<認定看護師の学校>まるわかり!あなたにピッタリの学校を選ぶ方法

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認定看護師 学校

あなたもそろそろ認定看護師の学校を決め、受験の準備を始める頃ではありませんか?

認定看護師の学校の情報はあまり多く公開されていません。また、学校は全国にあり学校によって開講期間や募集条件、試験方法などが異なります。そのため自分でリサーチしなければいけないことが多く、戸惑ってしまう人もいるのではないでしょうか。

しかし、目指すべき学校を決めることができれば、あとはその学校の特徴を知ることで万全の準備ができるようになります。

この記事は認定看護師の学校の選び方に始まり、そのあとの受験準備、合格したあとの授業内容まで順を追って紹介しています。これを読めば、認定看護師の学校へ行くために何をすればいいのかがわかるようになります。

 

目次

1.認定看護師の学校とは
  (1)認定看護師の学校は必須条件
  (2)認定看護師の学校の特徴・違い
    (ア)全国に点在している
    (イ)定員制がある
    (ウ)その他、学校ごとに違いがある

2.認定看護師の学校を一覧から探す
  (1)救急看護
  (2)皮膚・排泄ケア
  (3)集中ケア
  (4)緩和ケア
  (5)がん化学療法看護
  (6)がん性疼痛看護
  (7)訪問看護
  (8)感染管理
  (9)糖尿病看護
  (10)不妊症看護
  (11)新生児集中ケア
  (12)透析看護
  (13)手術看護
  (14)乳がん看護
  (15)摂食・嚥下障害看護
  (16)小児救急看護
  (17)認知症看護
  (18)脳卒中リハビリテーション看護
  (19)がん放射線療法看護
  (20)慢性呼吸器疾患看護
  (21)慢性心不全看護
  (22)一覧以外の方法で学校を探す場合

3.自分にふさわしい学校を選ぶ方法
  (1)候補の学校を比較する
  (2)比較するポイント
    (ア)所在地
    (イ)募集人数
    (ウ)授業は平日の日中型?週末集中型?
    (エ)受講期間などの日程
    (オ)費用
  (3)自分の目で確認する

4.行きたい学校が決まったら
  (1)何よりも先に準備すること
    (ア)勤務先への相談と協力の依頼
    (イ)費用の見積もりと準備
    (ウ)支援制度のリサーチ
  (2)受験のための準備
    (ア)出願の準備
    (イ)入学試験の準備と合格率
    (ウ)合格したら

5.入学してからが本当の勝負
  (1)授業の内容
  (2)在学中は試練の連続
  (3)修了生の声

6.まとめ

 

1.認定看護師の学校とは

(1)認定看護師の学校は必須条件

認定看護師は、看護師であれば誰にでもチャンスはありますが、下記の3つの条件を必ずクリアしている必要があります。

  1. 看護師の免許を所有していること
  2. 5年以上の実務経験があり、そのうち3年以上は認定看護分野での実務経験であること
  3. 認定看護師の教育課程を修了していること

この3つ目の条件は、特定の学校を受験・受講・修了することでクリアすることができます。つまり、認定看護師になるためには臨床現場での看護ケア実績を積み、さらに特定の学校で看護ケアの最新の知識と技術を身につけることが求められています。

学校の教育期間、授業時間数、教育カリキュラムは日本看護協会によって下記にように定められています。

教育期間 ・6ヶ月以上・原則として連続した日中の教育であること
授業時間数 ・総授業時間数は615時間以上(学校によって異なる)・共通科目は105時間以上・専門基礎科目と専門科目は時間規定なし・学内演習および臨地実習は200時間以上
教育カリキュラム ・分野ごとの教育カリキュラム一覧⇒http://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/educ_inst_approval_cn#cn_curriculum

(参考:日本看護協会「認定看護師になるには」

(2)認定看護師の学校の特徴・違い

認定看護師の学校では日本看護協会の規定するカリキュラムに基づいて授業が行われます。しかし、認定看護師の学校ならではの特徴や、それぞれの学校によってさまざまな違いがあります。あなたが目指すべき学校を決めるために、まずはその特徴や違いについて理解を深めていきましょう。

(ア)全国に点在している

認定看護師の学校は数が少なく、さらに全国各地に点在しています。そのため、あなたの分野の学校が全国で1ヶ所しかないケースや、今の住まいからは遠くて通えないようなケースも多く見られます。認定看護師の学校の場合は、学校を自由に選べるというのではなく、限られた中から自分にとって最善の学校を選ぶ、と考えたほうがいいでしょう。

(イ)定員制がある

認定看護師の学校はすべて定員制です。定員数は学校によってまちまちですが、1課程15人から30人程度となっています。そのため、どの学校の場合でも受験が必要となります。

また、認定看護師の学校は休講や新規開講などが頻繁にあるので、必ず最新の開講状況を確認するようにしてください。

(ウ)その他、学校ごとに違いがある

同じ分野の学校であれば授業内容はほとんど差がなく、教育課程を無事に終えると修了証をもらうことができます。これによって次のステップとなる認定審査を受けることができるようになります。

しかし、最終目的は同じであっても、実は学校ごとにさまざまな違いがあります。

【学校によって違うこと】
・開講する時期
・開講する期間
・昼間集中型か、週末分散型か
・受験方法
・入学試験料、入学料、授業料などの費用
・授業内容、授業時間数など

認定看護師の学校を選ぶには、候補となる学校の情報を集めて比較する必要があります。学校を決めるために比較したいポイントは後ほど紹介します。

2.認定看護師の学校を一覧から探す

ここからは、あなたにふさわしい学校の探し方や選び方を紹介していきます。

学校は日本看護協会の都道府県支部が行っているものと、看護系大学の付属センターで行っているものがあります。2015年4月現在、開講予定の学校は47校、教育課程数は77課程、定員総数は1951人となっています。

学校はその年によって休講や新規開講があるので、最新の情報を確認するようにしてください。
◆日本看護協会「認定看護師になるには」

まずはあなたの目指す分野の学校の候補を探していきましょう。

(1)救急看護(教育課程数5、定員総数145人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
東京都 日本看護協会 看護研修学校(30) http://www.nurse.or.jp/
愛知県 愛知医科大学 看護実践研究センター 認定看護師教育課程(25) http://www.aichi-med-u.ac.jp/su23/su2301/index.html
大阪府 大阪府看護協会 認定看護師教育課程(30) http://www.osaka-kangokyokai.or.jp/
和歌山県 和歌山県看護協会(30) http://www.wakayama-kangokyokai.or.jp/new_site/
福岡県 日本赤十字九州国際看護大学 看護継続教育センター(30) http://www.jrckicn.ac.jp/

(2)皮膚・排泄ケア(教育課程数7、定員総数174人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
北海道 北海道医療大学認定看護師研修センター(20) http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/
東京都 日本看護協会看護研修学校(30) http://www.nurse.or.jp/
静岡県 静岡県立静岡がんセンター認定看護師教育課程(20) http://www.scchr.jp/
京都府 京都橘大学看護教育研修センター(30) http://www.tachibana-u.ac.jp/
岡山県 山陽学園大学看護研修センター(24) http://www.sguc.ac.jp/
福岡県 福岡県看護協会(30) http://www.fukuoka-kango.or.jp/
沖縄県 沖縄県看護協会(20) http://www.oki-kango.or.jp/index.jsp

(3)集中ケア(教育課程数4、定員総数115人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
東京都 杏林大学医学部付属病院認定看護師教育課程(25) http://www.kyorin-u.ac.jp/hospital/nurse/nintei/nintei.html
東京都 日本看護協会看護研修学校(30) http://www.nurse.or.jp/
神奈川県 神奈川県立保健福祉大学実践教育センター(30) http://jissen.kuhs.ac.jp/
福岡県 西南女学院大学 認定看護師教育課程「集中ケア」(30) http://www.seinan-jo.ac.jp/

(4)緩和ケア(教育課程数9、定員総数225人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
岩手県 岩手医科大学附属病院高度看護研修センター(20) http://www.iwate-med.ac.jp/hospital/
埼玉県 埼玉県立大学地域産学連携センター(30) http://www.spu.ac.jp/
千葉県 国立がん研究センター東病院認定看護師課程(20) http://www.ncc.go.jp/jp/ncce/index.html
神奈川県 神奈川県看護協会認定看護師教育課程(30) http://www.kana-kango.or.jp/
富山県 富山県看護協会富山県認定看護師教育センター(20) http://www.toyama-kango.or.jp/
山梨県 山梨県立大学看護実践開発研究センター(25) http://rcdnp.yamanashi-ken.ac.jp/
静岡県 静岡県立静岡がんセンター認定看護師教育課程(20) http://www.scchr.jp/
兵庫県 日本看護協会神戸研修センター(30) http://www.nurse.or.jp/
福岡県 久留米大学認定看護師教育センター(30) http://ninteikango.kurume-u.ac.jp/

(5)がん化学療法看護(教育課程数5、定員総数125人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
東京都 首都大学東京健康福祉学部認定看護師教育課程(30) http://www.hs.tmu.ac.jp/
静岡県 静岡県立静岡がんセンター認定看護師教育課程(20) http://www.scchr.jp/
愛知県 愛知県立大学看護実践センター(15) http://www.nrs.aichi-pu.ac.jp/
兵庫県 日本看護協会神戸研修センター(30) http://www.nurse.or.jp/
福岡県 久留米大学認定看護師教育センター(30) http://ninteikango.kurume-u.ac.jp/

(6)がん性疼痛看護(教育課程数1、定員総数15人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
愛知県 愛知県立大学看護実践センター(15) http://www.nrs.aichi-pu.ac.jp/

(7)訪問看護(教育課程数3、定員総数70人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
東京都 聖路加国際大学 教育センター(30) http://www.slcn.ac.jp/
愛知県 愛知県看護協会認定看護師教育課程(20) http://www.aichi-kangokyokai.or.jp/
兵庫県 公益社団法人兵庫県看護協会 認定看護師教育課程(20) https://www.hna.or.jp/

(8)感染管理(教育課程数11、定員総数290人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
北海道 北海道医療大学認定看護師研修センター(20) http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/
東京都 日本看護協会看護研修学校(30) http://www.nurse.or.jp/
神奈川県 神奈川県立保健福祉大学実践教育センター(30) http://jissen.kuhs.ac.jp/
神奈川県 北里大学看護キャリア開発・研究センター認定看護師教育課程(30) http://www.kitasato-u.ac.jp/nrs/gakubu/
石川県 石川県立看護大学附属看護キャリア支援センター(30) http://www.ishikawa-nu.ac.jp/
長野県 長野県看護大学看護実践国際研究センター(20) http://www.nagano-nurs.ac.jp/
愛知県 愛知医科大学看護実践研究センター認定看護師教育課程(25) http://www.aichi-med-u.ac.jp/su23/su2301/index.html
兵庫県 日本看護協会神戸研修センター(30) http://www.nurse.or.jp/
山口県 山口県立大学看護研修センター(30) http://www.yamaguchi-pu.ac.jp/
福岡県 国際医療福祉大学九州地区生涯教育センター(30) http://www.iuhw.ac.jp/mcec/kyushu/
宮崎県 宮崎県立看護大学看護研究・研修センター(15) http://www.mpu.ac.jp/

(9)糖尿病看護(教育課程数3、定員総数72人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
東京都 日本看護協会看護研修学校(30) http://www.nurse.or.jp/
岡山県 公立大学法人岡山県立大学認定看護師教育センター(24) http://www.oka-pu.ac.jp/
福岡県 福岡県立大学看護実践教育センター(18) http://www.fukuoka-pu.ac.jp/

(10)不妊症看護(教育課程数1、定員総数15人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
東京都 聖路加国際大学 教育センター(15) http://www.slcn.ac.jp/

(11)新生児集中ケア(教育課程数1、定員総数30人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
神奈川県 北里大学看護キャリア開発・研究センター認定看護師教育課程(30) http://www.kitasato-u.ac.jp/nrs/gakubu/

(12)透析看護(教育課程数1、定員総数20人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
東京都 東京女子医科大学看護学部認定看護師教育センター(20) http://www.kitasato-u.ac.jp/nrs/gakubu/

(13)手術看護(教育課程数3、定員総数80人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
東京都 東京女子医科大学看護学部認定看護師教育センター(30) http://www.twmu.ac.jp/univ/
福井県 福井大学大学院医学系研究科附属地域医療高度化教育研究センター看護キャリアアップ部門(20) http://kango-career.med.u-fukui.ac.jp/
兵庫県 学校法人兵庫医科大学医療人育成センター認定看護師教育課程(30) http://www.corp.hyo-med.ac.jp/

(14)乳がん看護(教育課程数3、定員総数55人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
千葉県 千葉大学大学院看護学研究科附属看護実践研究指導センター(25) http://www.n.chiba-u.jp/
静岡県 静岡県立静岡がんセンター認定看護師教育課程(20) http://www.scchr.jp/
鳥取県 鳥取大学医学部附属病院看護師キャリアアップセンター(10) http://www2.hosp.med.tottori-u.ac.jp/

(15)摂食・嚥下障害看護(教育課程数3、定員総数80人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
茨城県 茨城県立医療大学地域貢献研究センター認定看護師教育課程(20) http://www.crdc.ipu.ac.jp/
愛知県 愛知県看護協会認定看護師教育課程(30) http://www.aichi-kangokyokai.or.jp/
広島県 日本赤十字広島看護大学ヒューマン・ケアリングセンター(30) http://www.jrchcn.ac.jp/index.html

(16)小児救急看護(教育課程数1、定員総数30人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
東京都 日本看護協会看護研修学校(30) http://www.nurse.or.jp/

(17)認知症看護(教育課程数7、定員総数180人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
北海道 北海道医療大学認定看護師研修センター(20) http://www.hoku-iryo-u.ac.jp/
秋田県 日本赤十字秋田看護大学 教育研究開発センター 認定看護師教育課程認知症看護認定看護師コース(20) http://www.rcakita.ac.jp/
東京都 聖路加国際大学 教育センター(30) http://www.slcn.ac.jp/
東京都 日本看護協会看護研修学校(30) http://www.nurse.or.jp/
山梨県 山梨県立大学看護実践開発研究センター(30) http://rcdnp.yamanashi-ken.ac.jp/
長野県 長野県看護大学看護実践国際研究センター(20) http://www.nagano-nurs.ac.jp/
兵庫県 公益社団法人兵庫県看護協会 認定看護師教育課程(30) https://www.hna.or.jp/

(18)脳卒中リハビリテーション看護(教育課程数5、定員総数110人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
埼玉県 国立障害者リハビリテーションセンター学院(20) http://www.rehab.go.jp/
埼玉県 目白大学メディカルスタッフ研修センター(30) http://www.mejiro.ac.jp/medical/
愛知県 愛知県看護協会認定看護師教育課程(30) http://www.aichi-kangokyokai.or.jp/
兵庫県 関西福祉大学看護キャリアアップセンター(15) http://www.kusw.ac.jp/
熊本県 熊本保健科学大学キャリア教育研修センター認定看護師教育課程(15) http://www.kumamoto-hsu.ac.jp/

(19)がん放射線療法看護(教育課程数1、定員総数30人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
福岡県 久留米大学認定看護師教育センター(30) http://ninteikango.kurume-u.ac.jp/

(20)慢性呼吸器疾患看護(教育課程数1、定員総数30人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
福井県 福井大学大学院医学系研究科附属地域医療高度化教育研究センター看護キャリアアップ部門(30) http://kango-career.med.u-fukui.ac.jp/

(21)慢性心不全看護(教育課程数2、定員総数60人)

都道府県 学校名(定員数) 学校HP
神奈川県 北里大学看護キャリア開発・研究センター認定看護師教育課程(30) http://www.kitasato-u.ac.jp/nrs/gakubu/
兵庫県 公益社団法人兵庫県看護協会 認定看護師教育課程(30) https://www.hna.or.jp/

(参考:日本看護協会「認定看護師教育機関別の開講状況・定員数一覧」

(22)一覧以外の方法で学校を探す場合

なお、一覧以外にも探す方法があります。すでに目的の学校名や所在地がわかっている場合は下記の方法でも検索することができます。

◆教育機関名や所在地から検索できる⇒http://nintei.nurse.or.jp/certification/General/GECI01LS/GECI01LS.aspx

◆分野別に教育機関を検索できる⇒http://nintei.nurse.or.jp/nursing/qualification/cn_kikan_itiran_bunya

 

3.自分にふさわしい学校を選ぶ方法

学校の候補が複数ある場合は、その中からどの学校にするのかを決めなくてはなりません。そのためにはそれぞれの学校を比較し、あなたの状況と照らし合わせ、自分に合う学校を選択しましょう。

(1)候補の学校を比較する

今回は「感染管理」分野の例で実際に比較しました。この分野は11の学校で開講が予定されていますが、そのうちの3校について募集要項などを参考に違いを明らかにしました。

学校名 日本看護協会 看護研修学校(2016年度版) 愛知医科大学 看護実践研究センター 認定看護師教育課程(2016年度版) 神奈川県立保健福祉大学 実践教育センター(2015年度版)
所在地 東京都 愛知県 神奈川県
募集人数 30人 25人 30人
日中型・週末型 日中集中型 日中集中型 日中集中型
受講期間 2016年4月~2017年3月 2016年9月1日~3月31日※土曜日の講義もある 2015年4月~12月※原則は平日、一部土曜日
出願期間 2015年9月1日~30日 ・一次募集:2015年12月14日~2016年1月22日
・二次募集:2016年3月14日~4月20日
2014年10月1日~17日
試験日 2015年11月24日(火)、2015年11月25日(水)のいずれか ・一次:2016年2月27日(土)
・二次:2016年5月28日(土)
2014年11月11日(火)
費用 ・入学試験料:50,000円

・入学金
会員:50,000円
非会員:75,000円

・授業料
会員:700,000円
非会員:1,050,000円

・入学試験料:51,500円

・入学金:51,500円

・授業料:720,000円

・入学試験料:8,600円

・入学金
神奈川県内在住者:68,800円
神奈川県外在住者:137,600円

・授業料:136,100円

参考 【平成28年度(2016年度) 看護研修学校 認定看護師教育課程 募集要項】 【平成28年度認定看護師教育課程学生募集要項】 【平成 27 年度 感染管理認定看護師教育課程 学生募集要項】
URL https://www.nurse.or.jp/nursing/education/nintei/kiyosenyugaku.html http://www.aichi-med-u.ac.jp/files/kango/H28gakuseiboshu.pdf http://jissen.kuhs.ac.jp/nyuushi/2013100700228/files/H27kansenyoukou.pdf

(2)比較するポイント

上記の比較表からわかるように、同じ分野の学校でもさまざまな違いがあることがわかります。

どの学校を選ぶかによってあなたの負担を減らすことができたり、勤務先の支援や協力を得ることができたりします。そのためにはポイントを絞って比較していくとわかりやすいでしょう。

(ア)所在地

学校を選ぶ時に最優先されるポイントは学校の所在地です。費用や精神的な負担を減らすため、今の住まいから通える、もしくはもっとも近い学校を選ぶのが一般的ですが、あえて遠くの学校を選ぶ人もいます。

自分がどのような環境で学びたいのか、どのような姿勢で勉強に臨むのかなどを考えてみる必要があります。また、勤務先の支援制度の規定で最寄りの学校に通うことが義務付けられていることもあるので、勤務先との兼ね合いも重要になります。

(イ)募集人数

募集人数はどの施設も大差はありません。しかし、地域差や学費によって応募人数に偏りが出てくることもあり、首都圏は倍率が高くなる傾向があるようです。

応募人数が多ければ合格基準を満たしても定員オーバーで入学できない可能性もあります。過去の応募状況をリサーチし、万全な受験対策を行う必要があります。また、定員割れしている学校であっても、合格基準を満たしていなければ不合格となるので安心はできません。

(ウ)授業は平日の日中型?週末集中型?

通学は原則として平日の日中に連続して行われることとされていますが、学校によっては週末の2日間に集中して授業を行うところもあります。認定看護師を目指す人は働きながら資格取得を目指す人がほとんどですので、前者の場合は仕事を休んで通学することになり、後者の場合は勤務シフトの調整ができれば働きながらでも通学が可能になります。

あなた自身の希望や勤務先の支援体制によってどちらを選ぶのがいいのかを決めましょう。ただし、在学中はレポート提出や試験、実習などがあり、働きながらの資格取得は相当ハードであることを覚悟しておく必要があります。

(エ)受講期間などの日程

学校によって出願期間や試験日など日程の違いがありますが、やはり受講期間が1番の比較ポイントになります。規定の実務経験を満たしたからすぐに受験できるというものではなく、勤務先の都合にもよります。

日程については特に早めに確認し、定められている日程に合わせて調整することが必要です。そのためには目標から逆算してゆとりをもって準備をすることを心がけましょう。

(オ)費用

比較表からもわかるように、学費には大きな差があります。「神奈川県立保健福祉大学 実践教育センター」は県立のため、他に比べて学費の負担は少なくなります。

認定看護師の学校へ行くためには学費以外にもさまざまな費用がかかるので、できるだけ負担の少ない学校を選択することが大切です。費用というのは比較表に載せた費用だけでなく、人によっては引越し代や家賃、その他にも教材費や交通費などがかかるので、総合的に判断して負担を減らす工夫をする必要があります。

◆認定看護師の費用についての参考記事⇒「認定看護師の費用の実態|自己負担を減らす2つの方法【事例付き】」

(3)自分の目で確認する

学校を決めるには自分の目で確かめることも大切です。多くの学校では入学説明会が開かれ、教育課程の概要や入試対策、施設見学や修了生との交流、個別相談なども行われています。また、公開授業を行う学校もあります。

◆入学説明会の事例⇒「愛知医科大学 看護実践研究センター 認定看護師教育課程 入学説明会」
◆公開授業の事例⇒「神奈川県立保健福祉大学 実践教育センター」
このようなイベントに積極的に参加し、自分の目で確かめ不安を解消していきましょう。目標とする学校の空気を吸って将来の自分の姿を想像することで意欲的に受験に臨むことができるようになります。

認定看護師の教育課程は日本看護協会のカリキュラムによってある程度定められていますが、教育理念・目的、授業内容などは学校によって違いますので確認しておくようにしましょう。また、修了後のフォローアップ体制もあるか、施設内に図書館があるかなども事前にリサーチしておくことをおすすめします。

 

4.行きたい学校が決まったら

ここまでであなたが目指すべき学校の候補が絞られてきたのではないでしょうか。ここからは、学校が決まったあとの事前準備について紹介していきます。

(1)何よりも先に準備すること

(ア)勤務先への相談と協力の依頼

何よりも大切なのは勤務先の理解と協力です。働きながら認定看護師になるためには、勤務先にシフト・業務調整を行ってもらう必要があります。また、費用面での支援や認定看護師としての活動にも協力してもらうことであなたへの後押しにもなります。

まずは、あなたの認定看護師に対する思いや勤務先にとってのメリットを理解してもらえるように早めに相談しましょう。また、勤務先が求める認定看護師の役割や人物像なども話し合っておき、あなたにとっても勤務先にとっても魅力があるということを確認しておきましょう。あなたの都合をアピールするだけではなく、勤務先の都合にも配慮し歩み寄る姿勢が大切です。

(イ)費用の見積もりと準備

認定看護師の学校を受験・受講するためには費用がかかります。誰にでも共通にかかる学費だけでも100万円近くかかります。金額の多い少ないは個人差があっても自己負担する費用が必ず出てきますので、費用の見積もりは大切です。

また、入学金や授業料などは一括で前納する学校が多いので、金銭的な準備も欠かせません。費用に不安がある場合は勤務先の支援制度を活用したり、奨学金を検討したりと負担を軽くする方法もあります。費用面は計画や時間が必要なのでゆとりを持って早めに検討を始めましょう。

(ウ)支援制度のリサーチ

学校に通う上で勤務先の支援制度はとても魅力的です。学費の負担だけでなく、在学中のあなたの身分や給与も保障してくれるケースもありますので事前にリサーチし最大限に活用しましょう。

しかし、支援制度の有無は認定看護師になったあとも影響があります。支援制度がない施設では勤務先の理解や協力を得ることが難しく、働きにくい環境であったり、資格を活かせないこともあります。

認定看護師の学校へ行くことはあなたの看護人生にとって大きな転機になるので、今後のあなたの身の振り方についても一度検討してみるといいのではないでしょうか。

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◆認定看護師の費用についての参考記事⇒「認定看護師の費用の実態|自己負担を減らす2つの方法【事例付き】」

(2)受験のための準備

受験までのスケジュールや準備物はどの学校でもある程度流れが決まっていますので、1つの学校の事例を紹介します。詳細は学校によって違うので、各学校の募集要項をよく確認しましょう。

項目 時期 注意事項
出願期間 2014年10月1日~17日 ・期間が1週間しかない学校もある
入学試験 2014年11月11日 ・一次と二次がある学校もある・平日や土日など、試験日はまちまち
合格発表 2014年12月1日
入学手続き 2014年12月2日~9日 ・期間が短め
受講期間 2015年4月~12月

(参考:神奈川県立保健福祉大学 実践教育センター 「平成27年度 感染管理認定看護師教育課程 学生募集要項」

(ア)出願の準備

出願期間は1~2週間程度の学校が多いようです。出願書類は学校のHPからダウンロードできるものや郵送で取り寄せるものがあったり、使用する書式が決められていたり、郵送方法にも指定があるので、各学校の募集要項をよく確認し、不備のないように提出しましょう。

出願書類で1番大切なのは時間を確保することです。提出書類の数も多く、どれも作成に時間がかかります。特に「実務研修報告書」や「事例報告書」などはすぐに作成できるものではありません。また、書類によっては勤務先に作成してもらう必要があるので、早めに依頼しゆとりをもって揃えるようにしましょう。

【勤務先に依頼する書類の例】
・勤務証明書
・推薦書
【自分で用意する書類の例】
・出願書類リスト
・履歴書
・入学願書
・受験票、写真票
・実務研修報告書
・事例報告書
・志願理由書
・入学検定料収入済証明書 など

(イ)入学試験の準備と合格率

入学試験はどの学校もほぼ1日で終わります。多くの学校で筆記試験と面接が行われ、筆記試験は専門分野の基礎知識と小論文があるケースがあります。試験の構成は募集要項にあるので傾向をつかむことができます。それらを参考に試験対策を行いましょう。

また、気になる合格率ですが、公表している学校はありません。倍率は学校や年によって差があるので一概には言えませんが、過去に試験を受けた人の話では2倍~7倍程度のようです。地方の学校では定員割れをすることもあるようですが、合格基準に満たなければ不合格となり、追加募集をするケースもあります。万全な受験対策をする必要があります。

◆認定看護師の試験についての参考記事⇒「認定看護師の2つの試験に合格するための方法【合格者の事例付き】」

◆認定看護師の合格率についての参考記事⇒「【認定看護師の合格率】93%と高い理由と合格するためのポイント」

(ウ)合格したら

合格発表を確認したら入学の手続きを行います。入学手続きの期間は短く、学費の納入が必要になるので確実に行いましょう。

合格しても入学前に課題が出るケースもあるので油断はできません。入学に向けても勉強の時間を設ける必要があります。また、受講のためにはノートパソコンの持ち込みが絶対なので準備をし、メールやエクセル、パワーポイントなどの操作が一通りできるように慣れておくことも大切です。

 

5.入学してからが本当の勝負

入学試験に合格してもホッとしている時間はありません。入学してからが本当のチャレンジです。

(1)授業の内容

どの学校も、日本看護協会の定めるカリキュラムに基づいて授業を構成しています。
◆日本看護協会「教育基準カリキュラム」

ここでは「感染管理」分野の授業内容や授業時間数を紹介します。

区 分 授 業 科 目(時間数)
共通科目 ・看護管理(15)・リーダーシップ(15)

・文献検索、文献講読(15)

・情報管理(15)

・看護倫理(15)

・指導(15)

・相談(15)

・臨床薬理学(15)

・医療安全管理(15)

専門基礎科目 ・感染管理学(15)・疫学と統計学(30)

・微生物・感染症学(60)

・医療管理学(15)

専門科目 ・医療関連感染サーベイランス(45)・感染防止技術(30)

・職業感染管理(15)

・感染管理指導と相談(15)

・洗浄・消毒・滅菌とファシリティマネジメント(15)

学内演習 学内演習(90)
実習 臨地実習(180)
選択科目 学内演習(リソースブックの作成)(15)
総時間数 645時間

(2)在学中は試練の連続

上記の授業内容からもわかるように、約6ヶ月でこれだけの内容を学ぶのはかなりのボリュームがあります。学校を終えた人はみんな在学中の大変さを口にします。授業の前半は講義が多くなりますが、聞いたことのない用語や経験のない事例など、そのレベルの高さを痛感し、予習や復習が欠かせません。

また、参加型の授業も多く、グループワークやプレゼンなどコミュニケーション能力も求められます。レポートの提出や試験、実習計画・報告書などの課題が山積みで、休日返上で勉強に励んでいます。認定看護師を目指す人にはとても高いレベルが求められています。

(3)修了生の声

では、無事に教育課程を修了した人は辛く大変な在学期間をどのように過ごし、どのように乗り越えたのでしょうか。ここでは卒業生の声を紹介します。

【東埼玉総合病院 感染管理認定看護師 村松 千秋さん】

・教えてもらう内容がわからないことばかりで、最初から大きな壁を感じた
・周りの仲間はみんな自分より知識も経験も豊富、焦りを感じていた
・仲間との情報交換の時間が何よりも楽しみ、今でもつながりのある大事な仲間
(参考:東埼玉総合病院 感染管理認定看護師 村松 千秋さん

【佐世保市立総合病院 2期修了生 荒山 美咲さん】

・遠方からで心細い思いをしたことも
・授業を通して考察力、言語化、コミュニケーション能力の大切さを実感
・同じ志を持った仲間との出会い、看護感や価値観を深めることができた
(参考:佐世保市立総合病院 2期修了生 荒山 美咲さん

 

6.まとめ

認定看護師の学校についての理解は深まったでしょうか?ハードルが高く不安に感じる人もいるかもしれません。

認定看護師にはそれだけ高いレベルが求められていることを自覚し、不安をバネに受験にチャレンジして欲しいと思います。

学校へ行くことは認定看護師になるための通過点にすぎませんが、あなたの看護人生にとって大きなプラスの変化をもたらしてくれるはずです。さぁ、あなたも準備を始めませんか!

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この記事の作成者: h.itou