プリセプターになると、自分の目標や新人ナース・プリセプティの目標など「目標」を立てたり、立てるサポートをしたりする機会が増えます。

でも、プリセプターという役割にはどこかやらされ感があって、「プリセプターを通して自分がどうなりたいのか/何を目指したいのかよく分からない…」という方も多いのではないでしょうか?

この記事では、あなたがプリセプターに対するやらされ感を払拭して、「よしっ!私はこれを頑張ろう」と心から思えるようになるための目標設定の方法をご紹介します。

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誰でもできる!良い目標を立てる4つのステップ

《良い目標》と《悪い目標》の違いとは?

この記事でいう「良い目標」とは、誰もが納得できて、あなたの成長につながる目標です。

そして、このような目標を立てるためには、押さえるべき2つの要素があります。

  • 看護部や病棟の目標、自身の役割から落とし込まれていること
  • 自分の成長につながる目標であること

これだけでは分かりづらいので、具体的な目標に置き換えて考えてみましょう。

■良い目標
  • 職場メンバーと一体感を持って新人ナースの指導に取り組めるように、(私が)職場メンバーの新人ナースに対するストレスが少なくなるような指導依頼の方法を取れるようになる
  • 新人ナースが困ったときに安心して頼ってもらえるように、問題が起きたとき・自分では対応できないことがあったときに、(私が)イライラや動揺を態度に出さず落ち着いて対応できるようになる

職場メンバーと協力することや、新人ナースの相談役になることはプリセプターにとって重要な役割です。

また、そのための手段として、依頼方法の工夫や自分の感情のコントロールなど取り組む課題がはっきりと示されています。

■悪い目標
  • 新人ナースとプライベートで付き合えるくらい仲良くなる
  • 新人ナースが困ったり悩んだりしたときに、自分から相談しにくる

1つ目の目標は、何のために仲良くなるのか目的が分からないので、友達になりたいだけだと誤解される恐れがあります。

また、2つ目の目標は、そのために何をするのか?が書かれていないので、自分の取り組む課題がはっきりしません。

悪い目標を立ててしまうと、せっかく時間をかけて考えても上司に「やり直し!」と言われてしまいます。

良い目標を立てて気持よくプリセプターをスタートするためにも、次から紹介する4つのステップを実践してみましょう。

良い目標を立てる4つのステップ&目標設定シート

自分で考えた目標が「悪い目標」になっていても大丈夫です。

次の4つのステップをきちんと踏んで考えることで、誰でも良い目標を立てることができます。

  • ステップ1:問題を洗い出す
  • ステップ2:問題を選ぶ
  • ステップ3:課題を設定する
  • ステップ4:成果を明確にする

この手順にそって目標設定を進めるためのワークシートを用意しました。

「細かい説明は後にして、とりあえずやってみたい!」という方は今すぐはじめることができます

逆に、「このシートを見ただけでは進め方が分からない…」という方は、次の章から詳しく説明していくので、このまま読み進めてください。

プリセプター 目標

目標設定シートをダウンロード

【大前提】3つの視点から見たプリセプターの役割

「なぜ最初にプリセプターの役割が来るのだろう?」と不思議に思うかもしれません。

でも、ここをきちんと押さえることが、良い目標をつくるための要件の1つ目がクリアするためのカギとなります。

看護部や病棟の目標、自身の役割から落とし込まれていること

「上司」「新人ナース(プリセプティ)」「プリセプター」の3つの視点から確認していくので、重要だと思う部分をシートにメモしながら読み進めましょう。

視点①:上司から見たプリセプター

どうして?3年目前後の看護師さんを選ぶ理由

プリセプターシップは、プリセプターをする看護師さんがまだ完ぺきでないことを前提にして、新人ナース(プリセプティ)とともに学び成長するための制度だといえます。

というのも、もともとプリセプターシップはアメリカで研修医の指導のためにつくられた制度で、

  • 上司は現場の情報をすべて知っているとは限らない
  • 上司が相手だとフレンドリーに質問や相談ができない

という理由から上司ではなく年の近い先輩医師が教えるようになりました。

あなたも職場で働いていて、師長には質問や相談はしづらい…と少なからず感じたことはないでしょうか?

ですので、プリセプターに3年目前後の看護師さんが選ばれるのも、師長さんよりも現場の状況をよく知っており、職場での経験年数が浅いぶん新人ナースの気持ち・状況がよくわかるという理由からなのです。

実はよく知らない!プリセプターに求められている行動

プリセプターになったものの、一体誰に何をしたらいいのか分からない、あるいはハッキリしていないという方も多いのではないでしょうか?

『新プリセプター読本 改訂2版』(永井則子著/MCメディア出版)には、プリセプターが関わる人たちに取るべき行動について、次のように書かれています。

  • 上司の補佐としての行動

・経営方針と上位教育目標・方針の関連を理解する
・病棟師長の目標・方針の指示を受け、実施計画に反映させる
・業務・指導マニュアルの改善整備の提案をする
・指導の状況を報告し、指導や助言を求める
・ペア勤務・代行指導の状況を報告し要望があれば伝える
・新人の成長、健康状況などが極端に悪い場合、上司による直接指導を依頼する
・活動の中間評価をし、上司の評価や意見を聞く。また指導を仰ぐ
・次のステップの計画を出し、調整を行う
・上司を通じて、教育委員会へ新人や自己の集合教育の機会を提案、依頼する

  • 新人ナースへの行動

・指導計画を立案・実施する
・学習への動機づけをする
・評価と励ましをする
・評価後のフォローをする
・成長段階でつねに精神面での支えとなる
・計画のズレを調整する
・社会人として、ナースとしてお手本になる

  • 職場メンバーへの行動

・代行指導者へ指導の依頼をする
・代行指導者へ経過状況や指導内容などを伝える
・代行指導者からの報告を受ける
・新人の学習テーマをオープンにし、職場メンバーに協力のポイントを示す
・他のプリセプター(実地指導者)に助言や支援をする
・プリセプター(実地指導者)会議で報告し、アドバイスや協力依頼をする

「こんなにたくさんのことを覚えられない…」と思う方もいるかもしれませんが、プリセプターの期間を通してすべてのことを経験するわけではありません。

むしろ、いつも心がけたいのは「プリセプターは、上司や職場メンバーと協力が必要なときに快く引き受けてもらえる人間関係を育み、新人ナースが気持ちよく学べる環境をつくる役割を担っている」ということです。

視点②:新人ナース・プリセプティから見たプリセプター

新人ナースの7割が求める2つの要素

名寄市立大学が看護学生に行った調査によると、プリセプターに対して「教え方のうまさ」と「精神的な支援」を求めている学生が多いという結果が出ています。

画像③

そして、その2つの項目を詳しく見てみると、以下の項目が大半を占めています。

  • 「教え方のうまさ」について

①良い部分と出来ない部分の両方を見て指導してくれる(29%)
②具体的にわかりやすい指導をしてくれる(27%)

  • 「精神的な支援」について

③質問・相談のしやすい雰囲気がある(32%)
④優しく指導してくれる(29%)

「こんな人がプリセプターだったら良かったなぁ」と感じた人も多いのはないでしょうか。

②のわかりやすい指導については経験を積んでスキルを磨くしかありませんが、その他の項目はふだんの心がけで変わるものなので、深く理解するためのポイントを書いていきます。

優しい指導について

優しい指導というのは、甘やかすこととは違います。

看護師には「患者さんに良い看護を提供する」という目的があり、新人ナースが間違っていることをしたら、たとえ言いづらくても患者さんのために言わないといけません。

でも、新人ナース・プリセプティはできないことの方が圧倒的に多いというのも事実です。

なので、できていないところだけはなく、それを克服しよう・良い看護をしようと努力している姿を1つでも多く見つけて・言葉に出して伝えることが大切だと思います。

質問・相談しやすい関係について

自分も忙しいのに新人ナース(プリセプティ)の話をゆっくり聴くのは大変なことかもしれません。

でも、相談や質問をしやすい関係をつくることで、新人ナースが学びやすい環境ができるだけではなく、あなた自身にもいいことがあるのです。

  • ミスが減るので、新人ナースが自信をなくしたり、あなたがその後のフォローをすることが減る。
  • 仕事を覚えるのが早くなるので、次第にあなたの負担が減ってくる。
  • あなたがうっかりミスをしたときに、教えてもらえるようになる。

そして、お互いにとって良い関係をつくるためには、次のような普段のスキンシップを大切にして、新人ナースにとって「話しかけやすい人」「自分の話をよく聴いてくれる人」である必要があります。

  •  コミュニケーション頻度の確保

・元気に挨拶をすること
・シフトが合わなくても姿を見かけたら一声かけること

  •  傾聴と共感

・質問や相談にきたら、最後まで話を聴くこと
・話の途中で、答えたりアドバイスしたりしないこと

  • ポジティブなメッセージ

・質問や相談にきたら、ウェルカムな姿勢で迎えること
・「~したら上手くいくよ!」のようなポジティブな言葉をかけること

視点③:プリセプター自身から見たプリセプター

ここからは、先輩プリセプターの方々がプリセプターの活動を通して何を学んだのか見て行きましょう。

プリセプターとして、プリセプティを育てていく上で、最も重要だと感じているのは、プリセプティの個性を伸ばしてあげることではないかと思います。そのためにはプリセプティの個性を見極めることが必要です。


私も入職して3年目ですが、初めて指導する立場になって、そのことが身に染みて分かるようになりました。プリセプターを経験すると人を見る観察力が、本当に磨かれます。

引用:横浜南共済病院

最初は、責任の重い役割は、私にはまだ早いのではないかと緊張感と不安での始まりでした。しかし、そんな思いも病棟ナースの支援があったため次第に解消していきました。


…プリセプティには、自主性を持たせるために、はじめから答えを出さずに本人へ考えさせる機会をもつようにするなど、関わり方がわかってきました。プリセプティが努力している姿をみるうちに私も頑張ろうと思いました。

引用:飯塚病院

3年目にプリセプターを任された時は、とても不安でしたが、プリセプティと一緒に学習していくことで、自分の知識や技術を再確認することができ、とても良い経験になりました。


また、プリセプティが日々成長する姿を見て、うれしく頼もしく思いました。先輩として責任の重みやプレッシャーもありますが、スタッフからの助言やプリセプター同士の思いを話すことで、支えられてきました。

引用:琉球大学医学部付属病院

したがって、プリセプターを経験することで、

  • 人の個性を見極める観察力
  • 人の主体性を引き出すための関わり方
  • 看護に関する知識や技術の再確認

などの能力が磨かれていきます。

プリセプターの役割をまとめる

ここまで3つの視点からプリセプターの役割を見てきました。

ここで学んだことをシートにまとめてみましょう。

ただし、プリセプターシップの運用方法は病院によって微妙に異なるため、プリセプターに求められていることも少しずつ違っています。

なので、さらに理解を深めたい場合は、先輩プリセプターや師長さんに聴いてみるのもいいかもしれません。

【実践編】4つのステップを使った目標の立て方

ステップ1:問題を洗い出す

「問題」とは何か?

この記事では、「問題」を次のような意味で使っています。

問題=あるべき姿(目指すべき結果や状態)-現状

これをプリセプターに置き換えて考えてみましょう。

「あるべき姿」とは、先ほど確認した上司(病棟師長)や新人ナース(プリセプティ)がプリセプターであるあなたに求めていること、つまり役割にあたります。

そして、「現状」とは、今の時点であなたが身につけている看護についての知識やスキルにあたります。

ですので、まだプリセプターの役割を確認していない方は、上に戻って確認してください。

そして、プリセプターの役割が自分なりに整理できたら、現状の自分と照らしあわせて、今の自分にどんな知識や能力が足りていないものを「問題」として洗い出していきましょう。

問題を洗い出すときのコツ

問題を洗い出すときのコツは、問題を「知識」「技術」「態度」の3つに分類することです。

ただし、出てきた問題をどこに分類しようか悩まず、問題点をできるだけ多く出すことに集中しましょう。

  • 知識

・OJTについての知識がない
・新人ナースのメンタルをケアするための知識がない
・新人ナースに効率よく学んでもらうための知識がない
・看護業務についてなぜそうするのか理由を説明できるだけの知識がない

  • 技術

・わかりやすく教えることが苦手
・日々の看護業務でまだ不安なところがある
・職場メンバーとの協力関係がうまく築けない
・うっかりミスが多い

  • 態度

・想定外のことがあると動揺したりイライラしやすい
・先輩ナースや上司の前だと恐縮してうまく話せないことがある
・その日の気分によって人への接し方にムラがある
・相手のよくないところばかりに目がつく(良いところを見つけられない)

ステップ2:問題を選ぶ

次はさきほど洗いだした問題に優先順位をつけていきましょう。

というのも、一度にあれもこれもと手を広げてしまうと、結局どれも解決することができず立ち往生してしまうからです。

問題を選ぶときには、以下の2つのポイントを判断基準にするといいでしょう。

■ プリセプターの役割を果たすのに影響が大きいもの

[例]いつも新人ナースとシフトが被るわけではないで、職場スタッフの協力を得ることができないと、新人ナースの指導のペースが遅れてしまう可能性がある。

■ それを解決しないと次にいけないもの

[例]まずは自分が日々の看護業務について「なぜそのようにするのか?」を説明できないと、新人ナースにわかりやすく教えたり、疑問に答えたりすることができない。

ただし、自分ひとりではどれから手をつけたらいいか迷う場合もあります。

そのようなときは、先輩プリセプターや師長に何に優先してとりくむべきかヒアリングするとよいでしょう。

そして、問題が選び終わったら、先ほど書き出した問題のところに丸や下線を引いてわかりやすくしておきましょう。

ステップ3:課題を設定する

問題を選び終えたら、それぞれについて課題を設定していきましょう。

課題を設定するときには、「なぜその問題が発生しているのか?」を考えます。

[例]職場メンバーとの協力関係がうまく築けない

まずは「信頼関係がうまく築けていない」という状態を実際にあった事例にあてはめて考えると、次のようになりました。

  • 職場メンバーがいつも忙しそうにしている(自分も忙しい)ので、仕事中にメンバー間でコミュニケーションを取る頻度が少ない。1人ひとりが自分の仕事にだけ目が行っている。お互いの看護観や仕事上のクセなどを理解し合えていない
  • 休憩中は気の知れた人としか話していないので、その他のメンバーとコミュニケーションを取る機会が少ない。ふだん何を考えているのか分からない

なので、課題の一例としては、

  • ふだん話すことが少ない職場メンバーともコミュニケーションを重ねてお互いの看護観や特徴を理解する

というものになります。

ステップ4:成果を明確にする

課題の洗い出しが終わったら、その課題に取り組んだことよって得られる成果(結果)を明確にします。

ここでいう「明確にする」とは、「何が、どのような状態になっていれば、目標を達成なのか」を数字や期限などを使って、具体的にイメージできるようにしておくということです。

達成期限や数値目標まで設定することができればベストですが、難しい場合は「目標を達成したときの様子について固有名詞などを使ってできるだけ具体的に書く」ことで、◎○△×の4段階評価は最低限できるようにしましょう。

また、「ビッグワード」と呼ばれる、人によって解釈が変わる言葉にも注目しましょう。この言葉を見つけたときに、「具体的にどういうことだろう?」と踏み込んで考えてみると、さらに言葉が明確になります。

[例]職場メンバーとの協力関係がうまく築けない

  • 課題:ふだん話すことが少ない職場メンバーともコミュニケーションを重ねて看護観や特徴を理解する
  • 成果:職場メンバーの看護観や仕事上のクセに合わせて新人ナースの指導依頼ができており、自分のシフトが合わないときも新人ナース・職場メンバーともにストレスのなく指導が進められている

目標としての体裁を整える

問題・課題・成果を組み合わせて目標をつくる

目標は今まで書きだした、問題・課題・成果の3つを組み合わせて、以下のような形でつくります。

「問題」を解決するために、「課題」を行い、「成果」を実現する

具体的には、次のようになります。

[例]職場メンバーとの協力関係がうまく築けない

職場メンバーと協力して新人ナースの指導を進められるよう、ふだん話すことが少ないメンバーともコミュニケーションを積み重ねて看護観や特徴を理解し、それを踏まえた指導依頼をすることで、自分のシフトが合わないときも新人ナース・職場メンバーともにストレスがなく指導が進められている。

最後に!良い目標の4つのチェックポイント

目標ができあがったら、最後に次の4つのポイントを満たしているかチェックしましょう。

  • プリセプターの役割に合っているか?

これまでの流れを踏めば大きくズレることはないと思いますが、もう一度プリセプターの役割に合った目標になっているかチェックしましょう。

  • 前向きな目標になっているか?

目標は立てることが大切なのではなく、行動し継続することに意味があります。なので、見返したときの自分のモチベーションが上がるような言葉が使われていた方がいいでしょう。

《モチベーションが上がる言葉の例》

惹きつける 魅了する 達成する 実現する 到達する 追加する 完了する 終了する やり遂げる やり終える やり抜く 完成する 終了する 叶える 積み重ねる 終わる 断つ ゴールする 決定する 決断する 変わる 変化する 気づく 決める 取る 獲得する 身に付ける 始める 実行する 超える ふさわしくなる なじむ 選ぶ イメージする

(参考:ザ・コーチ – 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』

  • すぐ実行に移せる目標になっているか?

目標は「今、どんな行動を取れば目標の達成につながるのか?」を考えられるものでないといけません。

  • 具体的な目標になっているか?

具体的にするためのコツは、「ビッグワード」に注目することです。ビッグワードとは、人によって解釈が変わりそうな言葉をいいます。この言葉に気付いたら、自分はどういう意味でこの言葉を使っているんだろう?と落としこんで考えましょう。

参考にした本

ここでは、この記事を書くにあたって参考にさせていただいた本をご紹介します。

さらに目標設定について理解を深めるにはもってこいなので、興味のある方は読んでみてください。

絶対に達成する技術(永谷研一著/中経出版)
目標設定というと、こころもちや精神論が語られる本が多いのですが、この本では著者の経験とデータに裏打ちされたノウハウが書かれています。今までたくさん目標を立ててきたけど、どれも達成できなかった…という苦い経験をお持ちの方におすすめの一冊です。

ザ・コーチ 最高の自分に出会える「目標の達人ノート」(谷口貴彦著/プレジデント社)
目標がノルマのように感じる人には、ぜひ読んでいただきたい本です。ストーリー仕立てなので難しい本が苦手という方でも読みやすいですし、目標をあなたがなりたい自分を実現するための方法として活用するための知恵がつまっています。

個人、チーム、組織を伸ばす 目標管理の教科書(五十嵐英憲著/ダイヤモンド社)
どちらかと言うと、上司の方が読む本です。でも、プリセプターの目標のように、前提として病院や病棟の目標がある場合に、そこから個人の目標へ落とし込むための方法が紹介されています。

おわりに

なかなかやり方が分からない目標設定ですが、今回のような手順を踏めば、誰でも良い目標を立てることができます。

プリセプターの役割を終えてからも、病院によっては毎年目標を立てるところもあるので、ぜひ今回の方法を応用して使ってみましょう。

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