「看護師は面接に強くならなければならない」と言えるかもしれません。

なぜなら、看護師の選考の場では、就職・転職問わず面接がありますし、看護学校入試や病院以外の施設の場合でも、必ずといっていいほど面接が行われているからです。

大きな理由として、看護師の仕事に必要とされる、『医療・看護の知識と技術』と『患者や医師とのコミュニケーション能力』は、書類や試験だけでは推し量ることが難しいことが挙げられますが、大事なのは、『面接が、合否の一番の判断基準になることが多い』という事実です。

「面接は苦手だ」「緊張してうまくいかない」という人も多いでしょう。

しかし、面接はちょっと仰々しい『挨拶の場』であって、過度に怖がる必要はありません。

ここでは、看護師の面接に必要な情報やポイントを、ひととおり全部集めてあります。

面接に行く前に、しっかりと準備をしておくことで、だれでも自信をもって面接を受けられるようになります。

看護師面接の心得

面接で見られるポイント

面接を通して、どんなところが見られていると思いますか?

  • 看護師として、きちんと仕事ができる人か?
  • 前向きで、やる気がある人か?
  • 組織の中で、うまくやっていける人か?
  • 問題がなく、長く働いてくれる人か?

採用する側は、このような点を見極めようとしています。

ですから、病院や施設、学校に合わせて、働く姿勢、学ぶ姿勢をしっかりとアピールすると共に、不安な点を感じさせないようにすることが、面接のカギになります。

質問に答える時の注意点

面接で合格するためには、自分の良さを表現する力が必要になってきます。

  • 受け売りやよくある話、例文などを、そのままセリフのように話さない。
  • 前向きで意欲のある発言を心がけ、言い訳や文句を述べない。
  • 見栄を張ったり、よく見せようとし過ぎず、ありのままの自分をアピールする。
  • 自分だけのオリジナルで具体的な話を盛り込み、自分らしさを出す。

これらの点を意識し、予想される質問について、自分のことをよく振り返り、伝えたいことを事前にまとめておくことで、面接の場でも落ち着いて受け答えすることができるようになります。

質問対策:例文と回答のポイント

よく聞かれる9つの質問&回答集

ここでは、看護師の面接でよく聞かれる9つの質問を、例文と共に紹介していきます。

アピールのポイントを参考に、自分なりの回答を紙に書きだしながら、考えてみてください。

この作業をしておくことで、面接で伝えたいことが頭の中で整理され、自分の言葉で話せるようになります。

志望動機を聞かせてください
あなたの長所を教えてください
あなたの強みは何ですか?
あなたの短所を教えてください
あなたの弱みは何ですか?
趣味と特技を教えてください
あなたのストレス解消法を教えてください
最近のニュースで関心を持ったものがあれば教えてください
単願ですか?併願ですか?

「自己紹介」と「自己PR」の違いとは?

自己紹介をしてください
自己PRをお願いします

転職・復職の場合の質問&回答集

中途採用・再就職の人にとっては、今までの経歴・経験が何よりの武器です。

志望先で活かせることは具体的にどんどんアピールしてください。

ただし、「なぜ転職するのか」「またすぐに辞めないか」ということは採用側にとっても心配なので、必ず聞かれます。

スキルアップや夫の転勤など納得してもらいやすい理由もあれば、人間関係やブランクなど説明しづらい事情の時もあると思いますが、前向きな今の気持ちをしっかりと伝えることが大事です。

経歴と実務経験を教えてください
あなたの看護観を教えてください
当院で何をやりたいですか?
希望配属先はありますか?その理由は何ですか?
転職回数が多いですね
お子さんが小さいようですが、大丈夫ですか?
最後に、何か質問はありませんか?
◆転職・復職で、質問・面接についてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ!

「退職理由」と「転職理由」に困ったら?

転職したのはなぜですか?
退職理由は何ですか?
◆転職・復職で、退職理由についてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ!

新卒・既卒の場合の質問&回答集

初めての就職では、経験もスキルもありませんが、やる気と熱意があるはずです。

また、実習で学んだ貴重な体験も、自分をアピールするのに大いに役立つでしょう。

学生時代の体験から、精神的にも体力的にもがんばれること、そして、看護という仕事への思いを、自分の言葉で語れるようにしてほしいと思います。

実習で印象に残っていることや学んだことがあれば、教えてください
これまでに挫折した経験はありますか?それをどう乗り越えたかも教えてください
学生生活で力を入れてきたことは何ですか?
看護師を目指した理由は何ですか?
将来、どんな看護師になりたいですか?
当院で何をやりたいですか?
希望配属先はありますか?その理由は何ですか?
看護師の仕事はきついですが、自信はありますか?
最後に、何か質問はありませんか?
◆新卒・既卒で、質問・面接についてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ!

看護学校・奨学金の場合の質問&回答集

看護師を目指した理由は何ですか?
将来、どんな看護師になりたいですか?
高校生活で一番印象に残っていることは何ですか?
看護師の仕事はきついですが、自信はありますか?

看護学校(社会人)の場合

どうして今から看護の道を志そうと思ったのですか?
若い学生たちと一緒に学ぶことになりますが、大丈夫ですか?

奨学金申請の場合

当院に勤めることはできますか?
◆看護師面接の質問内容と回答例についてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ!

身だしなみ対策:服装&持ち物チェック

服装の基本

面接で大切なのは、質問の受け答えだけではありません。

外見からも、仕事に対する真剣さが見られていると思ってください。

直接患者さんと触れ合う機会もある仕事なので、清潔感のある身だしなみを意識することが大切です。

社会人として常識ある服装かどうか、余裕をもって用意し、チェックしておくとよいでしょう。

普段着にも見えるような格好はもちろん、派手なメイクやアクセサリー、髪色なども避けるようにしてください。

基本の服装をチェック

面接の服装チェック・スーツの男女

スーツを着るべきか迷ったら?

「スーツを持っていない」「面接がすぐで、いろいろ用意できない」という場合もあるでしょう。

一般的に、大学病院や総合病院、企業など、比較的大きな病院や施設などに面接に行く場合には、きちんとしたスーツを着ていくのが、常識的にも望ましいと思います。

パートやバイト、派遣の場合も、同じ様に考えてください。

逆に、小さなクリニックや介護施設などの場合、「スーツじゃなくてもいいのでは」と思う場合もあるでしょう。

しかし、スーツがマイナスイメージになることはありませんので、きちんとスーツで行くことは構わないと思います。

どうしても用意できない場合、持っているもので何とかしようと考えるかもしれません。

そういう場合も、ジャケットを着る、パンプスをはくなど、普段着ではなくフォーマルな装いをしていくということを心がけることが必要だと思います。

◆看護師面接の服装と身だしなみについてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ!

持ち物リスト

  • まずは応募先に、直接確認しておく

→「面接に持っていくものがあれば教えて下さい」と聞いておけば安心!

  • 必要書類・印鑑など

→履歴書、看護師免許、印鑑など、必要だと言われたもの

  • 応募先の情報

→連絡先、地図など

  • 面接対策メモ

→履歴書のコピーや、自分の質問回答メモで、最終確認!

  • 筆記用具、メモ
  • 手帳、携帯電話、財布
  • 予備のストッキング(女性)

面接の持ち物イラスト

マナー対策:面接の流れをマスター

常識をわきまえた行動ができているかも、面接で見られる点です。

マナーを知っておかないと、看護師としてのスキルや人間性がいくら優秀でも、落とされてしまう原因になってしまいます。

また、面接の流れを把握しておくことで、心構えができ、気持ちに余裕を持って本番を迎えることができます。

電話応対

  • 自分から、名前と要件を述べる。
  • 要件や聞きたいことは、あらかじめメモしておき、ペンを用意して電話をかける。
  • 面接の日を変更したい時は、早めに連絡を入れる。
  • 明るい声ではっきりと。

面接当日

訪問

  • 指定された時間の10分前には着くように行く。
  • 遅れそうな場合は必ず連絡を入れる。
  • 入口や受付で「面接に来ました、○○と申します。」と名乗る。
  • 待合室では、携帯をいじったり、きょろきょろしたりしない。

入室

  • ドアを2回ノックして、返事があればドアを開け、「失礼いたします」と言って入る。
  • ドアを閉めたらその場でまずお辞儀をし、イスのそばでもう一度お辞儀。
  • 自分から名前を名乗り、「よろしくお願いいたします」と挨拶をする。
  • 座ってくださいと言われたら、カバンや上着をイスの横か後ろに置いて座る。

面接中

  • 質問が来たら、考えてきたことを落ち着いて簡潔に話す。
  • 相手の顔を見て、はっきりとした大きな声と明るい表情でアピール。
  • 手は膝に乗せ、肩を開いて、背筋をピンと伸ばす。
  • 正しい敬語を使い、丁寧な言葉づかいで。

退室

  • 面接が終わったら、イスの左側に立つ。
  • 「本日はありがとうございました。」とお礼を言ってお辞儀をする。
  • 荷物を持ち、入口で「失礼いたします」とあいさつし、退室。
  • 他の職員にもにこやかに会釈をして、建物を出るまで気を抜かない。

面接終了後

  • 合否について、いつ頃、どのように結果が出るのか、面接の最後に聞いておく。
  • 看護師の場合、面接後のお礼状を出す人は少ない。
  • 合格の通知を受け取ったら、なるべくその日のうちに返事をする。
  • 採用になったら、その後のことについてよく聞いておく。

おわりに

面接に向けて、不安な点が解消できたでしょうか?

「準備して面接を受けたけれど、落ちてしまった」「不採用だった」ということもあります。

落ち込むし、自信もなくすでしょう。

しかし、一度で成功することが一番良い結果かと言えば、そう言えないこともあります。

次に受かるための練習ができたと切り替えて、がんばってみてください。

より自分に合った職場・学校に出会うために、しっかりと準備を整え、自分に自信をもって、面接に臨んでほしいと思います。

面接に不安を感じる場合は

病院側との面接に不安を感じる方は多いと思います。

  • 自分の考えている退職理由や志望動機で本当に良いのか?
  • 病院側に聞きたいことがあるけど、聞けるか自信がない
  • 緊張しやすく1人での面接に不安を感じている

そういった方は、転職サイトの無料転職サポートを利用することで、経験豊富なキャリアコンサルタントが面接の練習や、病院側への質問や給料交渉、面接への同行などサポートをしてもらえるのでおすすめです。

◎主な転職サイト

順位 転職サイト名 対応エリア 口コミ評価
1位 看護roo!
  • 首都圏
  • 関西
  • 東海
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2位 マイナビ看護師 全国 ★★★★
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3位 医療ワーカー 全国 ★★★★
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