域や職種の求人を多く扱っている転職サイトを選ぶことは、希望通りの転職先が見つけられるかどうかを左右する大事なポイントです。
どこも同じように見えるサービスでも、転職サイトごとに取扱いの多い求人、強みのある地域はそれぞれ異なります。
求職者のことを考えた誠実なアドバイスをしてくれるか?
看護師転職サイトは「看護師を転職させることで業界から紹介料を得ている商売」であるため、中には自社の売上を上げるために、求職者の希望とはかけ離れた条件の転職先を斡旋したり、転職の気持ちが固まらない方に対しても強引な転職の勧誘をするような転職サイトも存在します。
一方、看護師のことを第一に考え、信頼できる転職活動のパートナーとなるべく企業努力をしている転職サイトもあります。
このような転職サイトを見極める為の方法としては、わざとコンサルタントにあなたが知っている評判の悪い病院への就職を検討している旨を伝え、相手の反応を見てみるといいでしょう。
誠実なコンサルタントであれば、あなたのその希望にきちんと理由を説明して反対し、あなたの希望に沿ったもっと良い病院を紹介してくれることでしょう。
看護師転職サイトの口コミで評判を知る
看護師転職サイトの評判を知るには、実際にその看護師転職サイトを利用したことがある人に聞くのが一番です。
けれども現在一緒に働いているスタッフや仲間に、転職のことは聞きづらいこともあるでしょう。
その場合は看護師転職サイトを利用した方の口コミを見て、あなたの転職サイト選びの参考にしましょう。
参考にして良い口コミとダメな口コミ
看護師転職サイトに掲載している口コミは参考にしない
自社のHPで利用した方の口コミを掲載している看護師転職サイトはたくさんあります。
しかし、それらの口コミは自社の広告の一環として掲載しているものなので、良いことしか書いていない口コミばかり掲載しているのが一般的です。
公平な立場で掲載している口コミを参考にする
看護師転職サイトの良し悪しを判断するためには、良い口コミだけではなく悪いことも書いてある口コミも参考にしなければなりません。
そのためには、第三者の公平な立場に立って看護師転職サイトの口コミを掲載しているサイトを参考にしましょう。
- https://kango-cocoro.jp/
- みんなの評判ランキング
- クチコミランキング
看護師転職サイトランキング – 自分に合った看護師転職サイト選び
ここでは主要な看護師転職サイトで公開している求人を集計し、ランキング形式で紹介します。
時期によっても求人の数は変わりますが、各転職サイトの求人数を把握することで、それぞれの得意な分野のおおよその傾向をつかむことができます。
このランキングを、あなたの看護師転職サイト選びの参考にしてみてください。
求人数別看護師転職サイトランキング
職種別看護師転職サイトランキング
①正看護師の求人数ランキングBEST3
②准看護師の求人数ランキングBEST3
③助産師の求人数ランキングBEST3
④保健師の求人数ランキングBEST3
雇用形態別看護師転職サイトランキング
①常勤の求人数ランキングBEST3
②非常勤・パートの求人数ランキングBEST3
③夜勤専従の求人数ランキングBEST3
④日勤のみの求人数ランキングBEST3
⑤単発の求人数ランキングBEST3
順位 | 転職サイト名 | 求人数 |
1位 | メディカルキュービック | 1,157件 |
2位 | MCナースネット | 512件 |
3位 | ベネッセMCM | 41件 |
地域別看護師転職サイトランキング
①北海道・東北地方の求人数ランキングBEST3
②関東地方の求人数ランキングBEST3
③北陸・甲信越地方の求人数ランキングBEST3
④東海地方の求人数ランキングBEST3
⑤関西地方の求人数ランキングBEST3
⑥中国・四国地方の求人数ランキングBEST3
⑦九州・沖縄地方の求人数ランキングBEST3
施設別看護師転職サイトランキング
①病院の求人数ランキングBEST3
②クリニックの求人数ランキングBEST3
③訪問介護の求人数ランキングBEST3
④介護施設の求人数ランキングBEST3
上場企業が運営する看護師転職サイト3社
ここでは、上場企業が運営している看護師転職サイトをご紹介します。
安心感や安定性を重視して看護師転職サイト選ぶ際の参考にしてみてください。
サービス名 | 運営会社 |
看護roo!(首都圏・関西・東海エリア限定) | 東証一部上場の株式会社クイックが運営。 |
ナースではたらこ | 東証一部上場企業のディップ株式会社が運営。 |
ナース人材バンク | 東証一部上場している株式会社エス・エム・エスグループの株式会社エス・エム・エスキャリアが運営。 |
おわりに
この記事を読んであなたがこれまで持っていた看護師転職サイトのイメージに変化はあったでしょうか?
看護師転職サイトは無料で転職サポートがりようできる便利なサービスですが、メリット・デメリットのどちらもあります。
是非あなたにはそのどちらも理解したうえで転職サイトを利用するかどうかの判断をしていただきたいと思います。この記事があなたの転職成功のお役にたてたら幸いです。