「自己PRって何を書けばいいのだろう?」
転職活動にあたって、自己PRで悩む看護師さんは多いのではないでしょうか?
自分の良さを伝えたい
相手の印象に残る文章にしたい
ブランクがあるなどのマイナスポイントを自己PRでくつがえしたい...。
など、自己PRはアピールしたいことが多くてスラスラ書けない場合もありますよね。
そんな方に向けて、今回は自己PRの書き方のポイントや注意点をわかりやすくお伝えします。
ぜひ、記事を参考に自分にぴったりの自己PRを作成し、転職活動に活かして頂けたらと思います。
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「この人を採用したい」と思ってもらえる自己PR
自己PRで悩んでいた方もちょっとしたコツを知ることで今まで苦手だった自己PRが書きやすくなりますよ。
自己PRと志望動機の違いを知る
履歴書や職務経歴書に自己PRと志望動機を記載しますが、どうしても内容が似通ってしまいがちです。
まずは何をするためのものなのか2つの違いを改めて確認しましょう。
【自己PRと志望動機の違い】
目的 | |
自己PR | 応募者の持っているスキルや努力した経験をアピールするもの |
志望動機 | 何のために、あるいは何を目指してそこで働きたいのかという志望の目的を語る |
2つの結論の違いを頭に置いて書き分けをしてみると良いでしょう。
(参考:マンパワーグループ)
自己PR書き方のポイント【具体的なエピソードを盛り込むこと】
先にお伝えしたように自己PRの目的は「応募者の持っているスキルや努力した経験をアピールするもの」です。
採用担当者の目に留まり、「この人を採用したい」と思ってもらえる自己PRを書くためのポイントをお伝えします。
【①ただの経験発表で終わらせず、きちんと「文章」にする】
× | 経歴だけが羅列されている |
○ | 具体的な事実・エピソードを盛り込み、感じたことを伝え、この先でどう活かしていきたいか相手に伝える「文章」にする |
自分の「アピールしたいポイント、強み」はどんな経験から得て来たものか、そしてそれを応募先の病院にどう生かしていきたいか、という事を「文章に構成し伝える」という事を意識して作成してみてくださいね。
何を経験してきたのか、どんな強みやアピールポイントがあるのか
↓
具体的にどんな経験を通じて得られたのか、象徴する具体的なエピソード
↓
今後どのように活かしていきたいのか、応募先で役立てていくのか、意気込みなど
(参考:看護師求人EX)
- 「自慢できること」
- 「夢中になったこと」
- 「苦労してやり遂げたこと」
- 「長所」
- 「心がけていること」
- 「熱意がある部分」
などから感じたことや結果、今後に活かしていきたい部分を文章にまとめましょう。
(参考:CRCバンク)
【②業務上での経験は積極的に盛り込む】
自分をアピールするのは気恥ずかしい…という遠慮や謙遜は、いりません。
採用担当者へ、自信のあること、人から褒められたことなどをストレートに書き、堂々と自分の良い部分を伝えるようにしましょう。
【気を付けること】
× | 単なる自慢話になってしまう |
○ | 苦労したり、問題を解決したりしたエピソードも含め、自分の良さ・強みを具体的に書く |
【③応募先の理念や事業内容を、しっかり確認してから書く】
応募先のことを事前によく調べることは必須です。
求人情報を細かく見るのはもちろん、その施設のホームページもチェックしましょう。
理念や力を入れていること、事業内容、理想とする看護師像などを知ることにより、その病院に活かせる経験やエピソードを盛り込むことができ、採用担当者の心に響く魅力的な文章となるでしょう。
【④自分ならではの表現で、具体的に書く】
例文そのままの文章や、「明るいです」、「責任感があります」、「コミュニケーション力があります」などのよくあるあいまいな表現だけでなく、具体的なエピソードや自分の考え、理由を盛り込み、相手に伝わる文章を完成させましょう。
- 必ずなぜそう自分で感じるのか具体的なエピソードをプラスする
- 具体例を挙げることで説得力がある文章にする
- 相手が書類を読んで自分をイメージできるか気を配る
これらの点に気を付けることで採用担当者にあなたの人柄や今までの経験から得てきた強みが伝わりやすくなるでしょう。
私はこれまで、看護師として内科外来で勤務してまいりました。患者様と接することができる限られた時間の中で、どんなときでも笑顔で明るく接し、信頼関係を築いてまいりました。
引用: 看護師求人EX
一番嬉しかったのは、患者様に、「あなたの顔を見ると、元気がでる。私はあなたに会うために病院に来ているようなものだ」と言われたことです。
日々きめ細やかにコミュニケーションをとることで、患者様の小さな変化も見逃さず気づき、対応することができると思います。
貴院でも患者様との関係を大切に、雰囲気を明るくするムードメーカーとしてお役に立てればと考えています。
【⑤文章量は5行以上は必要、テーマは1つか多くても2つに絞る】
文章量が極端に少ないと採用担当者に熱意が伝わりません。
応募先の病院に合わせてテーマを絞り、エピソードを選定してから作成してみましょう。
(参考:CRCバンク)
コミュニケーション能力に優れている点が私の強みです。
そのため前の病院でも信頼できる同僚にも恵まれました。
また資格ではケアマネージャーをもっています。
3年目のときにはリーダーとして頑張りました。
ケース別自己PR文例集や体験談
看護師さんの転職には環境の変化やスキルアップのためなど、さまざまな理由があるでしょう。
ケース別に例文や体験談をご紹介しますので、参考になさって下さいね。
【ブランクありの場合】
採用担当者が気になるところは
- ブランクが空いた理由
- ブランク期間にどのようなことをしていたか
です。
その理由を簡単にでも長所と織り交ぜながら自己PR部分に記載するようにするといいでしょう。
ブランクがあるというネガティブなイメージ
↓
「新卒とは違ってブランクはあるものの昔の経験を活かせる」というプラスのイメージに変える
(参考:http://www.nurse-community.jp/)
子育てのため看護現場から少し離れていました。
ブランク期間中も、自主的に看護理論を学び、アロマセラピーケアなどの癒しについても研究してまいりました。
貴院の教育制度やサポート制度を利用しながらブランクを早く取り戻し、新たなケアを取り入れながら、一日でも早く戦力となるよう努力していきたいと思います。引用:ナースではたらこ
【子育て中の場合】
子育て中のママを雇う側の心配は、子どもの急な発熱や怪我などで急に休んだりシフトに穴をあけることです。
採用先の不安要素への対策を自己PR内で触れておくと、採用先も安心感があり、配慮がきちんとできる人という印象を与えることができます。
- 「祖母が近くにおりますので」
- 「子どもを預ける所もあるので」
- 「○○時までの延長保育が利用できます」
- 「子どもが中学生になり子育ても一段落しました」
- 「学校の行事などは事前に日程がわかります」
など、子どもがいても仕事に支障がでない理由や環境を書いた上で、自分の良い点、強みをアピールしましょう。
(参考:マイナビ パートタイムズ)
わたしは小さな子どもをひとりで育てているのですが、しっかりとフォローしてくれる両親が近くにいることを書きました!
子どもがいると「急に子どもの病気で休むんじゃないか?」と思われそうな気がしたので。。。
自己PRに子育てのフォローがあることを書いたためか、面接では子どものことを聞かれなかったです!引用:http://www.nurse-community.jp/
【転職回数が多い場合】
- 経験が豊富というプラスのイメージを感じる文章にする
これまで4つの病院で勤務し、さまざまな術科を経験しました。
引用:ナースではたらこ
そこで得られた知識や技術が私の強みだと思います。
今後もゼネラリストとしてスキルアップしていければと考えております。
貴院は症例数が多く、さまざまな疾患の患者様の看護に携わることができると考え、志望いたしました、長く活躍できる人材になれるよう努力します。
【看護師の経験が浅いor全く経験のない科へ転職の場合】
- 今までに学んだことによる自分の強みを活かし、貢献できることをアピールする
高齢者介護に長年携わっていると、看護資格を持っていないことで利用者様にしてあげることに限界があることを痛感しました。
引用:ナースではたらこ
そこで、より良いサービスを提供するために、年齢的にスタートが遅いとは思ったのですが、現場を知っている強みを武器に頑張っていこうと資格取得を目指すことにしました。
何事にも努力し、最後までやり遂げる力は誰にも負けないと自負しています。
看護師経験は浅いですが、介護で培った高齢者への接遇スキルを発揮し、貴院に貢献できるよう努力してまいります。
総合病院の精神科に看護師として5年間勤めてきました。
引用:ナース転職マガジン
日々、患者様に対応する中で、カウンセリングを重視したクリニックの方が自分に適性があるのではと感じ、今回、貴クリニックに応募いたしました。
患者様に寄り添ったサポートができればと思っております。
「履歴書」の書き方についてはこちらの記事をご参考ください↓
これで完璧!看護師履歴書フォーマット全網羅57のチェックリスト自己PRの添削もしてくれる「看護師転職サイト」
看護師の転職活動には、相談しながらサポートが受けられる「看護師転職サイト」をおすすめします。
自分の良さを表現しアピールすることは、自分を客観的に見る必要があるためとても難しいことです。
そこで、看護師転職サイトを利用すれば、担当カウンセラーが自己PRを添削してくれます。
的確なアドバイスをもらえるので、より良い自己PRを作ることができます。
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自己PRは面接時にも聞かれることも多いので、何度も読み込み、面接時にもしっかり答えられるようにしておく必要があります。
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看護師転職サイトについてはこちらの記事もご参考ください↓
看護師転職サイトランキング【20種の求人条件で比較してみた結果】まとめ
自己PRに何を書いたらいいかわからない、そんな風に悩んでいる看護師さんも多いかと思いますが、自分のことを改めて振り返るいい機会でもあります。
自分の良さや強みを武器に変え、魅力的な文章で自己PRが作成できたら、きっと転職活動も良い方向に進みやすくなるはずです。
記事を参考に自己PRの作成にチャレンジしてみて下さいね。