うぅ、面接って緊張するぅ…。
なに聞かれるんだろうって、不安で胃が痛くなってくる…。
今から心配で夜も眠れない…。
安心して面接に臨める対策ってあるのかなぁ…?
看護師を目指す看護学生の皆さんの就職活動は、忙しい授業や実習、試験勉強の合間をぬっての、まさに戦いですよね…!?
自分の行きたい病院が決まってくると、いよいよ次は面接です!
看護師の就職では、面接が一番のカギと言えるくらい重要です。
しかし、
「面接は緊張してしまって苦手…」
「学校では面接の指導が受けられない…」
「面接って何を聞かれるの…?」
と困っている人も多いのではないでしょうか?
そのような新卒看護師の皆さんのために、面接に必要な「対策」と「準備」について詳しく解説していきます。
この記事を読むことで、質問の答え方から服装・マナーまで、まとめてチェックできて、面接本番に自信をもって挑むことができるようになります。
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看護師の就職面接対策3つのポイント
まずは面接に受かるために大事なポイントを3つ、押さえておきましょう。
自分を知ってもらうためにしっかりと考えをまとめる
面接では自分の良さをしっかり伝えなくてはなりません。
採用側も、あなたのことを知るために、質問をしてきます。
あらかじめ自分の良さ、考え、経験などをしっかりまとめておきましょう。
それによって、面接の場で言いたいことをスマートに伝えられると同時に、自信をもって受け答えできるようになります。
ふさわしい身だしなみと服装を用意する
直接会って会話する面接では、見た目も重要視されます。
看護師として働くあなたに良いイメージを持ってもらえるよう、清潔感のある身だしなみはもちろん、大人として常識ある姿で臨みましょう。
どんなにすばらしい話ができても、患者の立場から見てふさわしくないと思われた人は、採用されません。
社会人としてのマナーを徹底する
礼儀作法や言葉遣いなど、これから社会に出る者としてふさわしいマナーを身につけているかをチェックしています。
面接の場はもちろんのこと、志望先との応対すべて(電話対応やお礼状なども)において、相手に失礼のないよう、一つ一つ丁寧な対応を心がけてください。
礼儀正しい態度と明るく元気な受け答えができれば、話の内容で少々のミスがあっても、カバーすることができます。
大事なこと…自分の考えをまとめる、身だしなみ、社会人マナーの3つか
看護師の就職面接でよく聞かれる12の質問と回答例
ここからは、就職面接でよく聞かれる質問と答え方を説明していきます。
大事なことは、自分の体験や想いをもとにした、自分なりの回答を、自分の言葉で話すことです。
そのためには、暗記するための模範解答ではなく、「これだけは伝えたい!」というポイントを書き出して何度も確認するのがおすすめです。
就職面接で頻出する12の質問と回答例
- 志望動機を聞かせてください
- 看護師を目指した理由は何ですか?
- 将来、どんな看護師になりたいですか?
- 実習で印象に残っていることや学んだことがあれば、教えてください
- 学生生活で力を入れてきたことは何ですか?
- これまでに挫折した経験はありますか?それをどう乗り越えたかも教えてください
- 最近のニュースで関心を持ったものがあれば教えてください
- あなたのストレス解消法を教えてください
- あなたの長所と短所を教えてください
- 単願ですか?併願ですか?
- 希望配属先はありますか?その理由は何ですか?
- 最後に、何か質問はありませんか?
- 不意の質問には?
自分のことと関連付けて、自分の言葉で話すってことが大事なんだね。
看護師の就職面接にふさわしい服装チェック
心理学に、メラビアンの法則「最初に示された特性が印象に残りやすく、後の評価に大きな影響を与える」というものがあります。
この法則は、別名「初頭効果」とも呼ばれ、あなたが面接で与えた第一印象は、最終的な採用不採用にまで影響を与える可能性があるということを示しています。
看護師として働くということを意識して、清潔感のある社会人らしい身だしなみと服装で行くようにしましょう。
女性と男性に分けて載せてあるので、チェックポイントを確認してみてください。
女性
- 髪が長い場合は、まとめる
- メイクはナチュラルに
- リクルートスーツに白のブラウスが基本
- A4サイズの書類が入るバッグを用意
- 黒い低めのパンプスがよい
男性
- 派手な髪形や伸び放題は厳禁
- ひげはきちんと剃っておく
- リクルートスーツに白のシャツが基本
- A4サイズの書類が入るバッグを用意
- 靴下は黒や紺など濃い色を選ぶ
面接時の服装についてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック!
面接当日の訪問~退出までの流れで見る要注意ポイント
面接の流れに沿って、気をつけたいポイントを確認していきます。
あらかじめポイントを押さえておけば、当日もあわてずに自信を持って挑むことができます。
- 電話連絡
応募や問い合わせの電話から、面接は始まっていると思ってください。
自分から名前を名乗り、何の用で電話したかを言います。要件や聞きたいことは、あらかじめメモして、ペンを用意して電話をかけましょう。
面接の日を変更したい時も、早めに連絡を入れて、変えてもらえるか聞いてみましょう。明るい声ではっきりと、敬語を使って話します。
- 訪問
面接当日は、指定された時間の10~20分前には着くように行きます。遅れそうな場合は必ず連絡を入れましょう。
あまりに早すぎる到着は、仕事の邪魔になる可能性もあり、常識がわかっていないと逆効果になる恐れがあるので控えましょう。
上着などは建物の外で脱ぎ、手に持って入ります。入口や受付で「○○大学看護学部の、○○と申します」と名乗りましょう。
待合室では、携帯をいじったりせず、面接に向けて用意した答え方などを確認して待ちます。
あまりきょろきょろとするのはよくありませんが、さりげなく職場の雰囲気や施設の設備を見ておくとよいでしょう。
- 入室
面接の部屋に入るときは、ドアを2~3回ノックして、返事があればドアを開け、「失礼いたします」と言って入ります。
ドアを閉めたらその場でまずお辞儀をします。イスのそばでもう一度お辞儀をし、ここで自分から名前を名乗り、「よろしくお願いいたします」と挨拶をします。
座ってくださいと言われたら、座りましょう。かばんはイスの横か後ろに置きます。
- 面接中
応募書類持参の場合は初めに渡すように言われるので、封筒に入れたまま相手に向けて渡しましょう。
向こうから質問が来たら、考えてきたことを落ち着いて簡潔に話します。
質問への答えを用意しておくことは大事ですが、面接中はコミュニケーション能力も見られています。
相手の顔を見て、はっきりとした大きな声と明るい表情で話しましょう。
丸暗記でしゃべったり、自分をよく見せようとするのではなく、自然体で自分の言葉で語れるようにしておいてください。
言おうとしたことを忘れてしまったり、思いがけない質問が来たりしてもあわてず、落ち着いて考えて丁寧に答えれば大丈夫です。
- 退室
面接が終わったら、イスの左側に立ち、「本日はありがとうございました」とお礼を言ってお辞儀をします。
荷物を持ったら、入口で「失礼いたします」とあいさつし、退室しましょう。
他の職員にもにこやかに会釈をして、建物を出るまでは気を抜かず、携帯をいじったりしないようにしましょう。
面接官は、回答の中身だけでじゃなくて、その人の熱意や姿勢も見ていそう。
話すときの表情や声のトーンなんかも大事そうだね。
自分の言葉で話せれば、そのへんの問題は自然とクリアするのかも。
看護師の就職面接で力を出し切るためのアドバイス
採用担当者の本音を知ろう
面接は、とても緊張していつもの自分が出せなかったり、逆によく見せようとがんばりすぎて失敗してしまったりと、苦手意識を持っている人も多いと思います。
しかし、面接はお互いを知るためのコミュニケーションの場であり、大切なのは自然体で等身大の自分を知ってもらうことです。
ここで、病院の採用担当者の声をいくつか紹介します。
多くの方と面接をさせていただきますが、就職試験の面接は、その方の人生の中でも、これから自分が働く場所を決める大きなイベントだと思います。そんな大イベントなので、誰もが緊張しますよ(^-^)
余り緊張感がない方が不思議なくらいだと、私は思います。
途中で詰まったり、上手く話せなくても、自分らしく、お話いただけば問題ないと思います。採用試験を受ける方が、緊張しているのは当たり前なので、何とか、その方らしいお話が聞ければと、病院側も考えています。ウチの病院に限らず、多くの病院さんが、同じように思っていると思いますよ。
社会医療法人厚生会 木沢記念病院 総務課 人事係 廣瀬 聡さんのお話(一部抜粋)
求める人物像は、看護が好きで心身ともに元気な方。ONとOFFの使い分けが上手な方です。昨年お会いした中では、事前に当院のことを十分に調べ、質問したいことを的確に聞いてきた学生さんは印象に残っています。
新人のうちは、自分の理想の看護を実践するにも知識も技術も経験も未熟です。まずは看護師としての基本的な知識や技術を身につけ、自分が目指す看護を学ぶことができる環境かを見極めて、就職先を決めてください。
地域医療機能推進機構 九州病院 看護部長 元嶋 文恵さんのお話(一部抜粋)
面接の練習法
学校の就職サポートを利用しよう
毎年看護師を送り出しているあなたの学校には、有益な情報や支援体制がたくさんあるはずです。
学校で就職のサポートをしてくれる機関があれば、大いに活用しましょう。
もしくは先生に時間を作ってもらって見てもらったり、先輩を紹介してもらって相談に乗ってもらうなど、積極的にお願いをしてみてください。
友達や家族に見てもらおう
家族や友人に面接官の役をやってもらい、模擬面接をしてみるのもよい方法です。
質問を準備し、本番のように入室から退室まで、流れでやってみてください。
率直な感想をもらうと、自分で気づかないことが見えてくるでしょう。
また、自分の様子を動画で撮影することで、話す内容だけでなく、言葉遣いや話し方、姿勢や雰囲気など、改善すべき点が見えてくることと思います。
ビデオ通話を使えば、離れていても夜でもできますので、チャレンジしてみてください。
新卒応援ハローワークを活用しよう
厚生労働省の管轄であるハローワークは、新卒・既卒の就職を応援してくれる「新卒応援ハローワーク」というサービスを無料で行っています。
就職先の紹介だけでなく、就活の相談に乗ってくれたり、模擬面接をしてくれたりもしますので、学校ではそこまでのサポートがないという場合には、一度行ってみてください。
◆新卒応援ハローワークについて→https://www.mhlw.go.jp/topics/2010/01/tp0127-2/dl/5a.pdf
面接に不安を感じる人は
面接に不安がある人や、1人で面接に行くのが嫌な人は看護師転職サイトを利用することも一つの手段です。
転職サポートは下記のようなメリットがあります。
- 事前にどんなことを聞かれるのか教えてくれる
- 面接に同行してもらえる
- 模擬面接をしてくれる
新卒も利用可能な看護師転職サイトを3つご紹介しますね。
おわりに
新卒の看護学生の皆さんはこれまで、医療・看護という現場に半分身を置きながら、真剣に勉強してきたことと思います。
いまは精神的にもつらい時期かもしれませんが、もうあと一歩です。
ここを乗り越えれば、ご自身が目指した看護師として働き始めることができます。
ぜひ自分に合った病院・施設・配属先を見つけてください!
面接の合格を祈願しています。
面接、がんばってね~♪