あなたは、現在の職場でのやりがいが何なのかわからなかったり、理想と現実のギャップにどう向き合えば良いかわからずに悩んでいませんか?
それは今、あなたが自分自身と向き合うために、考える時間が必要な証です。
どこかに「やりがい」というものが存在していたり、明らかな解決策があるわけではありません。
状況を整理し時間をかけ自分自身と向き合うことで、あなただけの答えが見えてくるものです。
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はじめに:看護師という仕事の魅力は何か?
立ち止まって考える看護師の仕事の魅力とは?
人間的成長と人への貢献を実感できる仕事
「生命」を預かる看護は、責任が大きく、絶えず緊張とプレッシャーにさらされる大変な仕事でもありますが、時に患者さんに助けられ、ともに悩み、考えることができます。
自分の看護が患者さんへ良い結果につながったときに、「やりがい」を大いに感じるという看護師は非常に多いです。
なにより自分の人間的成長につながり、人への貢献を実感できる看護に「やりがい」を見出すことができます。
それが看護師の仕事の最大の魅力です。
一般職と比べても看護師に「やりがい」を感じている人が多い
一般職の女性と看護師さんの感じている「やりがい」の度合いを比較しました。
一般職の女性がやりがいを感じているのが53%であるのに対し、看護師さんは70%ととても高い比率でやりがいを感じていることがわかります。
やりがいを感じつつも仕事に対する不満を抱える看護師さんも多いですが、看護師の仕事の魅力の高さが現れていると思います。
【全国の女性ビジネスパーソンのグラフ】
【看護師さんのグラフ】
やりがいの源泉は患者さんとその家族を想う強い気持ち
看護師は「患者さんを助けたい」「患者さんの家族の力になりたい」という強い気持ちを、使命として持っていることが何より大切な仕事です。
患者さんをはじめその家族、人の身体と心、社会生活への復帰を「看護」を通しサポートします。
テルモ株式会社の松村副社長は、国内外をまわり、いろいろな看護師の方とお会いする機会があるそうですが、「あらゆる職種の中で、日本の看護師ほど、使命感の強い集団はありません。」と著書の中で述べています。
また、「日本の看護は世界一!世界に誇っていい」ともおっしゃっています。
揺るぎない使命感が、看護に活かされているということの証です。
(参考文献:ナースが疲れない・疲れさせない仕事術、教えます!: 職務満足度+患者サービス力がUPするポイント50 (Smart nurse Books+)松村 啓史・陣田 泰子)
患者さんがいるからこそ看護師としての成長を感じられる
看護師は患者さんがいるから成長することができ、患者さんに励まされながら、一人前の看護師として成長していきます。
患者さんからの感謝の言葉が込められた、手紙をお守りのように肌身離さず持っている看護師やドクターは少なくありません。
その手紙は辛いとき自分を励まし、辛さを乗り越えるエネルギーに代わります。
そんな経験ができるのも医療者ならではのことです。
やりがいを感じる仕事だからこそ直面する看護師の厳しい現実とは?
生命を預かる責任と向き合うことの辛さ
生命を預かる責任ある仕事ですから、絶えず緊張とプレッシャーにさらされる仕事だということはお分かりいただけたと思います。
そのため、新人看護師が現場に出ると、自分の知識やスキルの未熟さから、更なるプレッシャーに押しつぶされそうになってしまうことがほとんどです。
どんなときも生命と向き合い、喜びを感じるような魅力あることと背中合わせの状態を経験しなければなりません。
患者さんの気持ちに寄り添い看護してきた患者さんが最期を迎えるときには、悲しくともご家族の前では毅然としていなければならない、そんな辛さもあります。
看護師不足による厳しい労働環境
忙しさのあまり、「看護とは何か?」「自分のキャリアを見つめる」ための時間も確保できないほど、業務の負担が増大しています。
それが、看護の質の低下、離職増加につながり更なる悪循環となっているのが現状です。
要因の一つに、2003年に始まったDPC(診断群分類)包括評価に基づく診療報酬制度の導入があります。
患者さんの在院日数が短くなり、以前よりも3倍も早くなりました。
そのため、患者さんを高速回転で送り出さなければならず、看護をしている実感が持てなくなったり、看護師が疲弊しているという現場の声が上がっています。
二つ目に、2006年に診療報酬の改定で導入された「7対1」看護基準により、看護師の獲得競争が始まったことがあげられます。
基準を維持するために、新人看護師をどんどんと補充するので、現場では指導・教育の負担が増大しています。
それに加え、少子高齢化の影響で患者さんは増えるが労働人口は減っていくので、今後もますます看護師不足が深刻になっていくことが現状からも推測できます。
労働環境を良くすることが看護業界全体の課題
労働環境を良くするために、一度立ち止まって考えなければない状況は看護業界全体に共通して言えることです。
使命感を持って、患者さんに寄り添いたい看護師が「本来あるべき看護が十分にできていないのではないか?」、病院で看護することへの「やりがい」を失いかねない状況にあります。
看護師が疲弊しきってしまわないよう、個人の課題との向き合い方や乗り越え方、病院全体で課題解決を図っていくことが重要視されています。
しかし、社会に貢献する役割が非常に高い医療業界において、現場だけの取組み・意識改革だけでは不十分です。
患者の利用する側の意識改革などと合わせ、社会全体の課題として捉えていかなければならない深刻な状況であることは間違いありません。
【生の声】看護師はどんなときに「やりがい」を感じているのか?
異動や転職、キャリアアップなどによって環境が変わると、以前の職場と勝手が違うことも多く「やりがいを感じない」「やりがいがない」という悩みが発生しやすい時期があります。
その原因として多いのが、新しい職場を選択する際に、自分のやりたいこと、楽しいと感じられる源とのギャップが生じているケースがあります。
看護師は女性が多い職業ですので、結婚・出産・育児などのライフスタイルの変化が大きく影響します。
そのため、仕事と家庭を両立するために、自分の「やりがい」よりも優先しなければならない事情があります。
また、新しい職場での自分の適正を見極めるための情報が不足していることも要因の一つです。
ここでは、「やりがい」に悩んだときに乗り越えるヒントとしていただくために、「看護師お悩み相談室(掲示板)」というWebサイトより、参考となりそうな書き込みをまとめたものをいくつか紹介します。
(参考元:看護師お悩み相談室(掲示板) )
*個人の経験や見解によるものですので、事実を保証するものではありません。
精神科の看護師の声
精神科ならではのやりがい | ◆患者さんと人間関係を築いたり、長い入院生活で、患者さんが、その人らしく生きていく(入院生活を送れる)為の援助をすることに、ものすごくやり甲斐を感じています。【匿名さんの投稿】 ◆人間としての経験が積める場 【りょうさん投稿】 ◆患者さんが話しかけてきてイラついてる人をなだめられた時はそれなりに達成感 【匿名さんの投稿】 ◆信頼関係を築くまでかなり大変ですが、一度それができると、とてもやりがいを感じてやってました。 【匿名さんの投稿】 ◆精神科看護の魅力は、患者さんを理解することで人間が理解できることと、自らの人格の陶冶に有るのではないかと思います。【定年爺さんさんの投稿】 |
精神科の特徴 | ◆最新の医療技術や知識は特に必要としないから、看護者としては失格かもしれませんが、私は精神科看護、奥が深いと思ってます。【匿名さんの投稿】 ◆疾患論、生涯発達理論、人間関係論、薬理学を学んで欲しいと思います。特に基本的人権について学ぶ必要があります。患者さんを理解することで人間が理解できること。自らの人格の陶冶。【定年爺さんさんの投稿】 ◆法律関係もだし薬の事も、どのくらいで効いて副作用の発現など、その気になれば勉強する事は山ほど 【匿名さんの投稿】 |
精神科のメリット | ◆私も当初は、経済的理由や勤務時間で、精神科を選択しました。【匿名さんの投稿】 ◆ゆっくりと勤務できる事と定時に上がれる事が多い事。仕事もしたいけど家庭も大事にしたいと思う人にとってはありがたい職場。【だんごちゃんさん投稿】 |
精神科で大変だと感じること | ◆患者指導しても、聞き入れず。暴言・暴力を受けることも度々あり・・・。看護技術が古い。【10年精神科さんの投稿】 ◆精神科の患者さんは言葉のキャッチボールがうまくできない方もいるため本当に自分は「看護」をしているのかと最初は不安になりました。精神科に慣れてしまうと、急性期などへ行くのが怖くなってしまい(ゆるい環境の中で働いてきた自分がついていけるのだろうか等)不安になるため来年、また来年と転職するのが遠くなっています。 【みいさんの投稿】 ◆異常が心の中にあって目にみえるものではないので。【匿名さん】 ◆興味なければやりがいは感じられないかもしれません。【匿名さん】 |
参考URL | (http://nayami.tabine.net/ns/002419.html) (http://nayami.tabine.net/ns/2/020788.html) |
産婦人科の看護師の声
産婦人科ならではのやりがい | ◆命の誕生は必ずしも幸せな事ばかりではなく、さまざまな思いで出産される方がいる事もわかりました。長いこと不妊で通院されている方がご懐妊された時は、皆で拍手してポロポロ涙した事も。真夜中の帝切の時間との戦い、1秒でも無駄にできません。1人1人のいろんなドラマを5年間携わってきた事は私の宝です。【匿名さん投稿】 ◆奥深く神秘で現場は大変だけど 達成感もあり生き甲斐すら貰える。【あゆさん投稿】 |
産婦人科の特徴 | ◆外来では妊婦健診が主ですが、不妊外来もあるとこだったので、AIH(人工授精)やホルモン剤の注射、検査介助もありました。カレンダーの予定日計算が速くできるようになりましたよ。(^u^)病棟では対外受精、筋腫や帝王切開のop、分娩後の授乳指導やママさん指導、沐浴やらベビーの処置など忙しかったのを覚えています。【匿名さん投稿】 |
産婦人科のメリット | ◆自分の出産時や子育ても迷う事がなかったですよ^^【匿名さんの投稿】 ◆自分のベビーに関しては(出産は大変だったけど)新生児の扱いはとっても楽でしたよ^^ 泣き方で「あ・おむつだ」「これは・おっぱいだなー」^^ 沐浴も簡単にできるし^^ 何の不安もなく育てられました。【匿名さんの投稿】 |
産婦人科で大変だと感じること | ◆お産の進行状況を判断して早すぎず遅すぎないタイミングでコールする・・・。至難の業ですw【ふーちゃんさん投稿】 ◆産科も無事なお産ばっかりじゃないし…。【小夏さん投稿】 |
参考URL | (http://nayami.tabine.net/ns/1/015476.html) (http://nayami.tabine.net/ns/004669.html) (http://nayami.tabine.net/ns/006899.html) (http://nayami.tabine.net/ns/001834.html) |
デイサービスの看護師の声
デイサービスならではのやりがい | ◆長くいる事で利用者様やスタッフからの信頼があつくなり、利用者様から沢山の体の悩みや家庭の事、スタッフからも子供の悩みや病気の事、相談を受けるようになり医療現場とは違った形でやりがいが見つかりましたよ。利用者さん、元気になるんですよ。生き生きしています。病院でこんな笑顔見たかなって思いましたね。そこには医療、治療はないんですよ。なのに元気になるんです。看護にこんな世界があったのか!って驚きですよ。感動だってあります。【匿名さんの投稿】 ◆「医療としての行為が無いので、焦りや物足りなさはあるけれど、精神的・身体的に楽になった。ゆっくり利用者さんと話ができる時間も楽しい。」【オペ室勤務経験有りのデイ2年目看護師】 ◆看護師の仕事イコール医療行為だと考えると遣り甲斐は少ないと思いますが、看護師の仕事イコール全人的ケアと考えると遣り甲斐はデイでもあります。【デイ経験者さんの投稿】 ◆最初は介護さんと同じような仕事でやりがいも感じられなかったのですが、デイを利用している利用者さんと話したり、レクをしたりするうちに表情や気持ちの変化を感じることが出来、だんだんやりがいを感じられるようになりました。【匿名さんの投稿】 |
デイサービスの特徴 | ◆楽しみに来ている利用者が安心して過ごせるようにするのも看護師の役割だと思います。介護士は生活面、看護師は健康面で。あとは、介護士の方が安心して介護できるように利用者を看ていくのも看護師だと思っています。【匿名さんの投稿】 ◆私がデイで経験した看護業務は、バイタルチェックにて入浴可否判断(これは毎日)、機能訓練、以下必要に応じて…誤嚥時の吸引、入浴後の創処置(頻度多い)、経管栄養、膀胱留置カテーテルの管理(常に数人いた)、インスリン注射、血糖チェック、ストーマのパウチ交換、頓服薬使用の判断、体調不良者のケア、急変時の対応 等…病院と比べたら少ないのは当たり前ですが、結構やることありました。看護師はプロなので、家族が気づかない些細な症状を発見し、家族に報告するという大事な役割もあります。【デイ経験者さんの投稿】 |
デイサービスのメリット | ◆家庭もあるし、夜勤なく無理なく年取っても働けるところを最優先に就活しました。【匿名さんの投稿】 ◆医療現場でバリバリ働いておられた方には、物足りない。【なさんの投稿】 ◆条件だけで行くのもいいですが、せめて関心を寄せてほしいです。【匿名さんの投稿】 ◆ゆったりと患者さんと関わることにやりがいを感じられる人。【たんぽぽさんの投稿】 ◆子供が小さかったので、比較的勤務に融通の利く事が優先順位的に高かったので、4年ちょっと居ました。【匿名さんの投稿】 |
デイサービスで大変だと感じること | ◆臨床と同じ感覚では難しいかもしれません。【匿名さんの投稿】 ◆はっきり言って看護師としてのプライドは捨てるようです。そして介護員との人間関係が非常に難しいです。【匿名さんの投稿】 ◆急変時には、看護師である自分が判断して、現場スタッフを指揮して、迅速に対応することが求められます。私は看護師だから…なんて一切通用しません。慢性的に人手不足なので、介護のお仕事をしていくことも求められます。【猫親子さんの投稿】 ◆病院ならこんなことしない、病院ならもっとこうするといった比較がついてまわって気持ちの上で苦労すると思います。【匿名さんの投稿】 ◆日に日に医療用語や薬名など忘れていってしまうんです(泣)上下関係なく、各職種が対等に尊重し合って仕事ができれば。【mickyさんの投稿】 ◆緊急性については医療関係者でないとうまく話が伝わらない。【ぺこ2さんの投稿】 |
参考URL | (http://nayami.tabine.net/ns/1/011245.html) (http://nayami.tabine.net/ns/009885.html) (http://nayami.tabine.net/ns/005089.html) (http://nayami.tabine.net/ns/001057.html) |
保育園の看護師の声
保育園ならではのやりがい | ◆私は元気に成長する子ども達を保育し、働く親のサポートをするのはやりがいのある素晴らしい仕事だと感じています。(ときどき臨床が懐かしくなることもありますが・・・)【なすさんの投稿】 ◆とてもやりがいがある保健の仕事、保育士の先生達との良好な人間関係、そしてなによりも子供たちがかわいくてしかたないこと。(特に受けもちをしていた、0才児の子供たちが進級してしまうこと寂しかったです。)【トドさんの投稿】 ◆私の場合は0歳児保育業務の8割こえていたので、看護師専門職としてではないのですが成長をみるのがとても楽しいです。幼児には手洗いの指導など、しばらくたっても続けてやってくれているとうれしかったですね。【風子さんの投稿】 ◆怪我や、具合悪い子どもたちへ、心から、やさしい「白衣の天使」として接することができる。これは病院で働いていたときと同じ「やりがい」です。「ナースのところにいくと、不安が無くなる」と子どもたちに思っていただければナース冥利に尽きますね。【アルパカさんの投稿】 |
保育園の特徴 | ◆毎日の健康観察、各クラスの与薬、けが・体調不良児の対応、健診、ほけんだよりの発行などなど。。。園長先生は、「看護師がいることで、保育師が安心して保育できる。そこに意味があるんだ。」と言ってくださいました。【ももさんの投稿】 ◆保育園看護師として、なにをしていけばいいのかと考えると答えは見つかりませんが、子どもたちがいつも元気に過ごせることが基本だと思っています。そのために保護者への指導や、保育士さんたちのサポートも必要になってくると思います。子どもたちの心をつかむには、保健指導ですよ。子どもの好奇心を保健指導に取り入れています.保護者の心をつかむためには、大きな仕事量が必要です。子ども一人ひとりの予防接種歴・罹患歴から、今必要な予防接種をお手紙で知らせたり。健診での園医への質問や相談を聞き、お手紙で返信します。心のケアまではいかないけど。違う職種から保育士さんが悩んでいたり。怒られたときには話を聞いています。【ゆゆさんの投稿】 |
保育園のメリット | ◆私たち看護師は,病気をみることが多かったとおもいますが,保育園では,健康な子どもを病気にしない看護が要求されていると思います.それも,「看護」ですよね.「保育=保健 」毎日の子どもたちの保育園生活には,看護師として子どもの健康をまもる仕事ばかりです。【ゆゆさんの投稿】 ◆私が保育園の仕事にに最近魅力を感じている部分は、夜勤もないし、子育ての勉強にもなるし、結婚、出産しても、比較的仕事を続けやすそうだし、逆に育児経験が仕事にプラスになることも多いだろうし、子どもたちと一緒に遠足に出かけたり、一緒に歌ったり折り紙をしたりと、楽しい行事も多いことなどです。【モンブランさんの投稿】 ◆ひとつまたひとつと行事が成功裏に終われば頑張った甲斐があったと思ったり、保育室に入ると子ども達がワーっと寄ってきて何とも言えず可愛かったり、卒園式では色々な思い出に涙してみたり・・・。初めての寝返り、はいはい、伝い歩き、一人歩き。どれも名場面です。今週は私達の担当する1歳児が初めてトイレで排尿をしました。第一目撃者の私も保育士たちも大喜び。先生達に褒められた園児は照れくさいような恥ずかしいような嬉しいような、何とも言えない可愛い顔をしていました。見ていてとても幸せな気持ちになりました。【なすさんの投稿】 |
保育園で大変だと感じること | ◆保育士のなかの一人勤務はかなり不安でしたが、看護師としての存在を重要視してもらえるよう時には一線をおきながら、普段は保育についても話ができる様に心がけました。【ぽんたさんの投稿】 ◆実際には、想像以上に1人職種だな・・と思うことも多々あります。【あっこさんの投稿】 ◆予想以上に孤立と不安と戸惑いと人間関係の苦しさを知りました。【アリエルさんの投稿】 ◆人間関係・・・というか、保育士との関係・・・。その土地その土地で気質も違うのかなって思うと、ちょっと臆病にもなります。【ちえぞうさんの投稿】 |
参考URL | (http://nayami.tabine.net/ns/000337.html) |
小児科の看護師の声
小児科ならではのやりがい | ◆始めは大変でつらいことばかりでしたが、今は少しずつやりがいも感じ始めています。とにかく子供たちは可愛い!!【M★さんの投稿】 ◆何よりも、退院する時、成人とは違った喜びがあります。子供達の笑顔にすごく癒されます。【そらさんの投稿】 ◆Nのやりがい…病院によって差はありますが、 ・身体的な意味での急性期ケア ・ディベロップメンタルケア ・急性期慢性期の家族ケア(面会ノートやカンガルーケアなど含めて) ・母乳育児 ・感染対策 ・在宅移行への指導 などがやりがいを感じる分野として挙げられるかと。【匿名さんの投稿】 |
小児科の特徴 | ◆小児専門病院は、やはり医療依存度が高いです。難しい疾患もたくさんあります。私は4年目ですが、まだまだ聞いたことない疾患がいっぱい!一年生と共に日々勉強です(^_^;)訴えることができない子供も多いので、いかにアセスメントして、その子の小さな訴え、反応に気づいてあげられるかなど、小さいことに気付くチカラがつくような気がします。看護師も一生懸命な人、高い志を持って全国から来たりしてるので、やる気があります。ただ、そのやる気が、指導の厳しさにもつながるかも…? 【M★さんの投稿】 |
小児科のメリット | ◆忙しいですが、小児や家族看護を学びたいと思う方には、オススメしたいです。【M★さんの投稿】 ◆一番ベッドサイド看護が多いように感じます。それになにより、自分が頑張れば家族や・患児が評価してくれるように感じます。自分の看護観にあっていたと言うのも大きかったとは思いますが、患児や家族にしっかり向き合っていける気がします。【そらさんの投稿】 ◆成人でもう少し基礎を養ってから、移動された方が良いと思います。【稟さんの投稿】 ◆私は小児科の前に3年間成人の病棟で看護者の技術やコミュニケーション技術を学べてよかったと思っています。どこの科で働いてもそれぞれの苦悩があります。まずは、看護者としてどうありたいかをじっくり考えて異動・転職することをお勧めします。【junさんの投稿】 ◆相手が話せない分、何か見落としたら…という恐怖はあります。でも恐怖がある分、観察力は伸びます…モニター頼りになりすぎなければ。いつか成人に戻っても役立つと思います。【匿名さんの投稿】 |
小児科で大変だと感じること | ◆あとはご家族が一生懸命なので、対応に困ることも多々…。でもそれはどこの病院でも同じですかね(^_^;)【M★さんの投稿】 ◆小児病院で今まで働いてきましたが、小児科は、そんなに甘くないですよ!こどもが、好き。可愛い可愛いだけでは、勤まりませんよ。【稟さんの投稿】 ◆対象のメインは子供ではありますがキーパーソンとなる保護者との関わりも重要です。【junさんの投稿】 ◆成人や老年と違い、圧倒的に緊急入院が多く、時間が読めない、組み立てられない。乳児、幼児は説明しても理解してもらえず、点滴自己抜去が多い。食事介助、おむつ交換ほぼ全員あり。そして何といっても親とのかかわりが大変。【ばじさんの投稿】 |
参考URL | (http://nayami.tabine.net/ns/005095.html) (http://nayami.tabine.net/ns/005505.html) (http://nayami.tabine.net/ns/005160.html) |
美容外科の看護師の声
美容外科の特徴 | ◆看護師業務としては、オペ介助、前後の処置、ヒアルロン酸やボトックスの準備介助、注射、点滴、採血、レーザー機器での施術が中心。【りょうこさん投稿】 ◆看護師の仕事は主に、診察介助(書類を用意したり、手術部位の写真撮影など)、手術介助、脱毛などのエステ業務、電話対応などでした。美容外科は接客業ですね。他科とは別の領域な感じでした。【匿名さん投稿】 |
美容外科のメリット | ◆メリットは、 ・格安で美容治療が受けられる ・カウンセラーがいるので営業ノルマなし ・患者様と関わる時間が多いため、信頼関係が築ける ・夜勤がないので生活リズムが整う【匿名さん投稿】 |
美容外科で大変だと感じること | ◆ノルマがあるところが多いみたいですね。クレーム処理も多い。病院とは全く違うところは患者様でなくてお客様というところでしょうか。【匿名さん投稿】 ◆デメリットは、 ・今まで培った看護技術や知識はほとんど役に立たないため、退化する (今後、一般病院に戻れるのか?というくらい不安になります) ・臨床経験としてカウントされない (努力して取得した看護師免許なのに・・・) ・ボーナスや報奨金は、売上によって左右されるため、収入が安定しない (固定給のみだと手取りで22万程度。報奨金はまだ貰ったことがありません) ・信頼できる同僚ができにくい (思いやりの心がなく、自分さえ良ければいいと言う考え方をしてる人が多いので、人間関係は悪いです) ・単純すぎる処置ばかりで、やりがいがない。 (流れ作業という言葉がとても良く合うかも。苦笑) ・雑務が異常なほど多い【匿名さん投稿】 ◆機器の取り扱いやレベル設定を全て覚えていくのは想像以上に大変です。少人数で毎日同じ人と顔を合わせて働くクリニック独特の人間関係ももれなく付いてきます。 【まりさん投稿】 ◆美容外科は元々健康な人の体にメスを入れるわけですし、相手は完全に「お客様」です。お客様もそのつもりでこちらに来ます。なので接遇等に厳しいクリニックも多いです。神経質でナイーブになりやすい方も多く、クレーマーも普通の科に比べて格段に多いですので、それに対応できる力が求められます。【匿名さんの投稿】 |
参考URL | (http://nayami.tabine.net/ns/008809.html) (http://nayami.tabine.net/ns/1/019737.html) (http://nayami.tabine.net/ns/2/021005.html) (http://nayami.tabine.net/ns/002421.html) |
「やりがい」を感じられなくなったときに向き合いたい5つの問い
「やりがいを感じない」「やりがいがない」という悩みには、状況を整理し、時間をかけ自分自身と向き合うことが大切です。
そうすることで、あなただけの答えが見えてきます。
どこかに「やりがい」というものが存在していたり、明らかな解決策があるわけではありません。
経験者よりヒントを得ても、それが自分にとっての「やりがい」になるのか?確かめる必要がありますし、そこから自分の「やりがい」は自分で見出さなければいけないのです。
以下に紹介する問いに対する自分の考えを、探してみることをお勧めしています。
自分を内省するキッカケになるので、あなただけの答えを見つける機会となり、乗り越えるヒントが見えてきます。
「やりがい」に悩んだときだけじゃなく、看護師人生において乗り越えなければならない壁があるときにも役立ちます。
なぜ看護師になりたいと思ったのか?を思い出してみる。
看護師を志したキッカケや理想の看護師像など、紙などに書き出してみましょう!
当時の写真を見るのもいい方法です。
あなたが考える最高の看護はどんなものですか?
最高の看護を行うためにこだわりたい、譲れないものを持ちましょう!
看護に「味」がでます。
恩師の魅力を深堀していくとヒントがたくさん見つかります。
壁があるなら壁を見る「環境」を少しだけ変えてみることはできますか?
当事者でいると視野が狭くなりがちで、解決策が見えなくなります。
違う視点を持つための気づきを得るために、意図的に周りの「環境」を変えてみましょう!
刺激を受けるには、院外研修もいいですね。
それでも難しい時は思い切って職場を変えてみることを検討したほうがいいかもしれません。
自分の強みや興味を見つけて、得意なことを活かせる環境に自ら身を置くことをおすすめします。
自分の得意なことを活かせる環境(職場)を見つけるためには、事前によく職場について調べる必要があります。
とは言っても忙しくてなかなか自分で調べる時間が無い方は、転職サイトを利用するという手もあります。
キャリアコンサルタントが個人では調べることが難しい内部情報を教えてもらえるメリットもあります。
自分を大切にしていますか?
「うまくいかないのは自分が未熟だから」と、自分を責めることはやめましょう!
未熟な部分は誰にでもあるものです。
では、何ができるようになりたいのか?
目標を明確にし、トライ&エラーで少しずつでも改善を重ねていけば大丈夫です(^^)
自分の人生において看護師という仕事の役割は何ですか?
あなたのライフプランとキャリアプランはどんな関係にあるのかを整理しておきましょう!
自分の人生にとって、今の看護師としての経験が人生にどんなの意味があるのか?
その意味付けをしていくことで、自己成長に繋がります。
嫌なことに意味を持たせると気持ちの切り替えを早くすることができますよ!
納得できるまで繰り返しです・・・(笑)
25人の看護部長の実体験に学ぶ困難の乗り越え方
25人の看護部長さんが経験してきたことを、経験として表面的に捉えるのではなく、自分にとっての意味を考え続け向き合ってきた結果、仕事を続けてこれた理由はとてもシンプルでした。
だけど、とても深く「味」のあるものばかりです。
環境の変化や困難をポジティブに捉え、乗り越えてきた事例が掲載されている書籍です。
(参考文献:看護師をやめたくなったときに読む本―私はこうして乗り越えた!看護部長25人の乗り切り力 (Smart nurse Books+)Smart nurse Books編集部)
「仕事を続けて来られたのはなぜですか?」という問いに対する答えを紹介させていただきます。
他社と自分の感じ方にはズレがある。だから対話が大事。
引用:現:戸田中央医科グループ医療法人社団東光会 東所沢病院 看護部長:笠原 美代子さん
対話から”心が通う””人を知る”この楽しみをしってしまったから今も続けています。
看護を通して関わった人はいつまでたっても忘れない。
引用:現:社会福祉法人南東北福祉事業団 東京総合保健福祉センター江古田の森 看護部長:西村 晶子さん
辛くても、楽しくてもその先に人生があったから!! 看護という仕事が好きです。
支えてくれる家族と喜び合える仲間、そして、
引用:現:財団法人筑波メディカルセンター 筑波メディカルセンター病院 副院長・看護部長:山下 美智子さん
自分のモチベーションを高めてくれる仕事があるからです。
患者さんの「笑顔」がみたいから看護師を続けてきました。
引用:現:さいたまつきの森クリニック 看護部長:島崎 玲子さん
仕事で大変なとき、迷ったとき、私を支えてくれたすべての人に感謝しています。
いつも大切な発見があるから。
引用:現:獨協医科大学病院 看護部長:佐山 静江さん
辞める理由が見つからない。
引用:現:社会医療法人財団石心会 川崎幸病院 看護部長:佐藤 久美子さん
たぶん仕事=看護=好き。たくさんの感動に出会えるから。
「生きる」ことを感じる仕事です。だから、続けています。
引用:現:済生会横浜市東部病院 副院長・看護部長:熊谷 雅美さん
看護の現場には多くの人との出会いがあり 看護が大好きだから。
引用:現:医療法人社団緑成会 横浜総合病院 副院長・看護部長:百田 寿津代さん
やればやるほど、味の出る仕事です。
引用:現:学校法人北里研究所 北里大学北里研究所病院 副院長・看護部長:朝穂 美記子さん
まだまだ、看護の魅力(宝物)を探しいています。
仕事を通してたくさんの宝モノに出会いました。
引用:現:医療法人社団和光会 人材管理・育成室 室長:大水 美名子さん
特に人との出会いは自分の人生を豊かにしてくれます。
患者さんや共に働く仲間との出会いが、刺激となり、私自身を成長させてくれた。
引用:現:社会福祉法人聖隷福祉事業団 聖隷横浜病院 総看護部長:望月 さち子さん
看護の可能性、臨床の面白さは無限!
引用:現:医療法人社団健和会 看護部長:浅野 としえさん
尻込みしないで貪欲に沢山のことを経験したいから・・・。
仕事は楽しんで続けるのが鉄則
引用:現:公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院 看護部長:渡邉 千登世さん
出会いと感動、もしかしたら、患者さんからパワーをもらっているかも。
引用:現:朝日生命成人病研究所附属医院 総看護部長:杉田 和枝さん
仲間と家族の支え♡
引用:現:公益社団法人日本看護協会 常任理事:福井 トシ子さん
自分の生活を大切にし、楽しむこと、そうすればどんな仕事でも継続出来る。
引用:現:医療法人社団愛友会 上尾中央綜合病院 総看護部長:工藤 潤さん
そして、看護の仕事は常に「初心」を忘れない事!
“看護は手当!!”どんな時でも何もない所でも、看護の力を発揮できるプロをめざして来ました。人生まるごと活かせるありがたい仕事と思っています。
引用:現:医療法人財団利定会 大久野病院 総看護部長:富加見 美智子さん
感動と喜びがいっぱいあり人生が豊かに感じられる。
引用:現:社団法人長野県看護協会 会長:三輪 百合子さん
看護は私を育ててくれる、輝かしてくれる。
引用:現:関西看護医療大学 看護学部看護学科 学科長・教授:前田 三枝子さん
自分の将来を考えたいから。
引用:現:国家公務員共済組合連合会 三宿病院 総看護部長:板垣 昭代さん
刺激と変化の毎日で頭と体が程よく動き面白い仕事でした。
引用:現:公益財団法人がん研究会有明病院 総看護部長:榮木 実枝さん
看護のもつ多元的複雑系の“魔力”に魅せられて!!
引用:現:公益財団法人日本看護協会 常任理事:松月 みどりさん
おもしろかったから
引用: 現:社団法人東京都看護協会 会長:嶋森 好子さん
看護を探求しても、探求してもまた次なるテーマが出てきて終わりがないのです!
引用: 現:済生会横浜市南部病院・病院長補佐:陣田 泰子さん
家族、職場の上司、同僚、後輩そして、学生時代の同期の支援と愛が仕事力を培っていただいたと感謝しています。
引用: 元:総合病院多根病院 副院長・総看護部長:原田 和子さん
心構えで大きく変わる?看護師を楽しめる人と楽しめない人
ここまで見てくると、看護師の「やりがい」と「困難さ」は裏表の関係と思えませんか?
難しい仕事、責任のある仕事だからこそ「やりがい」を感じるとも言え、簡単な仕事だったら、それほど悩むこともないし、「やりがい」を感じることもないのではないでしょうか。
そう考えると、この責任ある看護という仕事を「困難さ」も含めて楽しめるかどうかではないでしょうか。
捉え方1つで大きく変わるとも言えます。
目先の困難に悩むことはあっても、その困難さを自分の成長の糧ととらえ、仕事を楽しむか、辛いだけのものと捉えるかはその人しだいです。
仕事を楽しむ、楽しまないといったことも、働き方を決めるのもすべて自分ですし、看護師として働く人生の主役も自分です。
仕事を楽しめない人の共通点を挙げてみると、
- 自分を責めて、どんどん追い込みネガティブな思い込みをする
- いい仕事をしているのに、気づいていない
- 作業のやることの意味と、どういう価値を生んでいるのかを考えていない
- 主役は自分であるはずなのに主体的に仕事をしていない
などです。
こんな状態では、仕事が楽しくなるはずがありません。
イキイキ働いている看護師さんの共通点を挙げてみると、
- 自分の病院と一緒に働くメンバーが好きである(良いところを認める)
- 作業のやることの意味と、どういう価値を生んでいるのかを考えている
- 仕事で辛いときも、問題の本質から逃げず真っ向勝負している
- もし今が楽しくなければ、楽しくする工夫をしている
- どんな状況でも主体的に取り組む
- 困難な状況から気持ちを切り替え「やりがい」を見出していくことができる
- 自分が変わることで、環境を変えていく努力をしている
などです。
自分で考え、行動している看護師さんは仕事を楽しく感じイキイキ働けています。
【まとめ】 「仕事を楽しめば、人生は楽しい」?
あなたは仕事の辛いこと嬉しいことすべて、自分の人生を豊かにするものと捉え、楽しく取り組めているでしょうか??
一日24時間のうちの正社員であれば、短く3分の1は仕事時間として自由に使える時間ではありません。
言い換えれば、これからの長い人生の3分の1は仕事に費やさなければいけないことと同じです。
そうであるなら、その長い時間をなんとなく、つまらない仕事をするよりも、自分の人生を豊かにするための時間ととらえ一生懸命に「看護師」という仕事をしてみるというのはいかがでしょうか?
看護師の仕事は誰かの役に立ち、社会貢献と直結していて、その貢献を実感できる素晴らしい仕事だと思います。
その責任も大きいですが、自分の成長を実感し人間力を高めていくことができる仕事が他にあるでしょうか。
もし看護師としての適正を備えていながら、「やりがい」を見出だせず悩み辞めていく看護師さんが多くいるなら、それは本当に勿体無いことだと私は思います。
どうか自分と向き合い、自分の人生について、仕事について考える時間をもち、時間をかけその答えを見つけていただきたいです。
「やりがい」とは一長一短に見つかるものではなく、自分と向き合い考え続けた人へのご褒美です。
そのご褒美が「仕事を楽しめば、人生も楽しい」なのです。