皆さん、「看護師にとってのスキルアップ」について深く考えたことはありますか?

自分の看護師としての今後を考えた時に、

  • なんとなくスキルアップするべきなのでは?
  • このまま単に働き続けるのは物足りない
  • 最近周りがスキルアップしていて差を感じる

といった、将来への不安や、漠然としたスキルアップ意識が芽生えている方も多いのではないでしょうか?

とはいえ、スキルアップを始めるにも、具体的にどうしたらよいのか、どんな道に進んでいこうか迷いますよね。

この記事では、皆さんがスキルアップへの一歩を踏み出せるよう、スキルアップの方法や内容をお伝えするとともに、さまざまな悩みや不安が解消され、あなたにぴったりのスキルアッププランが見つかるようなヒントを紹介させていただきます。

芽生えた意識を行動につなげ、あなたも自分にしかできないことや、自分の経験を生かした看護をはじめてみませんか?

スキルアップを考えている看護師さんへ

みんなが抱える迷いや不安

最初に知っていただきたいのは、スキルアップを考えている中で迷いや不安を感じるのは、あなただけではないということです。

スキルアップへの迷いや不安を抱えている看護師さんはたくさんいらっしゃいます。

ネットの掲示板などを見ていると、実際にそういった悩みの声が多数寄せられています。

少しでもできることを増やしたいです。少しでも『看護師』としての自信を増やしたいです。

引用:看護師お悩み相談室

新しいことに挑戦したいような、このままでいいのかなという迷いがあります。

引用:看護師お悩み相談室

自分の先のことがわからないし、何がしたいのか、どうなっていきたいのか分かりません。

引用:http://www.nurse-community.jp/

このように、スキルアップに関して悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。

ただ一つ言えることは、それぞれの境遇や目指すものはちがくても、どんな方も誇るべき向上心があり、今この記事を読んでいるあなたもまた、その立派な向上心を持つ1人です。

悩みや不安を抱くことは、自身の看護人生にしっかりと向き合っている証拠とも言えるのです。

迷いや不安があるからと、行動にうつすことに臆病にならないで、自分の姿勢に自信を持ち、1歩踏み出してみましょう。

スキルアップを目指す理由

スキルアップは看護師さんにとって、強制的にしなくてはならないものではありません。

無理にキャリアアップやスキルアップを目指すのではなく、ライフプランに合わせたワークバランスを重要視することもまた一つの道です。

では、なぜ多くの看護師さんがスキルアップを目指すのでしょうか?

大きな理由としては、2つの点が考えられます。

まず一つ目は、医療現場の高度化です。

医療技術の向上により、医療に求められることはより細分化され、専門性を必要とするようになってきました。

そういった状況に適応するため、専門性を伸ばせるスキルアップが重要視されています。

次に考えられるのは、結婚や出産、育児といった、ライフスタイルに合わせて復職や転職が可能である看護の職において、スキルアップしていることが、職場選択の幅を広げるといった点です。

スキルアップにより看護師として求められる場が増え、復職や転職といった際にも、看護師としての自信につながるため、多くのひとからスキルアップすることが着目されています。

2つの点から考えて、スキルアップをすることは社会的ニーズにこたえつつ、あなたの成長や自信につながるというため、多くの看護師さんが目指していると考えられます。

体験談から考えるスキルアップの将来性

不安や悩みを乗り越えてスキルアップに挑戦した先には、どんな成長が待っているのでしょうか?

ここでは、実際のスキルアップ体験談を通して、スキルアップがどう将来性につながっていくのか見ていきましょう。

◎がん看護専門看護師へのスキルアップ体験談

がんに罹患した祖父を在宅で看取った経験から、看護師を目指しました。祖父と過ごした最期の時間は大変なこともありましたが、多くのことを学びました。がん看護は、患者さんとご家族のQOLに直接働きかけられるのが特徴です。看護の力によって、患者さんやご家族の生活を大きく変えることができるのです。

引用:ナース専科 現役専門看護師 REAL体験談
◎心理カウンセラーへのスキルアップ体験談

看護師として働くうち、患者さんの心理面のケアをしたいと思い、心理カウンセリングのスキルを学ぶことにしました。数多くのケースをもとに、患者さんとのコミュニケーションの取り方などを学ぶことができ、病院での勤務でも非常に役に立っています。現在は学んで得た知識を最大限に生かし、患者さんのからだと心の両面からさまざまな相談に応じています。

引用:BrushUP学び 看護師受講生VOICE!
◎緊急看護と急変措置に関するセミナー受講の体験談

講義内容もわかりやすく、親しみやすくてセミナーは受けて大正解だったと思います。看護師って日々勉強が必要ですが、時には勉強方法を変えてこういったセミナーで学ぶのもいいなって思いましたね。

引用:http://ns-tensyoku.net/

それぞれ方法も目的も異なりますが、スキルアップを通して3つの将来性につながると考えられます。

  1. 職の幅が広がる
  2. 看護師として自信につながる
  3. 患者さんとのより近い距離でコミュニケーションをとれるようになる。

職の幅が広がるということは、やはりプラスαの技術や知識をえることで、求められる現場が増えるということです。

看護師として適応できる職場をさらに広げられるという将来性があります。

また新たなスキルを身につけることが自分の自信へとつながるでしょう。

自分のスキルに自信を持つことが、患者さんに自信をもって対応することにつながり、患者さんへもっと寄り添える看護師に成長できることが、体験談からも読み取れます。

新たな視点からも患者さんを見てあげられることで、多くのニーズにこたえられる存在へと成長する将来性があります。

このように、体験談を参考することで、スキルアップすることが将来につながり、皆さんの大きな力になることがわかります。

スキルアップに臨む自分に誇りを持ち、さらに成長していきましょう!
 

看護師としての4つのスキルアップ法

では、実際に看護師がスキルアップする方法として、どんなことが考えられるのでしょうか?まず大きな4つの道筋を紹介すると以下の通りです。

  1. 資格取得によるスキルアップ
  2. セミナーや研修によるスキルアップ
  3. 大学・大学院進学によるスキルアップ
  4. 転職によるスキルアップ

ではそれぞれの方法について、もうちょっと詳しく見てみましょう。

まず第1の方法として、“資格取得によるスキルアップ”です。

このスキルアップ方法は、看護師として自分の興味をより深め、資格という形で残すスキルアップ方法です。

具体的な例として挙げると、「専門看護師」「認定看護師」「ケアマネージャー」といったような、看護の現場で生かせるような資格を取ることです。

第2の方法として“セミナーや研修によるスキルアップ”が考えられます。

この方法においては、全国各地で開催されているセミナーや研修に参加することで、現職における苦手分野を克服したり、得意分野をさらに伸ばすといったスキルアップにつながります。

第3の方法としては、“大学・大学院進学によるスキルアップ”があげられます。

研究として看護学を極める道に進むことや、また看護にかかわる知識教養(たとえば心理学など)を大学に進学し、学び直すといったことがあげられます。

また、准看護師である場合には、学士取得をめざし、四年大卒の認定を得ることも道として開かれています。

最後に第4の方法として“転職によるスキルアップ”があげられます。

これは転職を通して、勤務地を変化させることでスキルアップにつなげることや、そのほかにも訪問看護師いった、看護師の経験を活かせる別の職を目指すこともあげられます。

まずは大きな全体像として、どんなことができるのかをつかみましょう。

何となく興味がわくものがあれば、なお幸いです。

少しずつ興味が深まったものに関してより注目して、どんなスキルアップをしていくか絞っていきましょう。
 

看護師の資格取得によるスキルアップについて

資格取得によるスキルアップの特徴と体験談

資格取得によりスキルアップすることの大きな特徴は、まず自分の興味関心を専門的に深められ、その証として資格という形に残るという点です。

周りから見ても、資格を持っているということは、ある分野で秀でていることを根拠づける証になります。こういった点から、転職や将来復職するといった時にも役立ちますし、自分の力がかたちに残ると自信にもつながりますよね。

資格内容はさまざまな分野にわたって豊富であることも特徴の一つです。

また、受験合格を目指すといったようにゴールが明確であるため、何をしたらよいかということが考えやすいです。

実際の体験談をもとに、資格取得によるスキルアップのビジョンを確立していきましょう。

◎認定看護師取得体験談

認定看護師です。メリットは、やはり分野の実践力の向上ですね。学校では、学習の仕方を学び、基礎知識をつくり、資格習得後に現場で実践し、経験を積み重ねていったことで、今ではこの分野の看護に関しては自信がもてるようになりました。わかること、できることが増えると、看護はとても楽しいし、やりがいを持って仕事ができます。患者さん、家族、スタッフからも、ありがたいことに信頼を寄せてもらっています。また、職場や地域で活躍している認定看護師さん、研修学校でともに苦難を乗り越えた同期など、共に頑張れる仲間がたくさんできました。・・・しかし、生半可な気持ちでは認定看護師にならないほうが良いです。なったあとが大変です。続けられなくなり、病院を辞めていく方もいます。本気でその分野を極めたいと思えるなら、自分のためにも病院のためにも、何よりも苦しんでいる患者さんのためになる資格だと思いますので、是非頑張ってください!

引用:yahoo! 知恵袋
◎アロマセラピー資格取得体験談

私とアロマとの出会いは、多忙のため精神的に疲れていた時にアロマトリートメントを受けたことでした。そこで、代替療法の一つとして注目されているだけでなく、自分自身のケアにも役立つアロマを学ぼうと思い立ちました。働きながら一年間みっちり学び、3つのライセンスを取得。現在美容皮膚科で勤務しており、レーザー治療後の炎症を抑えるため、ラベンダーを染み込ませた冷たいコットンで肌を冷やすことを提案しました。リラックスにもなり、患者さまにも喜んでいただいています!

引用:現役看護師さんにおすすめ!資格特集

◎メンタルヘルス資格取得体験談

看護師としての立場や責任が重くなるにつれ、職場の雰囲気に対しての判断力や考え方等、心のコントロールが必要な場面に出会うことが増え、心理学やカウンセリングに関する知識を学びたいと思うようになりました。・・・看護師として多忙な毎日を送る中で、自分自身をケアすることの大切さに改めて気づかされました。学べば学ぶ程、看護師にとって心の健康について学ぶことは大変意義のあることだと痛感。どんどん実践に活かしていきたいです。

引用:現役看護師さんにおすすめ!資格特集

みなさんその後の看護の仕事にスキルアップを生かしているのはもちろんのこと、自分への自信や、私生活での充実にもつなげていることがわかります。

体験談から、仕事と両立しつつも資格取得は目指せることもうかがえます。

資格取得に向いている人とは

資格取得の特徴や体験談を踏まえたうえで、資格取得に向いている人とはどんな人でしょう?自分の心情や状況に照らし合わせてみて、自分に向いているか考えてみましょう。

資格取得に向いている人
  • 形として残るスキルアップを考えている人
  • ライフスタイルに合った学習方法を検討したい人
  • 現在の苦手克服より、新たな知識や技術を磨きたい人
  • スキルアップに長期(半年から~)でじっくりと時間をかけるイメージがある人
  • コツコツと勉強することが好きな人
  • 明確なゴールがないと気が緩んでしまうという人

特徴や、向いている方について考えていくと、「これまでの経験上、飽きっぽい性格」といった方や、「受験や試験勉強が苦手」といった方は、特に慎重に自分に向いているかどうか考えましょう。

というのも資格取得は、受験というものに挑戦しなければなりませんし、そのためにはある程度の期間が必要になります。

受験合格を目指すというゴールが明確である反面、結果も合否といった形で明確です。

興味関心をさらに詳しく勉強することになるため、いきいきと楽しさを感じられるとは思いますが、こういった緊張する面に関しても考慮していきましょう。

取得できる資格とは

具体的なイメージを深めるために、実際にそんな資格が取れるのか見ていきましょう。

まずは科別アンケートをもとに、豊富な資格の中からいくつか紹介させていただきます。

資格名をクリックすることで詳細を見ることができます。

保健師・・・内科看護士、外来看護士、助産師など多くの人が持っている傾向

市町村の保健所や保健センター、企業、学校、訪問看護ステーションなどに所属して、健康相談を開くといった地域の住民が健康な生活を送るためのサポートを行います。

人々の相談に乗る、病気を予防するための健康教室などを開催する、健康診査を実施し早期発見を促す、などが主な仕事となります。

ケアマネージャー(介護支援専門員)・・・介護施設看護師、訪問看護師など福祉にかかわる方は要CHECK!

正式名称は介護支援専門員。

仕事は、要介護者(利用者)、またはその家族からの依頼を受けて、要介護者の健康状態や家族状況、希望などを総合的に把握することです。

要介護者の立場にたって、最も適切なサービスを組み合わせた計画(ケアプラン)を作成します。

認定心理士・・・重視される現代でニーズが高い

認定心理士は、心理学の専門家として仕事をするために必要な最小限の標準的基礎学力と、技能を習得していると認定を受けることができます。

3学会合同呼吸療法認定士・・・内科看護師の方の取得が多い傾向

3学会合同呼吸療法認定士は、認証工学技士・看護師・准看護師・理学療法士が、それぞれの職種において呼吸療法を習熟し、呼吸管理を行う医療チームの一員として、レベル向上を目指すことを目的としています。

資格取得を通じて、呼吸療法の実施およびその遂行に用いる機器の管理など、幅広い領域にわたって専門的な知識や技術を学んでいきます。

ACLSプロバイダー・・・救命救急や産科看護士の方の取得が多い傾向

米国心臓協会(AHA)と提携した国際トレーニング組織である、日本ACLS協会が実施するコースを受講することで認定される資格。

主に医療従事者を対象とし、成人や小児の一次、二次救急処置を学びます。

また、心停止だけではなく、重症不整脈、急性冠症候群、脳卒中の初期治療についても学ぶ。

(参考:嫁は看護師 科別アンケート

専門性に特化し仕事の幅を広げることにつながると感じられます。

数ある資格の中から、5つを例として取り上げましたが、看護師が取れる資格をもっと知りたい!といった方は、以下の記事をさらに読み進めてみてください。

看護師のスキルアップ|体験談からわかる資格が役立つ3つのポイント

看護師のセミナーや研修によるスキルアップについて

セミナーや研修によるスキルアップの特徴と経験者の声

このスキルアップの特徴としては、“明日につながる”スキルアップであるという点です。

研修やセミナーは数日から1日で行えるものがほとんどであるため、学んだ知識をすぐさま今の現場で生かしていくことができます。

また、ある分野の中でも、一部にポイントを絞ってスキルアップに臨めますので、たとえば採血が苦手な方は、そこにポイントを絞って、苦手克服というスキルアップにつなげることができます。

セミナーは基本的に少人数体制が多く、同じような目的をもったひとの刺激をうけながらスキルアップに臨めるのも特徴です。

実際にセミナーや研修を体験したひとの声をもとに、どんなポイントで選んだらいいのか、どう役立っていくのか学んでみましょう。

私は講師を見て、セミナーは選びます。普段自分が購読してる看護雑誌で投稿論文を出してたり、著書を読んだことがあるような講師だったりするとほぼハズレはないですね。自分の興味の方向と外れていないので。一度参加して当たりだった講師は次回どこでどういうセミナーを行なうかチェックします。いろいろなセミナーがありますが、同一講師で同テーマなのに回数多くセミナーしている講師は受講希望者が非常に多いので人気のセミナーみたいですね。

引用:ナースの休憩室

私は循環器病棟に就職して4年目です。初め心電図が読めなくてかなり苦労しました。勉強も苦手だし、参考書読んでも実際の心電図を見たらわからないことも多くあって・・・私のお勧めはハート先生の講座です。時間も午後から3時間ほどですし、ハート先生の参考書も付いてきます。ほんとにわかりやすく教えてくれますよ。講義代も1回5000円(参考書込)ほどで、主婦の私にも痛くない金額です。めんどくさがりやで時間があまり取れない私のお勧めです。

引用:ナースの休憩室

セミナーを選ぶ点や、講師によっても評価や内容が異なることがわかります。

内容とともに行っている講師にも着目するとよさそうですね。

分野を絞っての他口コミや人気も確認しつつ、受けたいセミナーや研修を絞っていきましょう。

2番目のかたの体験談からは、参考書や独学では学べないセミナーの良さがあることがわかります。

直接講義を受ける、目で見て触れて確かめられるといった点もセミナーの特徴であり、良い点です。

セミナーや研修によるスキルアップに向いている人とは?

ここまでの内容を踏まえて、どのようなひとがセミナーや研修によるスキルアップが向いているかチェックしてみましょう。

セミナーや研修に向いている人
  • 現在の職場で、すぐにでもスキルアップしたことをいかしたい人
  • スキルアップに費やす時間は、なるべく短くしたい人
  • 参考書などでの勉強では身につかなかった経験があり、直接講義を受けたい人
  • 自分ひとりで何かするより、他人の刺激があったほうがよい人

セミナーや研修はその講義によって人数の規模がまちまちです。

たとえば大人数での講演会のような形の場合、自分から質問など積極的にいかないと、個人的な疑問が解決されずに、全体の話を聞いてぼんやりと終ってしまうなんてことも、なかには考えられますので気を付けましょう。

また、他人の刺激をあまり受けず、「マイペースにスキルアップしたい」というかたにとっては、少人数制で初対面の看護師さんと勉強することは、周りの目が気になるといった負担に感じるかもしれません。そういった方は、セミナーや研修によるスキルアップに関して、得に慎重に検討するようにしましょう。

セミナーや研修の内容とは

実際に開講されているセミナー内容とはどんなものなのでしょうか?

セミナーや研修は、さまざまな内容が開講されています。

それぞれの苦手に合わせて、「心電図、フィジカルアセスメント、エンゼルメイク、訪問看護、救急看護、薬物療法、アロマ、褥瘡、輸液管理」などに焦点を合わせたセミナーや研修が主には開催されてます。

また、ライフイベントに合わせて、転職や復職の機会が多い看護師さんのためにも、「復職セミナー」といったものも開催されています。

次の2つは実際に開催されているセミナーの例です。

【宮城】初級心電図“基礎と演習”
<モニター心電図判読チェックポイント>
心電図といえばさまざまな波形に悩まされる方が多いようですが、実は原理を覚えれば目からうろこが取れるように理解できるものです。ナースの皆さんが当直時も、不安なく看護業務にあたれるよう本セミナーでは、基礎理論から正常か異常かを判別する波形のポイントや急変時の適切なドクターコールのタイミングなど業務に必要なポイントをわかりやすく説明いたします。(料金 約8000円)
(参考:看護セミナードットコム

【東京】何を考え!どう処置する? 小児救急看護
<小児の特殊性とフィジカルアセスメント>
核家族化や少子化など子どもとその家族を取り巻く環境は大きく変化しています。小児救急看護においては、子どものフィジカルアセスメントや重症度・緊急度に応じた適切な処置・ケアの提供はもちろんのこと、子どもの発達や家族の状況に応じた育児支援・環境調整などが必要となります。子どもとその家族が安心できる関わりのヒントになればと考えます。
(参考:看護セミナードットコム

具体的にここを伸ばしたい、苦手な分野がはっきりしているという方は、ぴったりのスキルアップセミナーがきっと見つかるかと思います。

詳しい内容や費用、また開催地に関しては、多数のセミナーや研修をリアルタイムで紹介するこちらのサイトを参照してみてください。



 

大学・大学院進学によるスキルアップについて

大学・大学院進学によるスキルアップの特徴と経験者の声

進学によって目指すスキルアップは、“知識教養を深める”といったスキルアップになります。

特に、大学・大学院進学(-教育)は、時間とお金の未来への“投資”です。

それは生涯生きる知識になりますし、人脈やコミュニティを広げられるといった特徴があります。

このネットワークは、将来の職場や仲間につながることもあり、その人しかえられない大きな財産です。

学習の仕方も、近頃は通信制大学であったり、奨学金制度など、柔軟になってきています。

実際に大学院に進学しスキルアップしたひとの声を参考にしながら、具体的にどう将来につながっていったのか、実際の例としてみてみましょう。

現在の病棟で働き始めてから半年程焦りを感じていたのですが、このままでは変わらないと思い以前転職の際にお世話になったコンサルタントに、相談に乗ってもらいました。そこで貰った答えが「大学院に進学する」事でした。

キャリアアップと言うと新たな診療科に勤めたり、大きな総合病院などに勤めて自分のスキルを磨く、といった事ばかり考えていたのでまさに目から鱗でした。そこで私は大学院に進学する事を決意し、今年から大学院に進学しました。

看護系の大学院では様々な背景をもった人がフルタイムで働きながら通っているので、心強くもあります。そして色んな人や価値観と触れ合い話し合う事で、自分も磨かれて行きます。ずっと日々流れてきてしまっていると感じる今、一度立ち止まって、自分の行ってきた看護を見直し、さらに立体的に考えられるようになるのではないかと思います。

引用:http://看護師やめたいcom/

さまざまな道で悩んでたこの体験者のかたも、大学院という道に進むことにより、自分に刺激をあたえるコミュ二ティに出会えたが、読み取れます。

得た知識や考え方が、彼女にとってスキルアップはもちろん、生涯の財産として大きく残っている印象をうけとれますね。

学問研究によるスキルアップに向いている人とは?

ここまでの話を踏まえて、どんな人に向いているのか考えて見ましょう。

大学・大学院進学に向いている人
  • じっくりと看護学の知識を学びたい人
  • 新しい看護のコミュニティを広げたい人
  • 研究に興味がある人
  • 大学や大学院といった多数の人と関われる環境で、勉強したい人
  • 学士取得に興味がある人

一つの基準ではありますが、チェック項目に当てはまるような方は、学問研究のみちに進むことも検討の価値があると思います。

一度現場経験をした身だからこそ、わかる知識や、深めたい知識が出てくることもあるでしょう。

そういったかたは是非積極的にチャレンジしてみましょう。

大学・大学院進学によってできることとは

看護学やそれに関わる知識を深める

大学・大学院に進学する場合は、看護学やそれに関わる学問を深めるということが、まず一つの道です。看護学は、身体的な健康だけでなく、人間の心理的、社会的な部分もふくめ、トータルに見る学問です。

そのため、他の学問領域とも幅広い関連があり、健康社会学、公衆衛生学、心理学、経営学、社会福祉学などの学問を学ぶことも、看護師としての知識を深めることにつながります。

大学院においては、より深く、“研究”という形で看護学を深めていくかたちになります。

学士取得を目指す

大学・大学院進学によるスキルアップの1つとして、学士(看護学)(教養)の学位取得”が考えられます。

こちらは主に、専門学校や短期大学などで看護師資格を取得した方が、四年制大学の学位の取得を行うという選択肢です。学位を得ることで、転職の際に大卒として扱われるようになる、大学院に進む資格を得ることができるといったスキルアップの道があります。

「職場待遇のさらなる向上」「看護師としての自信」「大学院進学資格」などのスキルアップにつながっていくのが、学士取得の道です。現在では、通信制の大学を利用して取得を目指すことも可能です。
 

看護師の転職によるスキルアップについて

転職によるスキルアップの特徴と経験者の声

転職によるスキルアップの特徴は、なによりも“職場環境が変わる”といった点です。

職場環境が変化することで、そこに適応するためにも新たなスキルが自然と求められ、自分を成長させることにつながります。

看護師として勤務先を変える場合に関してはもちろんですが、ほかの職に就いた場合でも、看護師としてのこれまでの経験はいかしていけます。

実際に転職を経験された看護師さんの声を聞いてみましょう。

◎外科勤務から大学病院勤務への転職

私は当時、看護師1年目からこんな勤務で良いんだろうかと疑問に思いました。もっと沢山の経験を積んで、知識も技術も磨きたい気持ちが大きかったんです。思えば、その環境でも自分のやる気と工夫次第でスキルアップは出来たと思います

でもやっぱり、1年目にしてその満足いかない勤務というのに不安も感じてしまいました。短大の同級生より、知識と技術に遅れがあると思ったからです。そして転職のために退職。そこで、転職を考えるようになりました。

大学病院で、もっともっと高レベルな看護師になりたい。そう思い、所属の師長に話して転職の就職試験に行かせてもらいました。転職してからは凄く忙しく、そして楽しく仕事が出来たので、そんな看護師生活に満足出来ていました。

スキルアップを目的として、思い切って転職をして良かったと今では思います。

引用:http://www.anzfss2010.com/

体験談からも感じ取れるように、自分のやりたいことできる職場だと、いきいきと仕事にむかえていますね。

看護の世界では、転職は多くの方が経験していることです。というのも、女性であることからライフイベントにあわせて皆さん転職や退職を経験されている方が多いためであり、転職に関して受け入れる理解力が浸透していると感じます。

現在の職場に満足してない方をはじめ、転職を機に、スキルを磨くのも、素晴らしいスキルアップの道です。

転職によるスキルアップに向いている人とは

特徴や体験談をふまえて、どういった人が転職に向いているのかどうかまとめました。

転職に向いている人
  • 現在の職場環境に不満がある人
  • 現職でなく、もっと携わりたい分野がある人
  • 看護師として、現代社会の問題に向き合い、やりがいのある仕事を開拓したい人
  • 病院以外での勤務に興味を感じる人

転職によるスキルアップで特に求められることは、現場適応能力です。

もちろん、この能力をいかしていくことこそ、スキルアップにつながるため、多少不安があってもあなたの成長につながることは確かですが、医療技術の適応能力以外にも大事になってくるのが、新しい職場でどういった人間関係を築いていくかということです。

「1から人間関係を築くのが苦手」といったかたには、こういった面で負担になる可能性もありますので、特に自分に合っているか慎重に検討するようにしましょう。

転職でできることとは

勤務先を変える

勤務先を変え、新たな領域で自分の力を試してみることもスキルアップにつながる有効な方法の一つです。

現在勤務している場所に、物足りなさや不満を感じるようであれば、転職し勤務先を変えることもまた、あなたの成長につながることでしょう。

新たな環境に身を置くことは、これまでとまた違った知識、技術を要するため、看護師としての技術や知識の面でさらなる幅を持たせることができます。

現場経験をとおしてもっと自分を高めたいが、現在の環境では難しいといった方は、積極的に検討してみましょう。

転職後に『こんなはずじゃなかった…。』と後悔しないためにも、転職する前にはその病院が本当にスキルアップできる病院なのか、自分に合った病院なのか詳しく調べる必要があります。

ただ調べるのには時間もかかりますし、自分で上手く調べられない方もいらっしゃると思います。そういう方は転職サイトを上手く利用しましょう。

担当のキャリアコンサルタントが個人では調べにくい内部情報(どんな経験・知識が得られるのか、資格取得の状況や支援制度について等)を教えてもらえます。
【2016年最新版】看護師転職サイト口コミランキングはこちら

病院以外で看護師の資格を活かす

病院勤務ではなく、別の職場や職によって看護師の資格を生かしていく道です。

福祉の面では、齢者施設で働く施設看護師」や、老人の自宅での看護に努める「訪問看護師」や、訪問看護ステーションなどの経営まで行う「開業看護師」などが考えられ、高齢社会の中でニーズも高まっています。

また、このほかにも、旅行や研修などに添乗し、ツアー参加者の健康管理につとめる「ツアーナース」や、ライブ等のイベント会場において、来場者の健康管理につとめる「イベントナース」といったものも注目されています。

看護の知識を生かして、「製薬メーカー」や「医療機器メーカー」での勤務を目指すこともまた一つです。

高齢社会が進んでいることもあり、とくに「訪問看護師」への注目は高いです。

(参考:訪問看護師になるには?未経験から転職するために知っておきたいこと

実際に訪問看護師として働くかたの声を参考に、病院以外で働くとはどのようなものかみてみましょう。

「訪問看護師として働きたい・・・」その想いでこの世界に飛び込み、4ヶ月が過ぎました。今でもわからないことが多く一人で判断することに自信が持てず先輩ナースにすがりつく毎日です。

訪問看護は看護師のエキスパートといわれるほど知識と技術を豊富に携えていないと務まらない職種だと思います。私は知識も技術も未熟で「こんな頼りない私でごめんなさい。でも貴方のことが大好きなので精一杯やらせていただきたいのです。」と担当させていただいている利用者さまに対していつも心の中でつぶやいています。

「本当に私でいいのかな・・・」そんな思いが渦巻いていたある日、機能訓練中の93歳の男性利用者さまから「週に1度でも来てくれるだけで安心して暮らせるんだよ。来週も診てもらおうって目的があるから張り合いも出るしね。これからもよろしくお願いしますね。」そう言っていただけたのです。私は胸と目頭が熱くなるのを必死でこらえながら、「いえ、どうぞこちらこそ」とお応えするのがやっとでした。

私を頼りにして待っていてくださっている・・・そう思った瞬間、自信のない弱気な自分のまま利用者さまと接してきたことを反省しました。今の私は知識や技は未熟で看護師のエキスパートには程遠いかもしれません。しかし、利用者さまの胸にそっと耳を当てて心の声を聞き取りながら利用者さまの思いや不安などを理解できるエキスパートになりたいと強く感じています。

引用:一般社団法人北海道総合住宅

この体験談からわかるように、まだまだ新しい道であり、悩みや不安を抱えて挑戦しながら、利用者さまとの関わりのなかで大きなやりがいと自分の役割意識を実感していることがわかります。

訪問看護師を筆頭に、幅広い職場で、看護師はこれからもさらにニーズが増えていく存在でしょう。

それぞれの職場のメリットやデメリットに関しては、以下のサイトで詳しく知ることができます。

興味関心が高まった方は是非参考にしてみてください。

(参考:病院以外で看護師資格をいかせる職場とは?
 

スキルアップを始める前にやるべきこと

スキルアップへの意志や道筋が定まってきたでしょうか?ここでは実際にスキルアップに踏み出す前の、最終確認として認識しておいてもらいたいこと、注意点をお伝えさせていただきます。

スキルアップの注意点

スキルアップへ踏み出したあなたがどの道に進む選択をしたとしても、看護師として成長するということは明白です。

ただ一つ注意点としてお伝えしたいことは、看護の世界において、“成長=待遇UP”ということが必ずしも成り立つわけではないということです。

あなたが努力した分だけ、その力は患者さんたちや同僚に伝わることは確かですが、待遇が良くなる、つまり具体的に言えば給料が上がるといったことが確実に保証されるわけではありません。

まったくないわけでもありませんが、大幅な待遇UPを見込んでスキルアップをし、結局納得のいく結果に至らず、スキルアップしたことに後悔を覚えないようにしていただければと思います。

リサーチと計画を心がけよう

今回スキルアップの方向性が定まってきたという方は、具体的な的を絞ったうえでの、さらなるリサーチを行いましょう。

コチラの記事でも紹介させていただいたように、何か1つのことをスキルアップするにおいても、費用や負担はそれぞれ異なってきます。

さらなるリサーチを進め、具体的に計画を立てるようにしましょう。

特に働きながら、家庭との両立をしながら、スキルアップを目指す場合、費用や時間的な面で両立していけるのかな?と、多くの方が不安に思われるかと思いますが、これまで取り上げてきた体験談の多くが、仕事をしながらであったり、家庭と両立しながら行われたものです。

両立できない、といったことはないでしょう。

ただし、計画の段階で時間的な面や金銭的な面で、無理のない範囲か、ある程度ゆとりをもてているか、確認してみましょう。

無理な計画は、後々あなたを焦らせてしまうことになりますので、そういった面からも、事前にリサーチし、しっかり計画を立てるようにしましょう。

最後はあなたの向上心

何をしていくにも、最後に大切になってくるのは“あなたの向上心”です。

看護師さんに限った話ではなく、成長するためには、多少の困難や負担はどうしてもつきものです。

そんな時によりどころになるのは、あなたの向上心です。将来を見据え、成長に向かってその気持ちを大切にしていただければと思います。
 

おわりに

ここまで読み進めることで、どういった方向にスキルアップしていこうか、少しでも具体的になっていたら幸いです。

今回わかったこと、興味がさらに強くなったことをもとに、あなたがスキルアップへの大きな一歩を踏み出し、看護師として成長できることを願っています。

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