認定看護師の2つの試験に合格するための方法【合格者の事例付き】

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「認定看護師 試験」の参考記事の紹介

認定看護師の試験を控え、どんな勉強をしたらいいのかわからずに困っていませんか?

認定看護師の試験は大きく分けて「入学試験」と「認定審査」の2つがあります。どちらも試験内容や勉強法があまり公開されていないので、準備や対策をするためには自分でリサーチすることから始める必要があり、迷うことも多いのではないでしょうか。

しかし、ポイントを絞ってしっかりとリサーチできれば効率良く対策ができ、合格により近づきます。

この記事は、試験のスケジュールや試験方法などの基本的な情報をまとめています。また、受験を経験した人の声を参考にしながら、1番気になる試験の内容や試験対策のヒントも紹介しています。
試験に合格するためにできる限りの対策をしましょう。

目次

1.認定看護師になるための2つの大きな試験とその特徴
(1)1つ目は入学試験
(2)2つ目は認定審査
(3)2つの試験の特徴
(ア)入学試験の特徴:「試験内容が学校ごとに違い対策が取りにくい」
(イ)認定審査の特徴:「傾向がつかみやすく対策がとりやすい」

2.入学試験までにやるべき3つのステップ
(1)傾向をつかむ
(ア)募集要項を手に入れる
(イ)スケジュールや試験内容を知る
(2)対策を立てる
(3)実践する

3.入学試験に合格するための勉強方法
(1)過去問題を手に入れる
(2)自分に合った勉強方法を見つけ基礎を身につける
(ア)受験した人の勉強方法を参考にする
(イ)各分野のガイドラインを参考にする
(ウ)入学説明会に参加して修了生の意見を参考にする
(エ)学会や研修会に参加して専門家の意見を参考にする
(3)筆記試験の勉強の2つのコツ
(ア)過去問題を解くときのコツ
(イ)基礎を身につけるためのコツ
(4)小論文の勉強方法
(5)面接の勉強方法
(6)合格基準と合格率
(ア)合格基準の実例
(イ)合格率は高くない
(7)不合格の人の共通点とは

4.認定審査の傾向と合格するための勉強方法
(1)認定審査のスケジュールを知る
(2)試験の方法は筆記だけ
(3)合否の基準と合格率
(ア)合否の基準は105点
(イ)合格率は93%
(ウ)不合格の理由は勉強不足
(4)合格するための勉強方法
(ア)過去問題を手に入れる
(イ)学校で勉強したことを振り返る

5.おわりに

認定看護師に理解のある病院の探し方

1.認定看護師になるための2つの大きな試験とその特徴

認定看護師になるためには4つのステップがあり、その中で「入学試験」と「認定審査」という2つの大きな試験があります。認定看護師になるためには必ず2つの試験を受験し、どちらも合格しなくてはいけません。
認定看護師になるまでの4つのステップと2回の試験

(1)1つ目は入学試験

入学試験は上記の図のステップ3で行われる試験です。認定看護師になるためには特定の学校で6ヶ月、615時間以上の授業を受けることが決められています。その学校に入学するためには必ず入学試験を受ける必要があり、5年以上の実務経験を積んだ人に受験の資格があります。

入学試験に合格して無事にカリキュラムを修了することができれば、認定審査を受験する資格を得ることができます。

◆認定看護師の学校についての参考記事⇒「<認定看護師の学校>まるわかり!あなたにピッタリの学校を選ぶ方法」

(2)2つ目は認定審査

認定審査は上記の図のステップ4で行われる試験です。学校を修了した人に受験の資格があります。認定看護師になるための最後の試験で、認定看護師にふさわしいかどうかを試されます。

認定審査の目的は2つあります。

  • 認定看護分野において、熟練した看護技術と知識をもっているか
  • 実践、指導、相談の3つの役割を果たす能力をもっているか

この試験に合格すればあなたは認定看護師です。

◆認定看護師の認定審査についての参考記事⇒「<認定看護師の認定審査>の疑問を解消!7つの手続きも試験対策もこれでバッチリ!」

(3)2つの試験の特徴

認定看護師の試験というと「認定審査」をイメージする人が多いと思いますが、「入学試験」と「認定審査」のどちらの試験も重要でそれぞれに特徴があります。

(ア)入学試験の特徴:「試験内容が学校ごとに違い対策が取りにくい」

認定看護師の学校は、日本看護協会の都道府県支部によって行われている学校と、看護系大学の付属センターで行われている学校があります。2015年4月の時点での開講予定数は47校、教育課程数は77課程となっています。

入学試験の1番の特徴は、試験内容が学校によって異なるということです。試験日や試験の方法も違うので、自分の希望する学校の情報をリサーチし、その傾向に合わせて対策していく必要があります。

(イ)認定審査の特徴:「傾向がつかみやすく対策がとりやすい」

認定審査は日本看護協会によって実施される試験で、毎年5月に試験があります。21の分野ごとに試験問題は違いますが、試験日や試験方法、出題範囲などは日本看護協会のHPで公開されているので、傾向がつかみやすく対策が取りやすいのが特徴です。

 

2.入学試験までにやるべき3つのステップ

まずは「入学試験」について見ていきましょう。入学試験までにやるべきことは「傾向をつかむ」「対策を立てる」「実践する」の3つです。やるべきことが多く時間がかかるので、しっかりと時間を確保しましょう。

ステップ 具体的にやること
傾向をつかむ ・受験する学校の募集要項を手に入れる

・スケジュールや試験内容をリサーチする

対策を立てる ・自分に合った勉強方法をリサーチする
実践する ・リサーチした勉強方法で勉強・練習する

(1)傾向をつかむ

入学試験の1つ目のステップは「傾向をつかむ」ことです。入学試験の1番の特徴は「試験内容が学校ごとに違い対策が取りにくい」ということです。

ただやみくもに勉強しても時間が足りなくなるだけなので、まずはしっかりとリサーチして試験の傾向をつかみましょう。

(ア)募集要項を手に入れる

受験する学校の情報を得るためには各学校のHPを調べるのが早くてわかりやすいです。HPに募集要項が掲載されているので、さっそく手に入れましょう。

◆認定看護師の学校のHPを入手できる参考記事⇒「<認定看護師の学校>まるわかり!あなたにピッタリの学校を選ぶ方法」

(イ)スケジュールや試験内容を知る

募集要項を手に入れたら下記の項目を確認し、受験する学校の傾向をつかみましょう。

項目 注意事項
スケジュール ・試験日は学校によって異なる

・試験当日の日程をチェックし、各試験の時間配分を知っておく

・合格発表は多くの学校が試験日の2週間後に発表し、その発表方法はさまざま

・試験会場も事前に確認し、アクセス方法を調べ、計画を立てる

試験の方法 ・多くのところが筆記試験(客観式問題と状況設定問題)

・小論文・面接の3つの試験を実施しているが、記述式だけの学校もある

・「実務研修報告書」「事例報告書」「志願理由書」などの出願書類も評価の対象にしている学校もある

出題範囲 ・出題範囲はアバウトな表現が多いので、対策を立てるためにはさらにリサーチする

・同じ分野であっても学校によって出題範囲や試験問題が異なる

・同じ分野であれば他の学校の出題範囲を参考にすることもできる

過去問題の有無 ・過去問題は多くの学校で公表していて、傾向をつかむために最も重要

・同じ分野であれば他の学校の過去問題を参考にすることもできる

合格基準や配点 ・学校によって基準や配点を明らかにしているところもある

・他の学校の合格基準を参考にすることもできる

(2)対策を立てる

試験の傾向がつかめたら、次は対策を立てましょう。試験の方法が筆記・小論文・面接であれば、それぞれに対策を立てる必要があります。

しかし、募集要項にある試験内容や出題範囲だけではどのような問題が出るのかを予想するのが難しく、具体的にどんな勉強をすればいいのかが見えにくいのではないでしょうか。

入学試験は独学でやるしかないので、自分に合った勉強方法を見つけるためにはさらにリサーチが必要です。それがわかれば効率良く効果的に試験対策を進めることができます。

※自分に合った勉強方法の見つけ方は「3.入学試験に合格するための勉強方法」で紹介します。

(3)実践する

傾向をつかみ対策を立てればあとはそれを実践するだけです。ほとんどの人が仕事をしながら入学試験を受けることになるので、時間を確保できるかどうかがポイントになります。

※実践するためのコツは「3.入学試験に合格するための方法の(3)筆記試験の勉強の2つのコツ」以降で紹介します。

 

3.入学試験に合格するための勉強方法

入学試験までにやるべきことが見えてきたと思います。ここからは実際に入学試験を受けた人の意見を参考にしながら、合格するための勉強方法を紹介していきます。

(1)過去問題を手に入れる

過去問題は受験する学校の傾向をつかむ1番の方法です。すぐに手に入らないケースもあるので、まずは過去問題を手に入れることを優先してください。

過去問題は多くの学校で公開されていますが、手に入れるための方法はさまざまです。また、公開する方法も違い、期間限定で公開されるケースや、閲覧のみでコピー・撮影などができないケース、問題文の一部しか公開されないケースなどがあります。

過去問題の入手方法の一例を紹介します。

●学校のHP内で期間限定で公開しているケース⇒日本看護協会:「神戸研修センター」
●郵送で請求するケース⇒京都橘大学看護教育研修センター:「皮膚・排泄ケア」
●説明会に参加することで閲覧できるケース⇒石川県立看護大学附属看護キャリア支援センター:「感染管理」
●学校に出向いて閲覧するケース⇒埼玉県立大学地域産学連携センター:「緩和ケア
●受験する人にだけ公開するケース⇒杏林大学医学部付属病院認定看護師教育課程:「集中ケア」

過去問題を公開していない学校の場合は、同じ分野の他の学校の過去問題を手に入れるという方法もあります。また、過去に受験した人で知り合いがいれば確実に手に入れることができます。

これから勉強を始める人は過去問題が解けないのが普通ですので、解けるか解けないかは問題ではありません。基礎をしっかりと身につけ、試験前に解けるようになっていれば十分です。

(2)自分に合った勉強方法を見つけ基礎を身につける

これから勉強を始める人にとっては1番気になるのが勉強方法ではないでしょうか。試験の傾向や出題範囲がつかめても何を勉強すればいいのかは見えにくいと思います。

入学試験はこれをやれば絶対に合格するという答えがありません。大学試験のように赤本や決められた教科書、模試などがないので独学で勉強しなくてはなりません。1番確実な方法は、実際に入学試験を受けた人に直接勉強方法を聞くことですが、それはなかなか難しいと思います。

そこでここからは受験者の声を参考にしながら、あなたに合った勉強方法を見つけるためのヒント4つを紹介します。分野が違ってもヒントを参考にすれば自分なりの勉強方法が見えてくるので、基礎をしっかり身につけましょう。

(ア)受験した人の勉強方法を参考にする

認定看護師のいる施設のHPや、看護師の掲示板など、インターネット上で実際に入学試験を受けた人の声を探すことができます。実際に試験を受けた人の声はとても参考になるので、あなたもリサーチしてみましょう。

●施設で働く認定看護師の声

「受験勉強をしていく上で、どんな内容が最も必要なのかが自分ではよく分からなかったこともあって、糖尿病療養指導士の受験ガイドブックを一冊まるまる勉強していましたね。知識学習は、ひたすらテキストで学ぶという方法です。」
(引用:川崎市立川崎病院 糖尿病看護認定看護師 加藤理賀子さん

●看護師の掲示板の声

「とにかく、感染管理に関する本を読んで勉強する事です。 「洪愛子編 ベストプラクティスNEW感染管理ナーシング(学研)」は、学校での教科書としても使われているもので、お勧めです。 私が入試勉強に使ったのは「藤田烈編 現場で即役立つ!感染対策パーフェクトガイド(学研)」で、これも、お勧めです。」
(引用:看護師お悩み相談室(掲示板) 投稿者:すみれ猫さん

●認定看護師の個人ブログの声

「参考書ですが 標準腎臓病学 菱田明 医学書院 腎臓学会や透析医学会のガイドライン(ダウンロードできます) 腎不全看護 日本腎不全看護学会 糖尿病治療ガイド 日本糖尿病学会 などなどで勉強されるとよいかと思います。」
(引用:アメーバブログ:とうせきなーすさん

(イ)各分野のガイドラインを参考にする

分野によっては、入学試験を受けるために読んでおいたほうがいい文献や勉強方法を紹介している場合もあります。あなたの分野のガイドラインも確認してみましょう。

●糖尿病看護研究会のケース

【推薦している書籍】

  • 「日本糖尿病療養指導士受験ガイドブック ─糖尿病療養指導士の学習目標と課題─ 日本糖尿病療養指導士認定機構編 」(メディカルレビュー社)
  • 「糖尿病治療ガイド 日本糖尿病学会編」(文光堂)
  • 「尿病の患者さんによく聞かれる質問100 ナーシング・トゥデイ 2003年5月臨時増刊号(Vol.18,No.6)」(本看護協会出版会)
  • 「尿病ケア」(メディカ出版)

(参考:糖尿病看護認定看護師による糖尿病看護研究会

(ウ)入学説明会に参加して修了生の意見を参考にする

入学試験を行う学校であれば事前に入学説明会を開きます。学校の様子や入学後の授業などを説明してくれる他にも、試験対策を教えてくれることもあります。

試験の内容や傾向はもちろん、何をどのように勉強すればいいかを修了生から直接聞くことができるのが魅力です。インターネットでリサーチするよりも勉強方法をイメージしやすくなります。また、相談会もあるので自分の疑問や不安を直接ぶつけることができ、目標がハッキリしてやる気も出てきます。

【入学説明会の事例】

●愛知医科大学看護実践研究センター認定看護師教育課程⇒
http://www.aichi-med-u.ac.jp/su08/su0801/su080101/1198213_2950.html
●茨城県立医療大学地域貢献研究センター認定看護師教育課程⇒
http://www.ipu.ac.jp/article/14215592.html

(エ)学会や研修会に参加して専門家の意見を参考にする

学会や研修会に参加する目的は2つあります。1つ目は最新の情報を得ることです。入学試験では最新の情報に基づいて問題が出されるので、テキストなどでは得にくい最新の情報や課題などを知ることができます。

2つ目は専門家とのつながりを深めることです。身近に入学試験を受けた人がいない場合などは、同じ研修会に参加する専門家と親しくなり、受験のアドバイスをもらうこともできます。また、認定看護師の合格者一覧を見て、つながりのある人と連絡をとってみるのもいいでしょう

最新の情報は小論文のテーマになることもありますので、このような研修会には積極的に参加しましょう。時間や費用がかかりますが、あなたのレベルを上げるためにはとても良い方法です。

(3)筆記試験の勉強の2つのコツ

筆記試験の勉強のコツは2つあります。

(ア)過去問題を解くときのコツ

筆記試験の勉強は過去問から解かないほうがいいです。勉強を始めたばかりの人のほとんどは問題が解けません。過去問題は答えが公開されていないケースもあるので、自力で答えを探すことさえも難しく、答えが公開されていでも、その答えや解説を理解するのが大変なようです。

また、過去問題が解けないことで自信ややる気をなくしてしまうこともあります。過去問題はできるだけ早く手に入れたほうがいいですが、中身を簡単にながめる程度にとどめておいて、「今は解けなくても大丈夫」くらいの気持ちでいましょう。

(イ)基礎を身につけるためのコツ

基礎をしっかりと身につけるためには、1冊の参考書を徹底的にやることが大切です。また、暗記ではなく理解することを意識してください。用語などは暗記するしかありませんが、意味がわかっていないと状況説明などの問題を解くことができません。

「基礎を身につける」⇒「過去問題を解く」⇒「間違った問題の正解を正しく理解のする」という3つの流れを繰り返しましょう。さらに余裕があればテキストを増やしたり専門書の問題を解いたりとレベルを上げていきましょう。

(4)小論文の勉強方法

小論文は毎年テーマが変わりますが、書き方の基本は変わりません。一般的な小論文のテキストをよく読み、とにかく書く練習をするしかありません。

小論文のポイントは

  • テーマに込められて出題者の意図を読み取る
  • 自分の意見や考え、その理由を論理的にわかりやすく書く
  • 限られた時間の中で指定の文字数にできるだけ近づける

など、たくさんのポイントがあります。

試験に小論文が含まれるのは、認定看護師として説明する力やアセスメント力、コミュニケーション力などが必要になるからです。

小論文はすぐに書けるようになるものではないので、普段から自分の分野の情報を集め、自分なりの考えや意見を持つといいでしょう。また、過去のテーマや最近の医療ニュースなどからテーマを決めて実際に書き、誰かに読んでもらってアドバイスを受けるのもいいでしょう。

(5)面接の勉強方法

面接もその時にならないと質問内容はわかりませんが、ある程度は質問を予想して答えを準備することができます。第三者に協力してもらい、模擬面接を行うくらいの余裕がほしいですね。

面接で1番重要な質問は「志望動機」です。必ず聞かれます。学校によっては出願時に「志望理由書」を提出することもあると思いますが、それにプラスαの答えを用意しておきましょう。また、「スキルアップのため」というような自分よがりな理由では通用しません。
◆志望動機についての参考記事⇒「【看護師の志望動機】採用担当者がホンネで語る書き方/面接の答え方」

その他にも、

  • 自分の分野だけでなく、現代社会において認定看護師が必要とされている理由はなんだと思うか
  • あなたが目指す(理想とする)認定看護師とは
  • 資格をとってからのビジョンはあるか
  • 認定看護師になった場合の自施設での立場や待遇はどうなるか

などの質問がされているようです。「なぜ認定看護師なのか」をあなたの知識と気持ちで自分の言葉としてきちんと説明できるようにしましょう。

面接は緊張しますが大きなチャンスでもあります。遠慮すると後悔するので、少しうっとうしいと思われるくらいがちょうどいいのです。言い残したことがないように最大限に自分をアピールしましょう。

(6)合格基準と合格率

合格基準や合格率も確認しておきましょう。

(ア)合格基準の実例

合格基準は学校によって明らかにしているケースとそうでないケースがあり、配点なども異なります。受験する学校の合格基準を確認しましょう。

合格基準を明らかにしている学校の事例を紹介します。分野が違っても共通点はあるので、参考として見ておきましょう。
認神奈川県立保健福祉大学実践教育センターの評価基準
(参考:神奈川県立保健福祉大学実践教育センター:「平成 28 年度 感染管理認定看護師教育課程 学生募集要項」

(イ)合格率は高くない

入学試験の合格率は学校によって異なり、公開されていません。受験者の声や集めたデータによると低くて20%、高くても50%後半のようです。

◆認定看護師の合格率についての参考記事⇒「【認定看護師の合格率】93%と高い理由と合格するためのポイント」

(7)不合格の人の共通点とは

試験の内容や配点は学校によって違いどの試験も重要です。しかし、受験者からは「重要なのは面接」という声が聞かれます。

不合格だった人は、「自分の思いを伝えられなかった」「認定看護師になりたい本当の理由が見つけられなかった」など、面接を反省・後悔している人が多いようです。

逆に、合格者からはこんな声がありました。

「主任教員から、「面接の時に、あなたからパッションを感じた。あなたには絶対学校に来て欲しいと思った。」と後々言われました。」
(参考:Yahoo!知恵袋:m_wonderful_fishさん

面接で見られているのは「認定看護師になりたいという情熱」なのかもしれません。どんなに筆記試験ができても、どんなに良い小論文を書いても、やる気や情熱が感じられない人は合格したあとの試練を乗り越えられないと判断されてしまうのではないでしょうか。

どんなに情熱があってもそれが相手に伝わらなければ意味がありません。面接が100%うまくいく人はいませんが、後悔しないようにしっかりと準備をしましょう。

 

4.認定審査の傾向と合格するための勉強方法

ここからは「認定審査」についてです。認定審査の特徴は、「傾向がつかみやすく対策がとりやすい」ことです。日本看護協会のHPや認定審査の手引きなどでその傾向を知り、勉強方法を探っていきましょう。

認定審査の手引きは「第23回(2015年度) 認定看護師 認定審査 認定の手引き」をもとにしています。詳細は必ず最新の手引きで確認するようにしてください。

(1)認定審査のスケジュールを知る

認定審査は下記のようなスケジュールで行われます。

  • 試験日:2015年5月19日
  • 試験時間:分野によって午前と午後の部に分かれる
  • 試験会場:宮城、東京、愛知、大阪、福岡の5ヶ所
  • 合格発表:2015年7月7日

◆認定看護師の認定審査についての参考記事⇒「<認定看護師の認定審査>の疑問を解消!7つの手続きも試験対策もこれでバッチリ!」

(2)試験の方法は筆記だけ

試験は下記の方法で行われ、出題範囲は共通科目を含めた各分野の「教育基準カリキュラム」です。

  • 筆記試験:四肢択一、マークシート方式
  • 制限時間:100分
出題方式 問題数 配点
問題1:客観式一般問題 20問 50点
問題2:客観式状況設定問題 20問 100点
合計 40問 150点

(3)合否の基準と合格率

(ア)合否の基準は105点

試験は150点満点で、得点数に応じてA~Cの3段階で評価されます。AとBは合格、Cは不合格です。

  • A評価⇒120点以上(合格)
  • B評価⇒105点以上、120点未満(合格)
  • C評価⇒105点未満(不合格)

(イ)合格率は93%

認定審査の合格率は過去3年を通して93%以上です。分野別に見ても86%以上と、高い合格率になっています。

◆認定看護師の合格率についての参考記事⇒「【認定看護師の合格率】93%と高い理由と合格するためのポイント」

(ウ)不合格の理由は勉強不足

認定審査は筆記試験しかありませんので、試験のできが結果にそのまま反映されます。試験後に自己採点をすれば自分が合格か不合格か、だいたいわかるようです。

不合格の理由はとてもシンプルで、勉強不足・準備不足と言えます。
職場に復帰してから認定審査を受ける人がほとんどです。働きながら勉強時間をどう確保するかが合格への鍵となります。

(4)合格するための勉強方法

合格するための勉強方法は2つあります。

(ア)過去問題を手に入れる

日本看護協会では条件付きで前年度の過去問題を公開しています。認定審査を受ける人に限り、受講していた学校での閲覧が可能です。

学校を修了したらすぐに過去問題を手に入れ、まずは解いてみましょう。今の自分のレベルでも解けるのが理想です。解けなかった問題は学校の授業を振り返り、正しい答えを自分の力で見つけましょう。

(イ)学校で勉強したことを振り返る

認定審査は筆記試験のみで、出題範囲も「教育基準カリキュラム」と決まっています。

試験問題は学校で勉強してきたこと以外には出題されないので、時間を確保して復習することができれば合格に近づきます。また、高い合格率に油断せずにしっかりと準備を行いましょう。

5.おわりに

認定看護師の試験について理解が深まったでしょうか。

認定看護師の試験は合格しなくては意味がありません。絶対に合格する方法はありませんが、傾向をつかみ実践すれば確実に合格へと近づきます。

入学試験も認定審査も、勉強した内容はその後の看護人生に大きく影響します。試験に合格することはもちろんですが、認定看護師としてのあなたの土台になることを忘れず、試験対策に励んでほしいと思います。

認定看護師に理解のある病院の探し方

認定看護師の資格取得したり、資格取得後に認定看護師として生き生き働くために必要な外的な要因は、職場で「支援」や「評価」をしてもらえるかが重要です。

認定看護師として評価してくれる病院は下記のようなことが共通しています。

  • 資格取得の支援制度がある、利用者がいる
  • 認定看護師として働く人がいる
  • 教育に熱心である
  • 評価の工夫がされている
  • このような病院を探すには、病院のホームページを確認したり、インターンシップ、先輩看護師に話を聞く等があります。
  • ですが、忙しくて時間が取れなかったり、詳しい情報までは自分で調べられなかった方は転職サイトを利用するという方法もあります。
転職サイトにはキャリアコンサルタントがいるため、病院の内部情報(資格支援サポートの状態や、実際の取得者の状況等を)を詳しく教えてもらえます。

参考までに下記は主な転職サイトの資格取得支援のある病院の求人数ランキングになります。(2017年8月時点)

順位転職サイト名求人数
1位医療ワーカー588件
2位看護のお仕事517件


(参考:認定看護師給料の実態!資格を最大限に活用する2つの方法

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この記事の作成者: h.itou