新卒看護師として、就活や具体的な将来を考えていくなかで、
「どういった看護人生を歩んでいこう」
「どこに就職していこう」
「看護師として社会に出るの不安だな・・・」
など様々な不安や悩みが出てくると思います。
そんな悩みをどう解決したらいいのか先輩看護師の体験談をもとにお伝えしていきます。
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新卒看護師の動向
まずは新卒看護師全体の傾向を、さまざまな面からつかんでいきましょう!
新卒者層の30代未満は減少傾向
下の表から見てわかるように、看護師全体の人数は近年大幅に増えてきている傾向が強いです。
これは、医療業界はもちろん、介護などの面でも看護師のニーズが高くなっていることが背景に考えられます。
しかし、年齢層ごとに見てみると、実は新卒者層の30代未満の看護師の比率は減ってきており、人数としても多少減ってきている傾向にあります。
新卒看護師として社会に出る方皆さんは、貴重な“若い力”として、必要とされるでしょう。
新卒の6割は病院に就職
次に、働く場所の傾向について考えていきましょう。
看護職員(看護師、准看護師などを合わせたもの)の働く場所は、“病院勤務”、次いで“診療所(クリニック)勤務”が上位となっています。
特に、二つ目のグラフから、年齢ごとの働き場を考えてみると、新卒年代の働き場所は、“病院”である傾向がより強いです。
離職率の傾向
社会にいざ出て、看護師として続けていけるのかな?なんて不安も、新卒年代の看護師さんにはあるかもしれません。
しかし、実際には一般的に、看護師の離職率は他産業に比べると低い傾向にあります。
常勤看護職員の離職率は、11.0%で、過去4 年間大きな変化はなく、11.0%前後のようです。
一般企業で働く女性に比べると、離職する割合は低いですね。
新卒看護師の離職率に注目すると、7.9%。
看護学生としてではなく、普通の4年大学や短期大学を卒業した新卒者の離職率と比較したものが、下のグラフの右側になります。
新卒者に関しても、看護業界の離職率は低いことが分かります。
また、厚生労働省の調べによると、中でも「病床規模が大きいほど低い傾向」があるようです。
病床規模が大きいほど新卒者の給与が高く、新人看護職員研修の実施率も高いことから、待遇や教育体制の差が離職率に影響していると考えられます。
(左のグラフ:常勤看護師と他産業の離職率比較)
(右のグラフ:新卒看護師と他産業に就職した新卒者の離職率比較)
気になる新卒看護師の平均給与とは
新卒看護師の平均給与(日本看護協会調べ)
3年課程卒 | 大卒 |
19万7,689円 | 20万4,683円 |
新卒者として気になるところの給与面。
日本看護協会の調査によると、新卒看護師の予定初任給は、高卒+3年課程卒が平均基本給与額19万7,689円、大卒が平均基本給与額20万4,683円と、おおよそ約20万前後程度であるようです。
新卒者として、卒業先による給与の差はあまり大きくないようで、おおよそこれくらいの金額を目安にするといいでしょう。
この平均額に対して、新卒にしては待遇がよさそうな働き先なのかなど、検討の基準にもなるでしょう。
最後に第1章に関して参考にさせていただいた厚生労働省と日本看護協会の調査に関する詳しい情報先を紹介します。
(参考:看護職員の現状と推移(厚生労働省))
(参考:病院における受給調査(日本看護協会))
新卒看護師のお悩み実態
みんながどんなことで悩むのか、また自分の悩みはどうしたらよいのか知っていきましょう。
就活中のお悩み:不採用が続き、就職できるか不安
看護学生4年です。就活をしています。7月に第一希望の総合病院の採用試験を受けましたが、不採用となりました。
自分がだめだったところを思い出して反省し、9月に第二希望の大学病院の採用試験を受けました。しかし、結果は不採用。
不採用続きになると、自分の何がいけなかったのか分からなくなりました。病院の採用試験で落ちるということをあまり聞いたことがなかったので、とてもショック受けています。
新卒として働けなくなるのか、とても不安になっています。
総合病院や大学病院ではなく、クリニックで新卒として働けるのか疑問に思っています。
是非、就活についてのアドバイスや、クリニックなど小さい病院で新卒として働けるのかを教えていただけたらとても嬉しいです。引用:看護師お悩み相談室
同じようになかなか就職先が決まらなかった先輩看護師からはこんな声が寄せられています。
私も就活に連戦連敗でした。都立病院、大学病院、日赤病院、10ヶ所位受けて3月末ぎりぎりにやっと就職先が決まりました。
比較的落ち着いた病院だったのでゆっくり学べて割合気楽に働けましたよ。決して希望した病院ではありませんでしたが、人間関係も良く働きやすかったです。
主さんはまだ卒業まで間があります。あくまでも就職先は運です。希望して行った所でも人間関係や激務で心身を壊す場合もあれば、希望でなくても行ってみたら自分に合っている場合もあります。自分が潰れたら元も子もないです。長く働けそうな所を探してみたらいかがでしょうか。
引用:看護師お悩み相談室
周りが将来の道が決まり始める中で、自分だけなかなか決まらない…。
これは単に新卒看護師の立場のみならず、社会に出始める新卒者の多くが抱える悩みの一つです。
私だけが能力がないのではないだろうか、私は社会に認められないのだろうか、そういった悩みにつながってしまうことも少なくありません。
しかし、決してそういうことではなく、倍率や人気が高い病院を受けているだけであって、自分とは合わない病院だったとうことです。
新卒看護師を求める場はたくさんあります。
自信を持って新たな職場を探していきましょう。
先輩のアドバイスにもあるように、こういった場合には、あまり選択肢をしぼりすぎず、様々な職場のいいところに目を向けることが、新たな一歩につながっていくと思います。
焦らず、じっくりと考えていきましょう。
働くうえでのお悩み
病棟以外で働きたい
新卒で病棟勤務している者です。鬱になってしまい、7月いっぱいで退職予定です。
引用:看護師お悩み相談室
病棟勤務で鬱になってしまったので、病棟勤務は難しいかなと思うのですが、親や家族はもう一度大きい病院で頑張った方がいいと言ってきて辛いです。
私もその方がいいのかなとは思うんですけど、不安も大きいです。
新卒でクリニックや検診センターなどで働くことは難しいでしょうか?
この悩みに対する、実際の先輩看護師のアドバイスがこちらです。
私は新卒で個人病院に就職しましたが、外来は忙しくて1からの指導はなかなか受けられず見て覚えてって感じでした。注射や点滴もまともにできないためなれるまで時間がかかりました。
プリセプターなど新人教育などクリニックはないのでは?ある程度技術や知識がないと難しいかもしれません。
人間関係も小さなとこなので狭い世界のなかでイジメとか陰湿だったので今は総合病院で働いています。新人教育も1からやり直せてかなり勉強になって転職してよかったと感じています。もしできるなら少しやすんでから新人教育がきちんとしている病院に入るはどうですか?外来など希望が通るところもあるので。
引用:看護師お悩み相談室
人間関係などは一概には言えませんが、経験者の方のアドバイスからわかる通り、クリニックなどで働くことは、実際には厳しい面もあるようです。
というのも、第1章で取り上げた年代別の職場から見てもわかるように、新卒者が病院以外で働くのはごくわずかです。
新人としての教育体制はあまり見込めず、自分で吸収しなくてはならない場面が増えると考えたほうがいいかもしれません。
そういった面も踏まえたうえで、自分の高めたい専門性がはっきりとしているなど、目的をもってクリニックを志望することは1つの選択肢であるといえます。
看護師を辞めたい
今年の4月から働き始めました。最近、先輩看護師から報告が遅い、できていないと指摘をうけました。
私自身はしているつもりだったのですが、指摘された内容を聞くと本当に出来ておらず、自分でも気をつけようとしているのですがなかなか上手くいきません。
なぜ出来ないのか、原因を考えてみてもわからず、どうすれば良いのか悩んでいます。
引用:看護師お悩み相談室
「もう4ヶ月も経つのになんで出来ないの」と先輩方からイライラされてしまい、誰かに相談しやすい雰囲気でもないです。…毎日、怒られてばかりでもう辞めたくてしかたありません。
このお悩みに対する先輩のアドバイスの一例がこちらです。
4ヶ月で先輩をイラつかせないレベルに成長できるなんて、人間業じゃないです。 そんな人はいません。そんなに落ち込まないで!
引用:看護師お悩み相談室
報告って、そんなに簡単なことではありません。私なんて7年目の今だって、報告抜けして迷惑をかけてしまう。
まだまだ始まったばかりです。これからいくらでも成長できますって! 応援しています☆
いざ働き始めるとなると、やはりその仕事の大変さに辞めたいといと思うことも多々あると思います。
しかしながら、離職率などからみて、看護師としての資格をこれまで積んできた中で、その資格なしに社会に出ることは実状として厳しいものがあるとも言えます。
先輩のアドバイスにもあるとおり、最初から完璧な人はいないのです。
多くの看護師さんが同じような悩みを抱えています。
ただ職場の人間関係が影響することもあるので、もしどうしても辛くて耐えられない時は転職することも一つの道です。
その時は、タイミングと時期には注意深い検討が必要です。
このことは、4章で紹介する看護師の心得にもつながりますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
新卒看護師の就活ポイント
ここでは、1.2章のことをふまえて、具体的にどうやって自分の将来を決めていくかを一緒に検討していきましょう。
就職先を選ぶポイント
働く場所の検討
就活するうえで、「なかなか働き場所が決まらない」「比較ポイントがわからない」といった方は、
まずは、“自分のやりたい看護ができる働き場所であるのか”どうかを、大切にしていきましょう。
その病院ごとの強みとしている診療科目などを調べることが、自分のよりこととの比較になると思います。
そのうえで、具体的な比較項目として大きく上げるのが、次の4つのことです。
- 同期の人数や環境はどうか
- その病院で高められる専門性はなにか
- 夜勤体制などの有無
①に関しては、やはり第1章でも取り上げたように、クリニックなどで働き始める同期の新卒者は全体的に少ないので、そういった環境面をどう選択するか検討するポイントとなります。
- 育児休業体制
- 給与体制はどうか
- 年間休日数
- 手取りや初任給の実態
②の給与面に関しては、先ほど述べた平均給与に比べてどうなのか、また自分の希望にそぐいそうか確認していきましょう。
- 病院ごとの離職率の検討
- ローテーション体制
- 希科に配属されやすいか
- アットホームな人間関係か
③に関して、特に病院ごとの離職率などは、その病院の雰囲気や環境を結果としてあらわす、とても参考になるデータかと思います。
病院によって平均以上に離職率が高かったり、低かったりもしますので、注意して確認してみましょう。
- 新人研修などの充実度
- 資格取得の支援体制
- プリセプター制度などの有無
④の教育体制に関しても、新卒看護師の方にとって大変重要となります。
病院を選ぶにしても診療所などのほかの場で働くにしても、働き場の検討ポイントとして重きを置いていきましょう。
以上のような要素に関して、1つ1つチェックしながら自分にあった病院探しの手段として、以下のようなサイトが参考になると思います。
是非参考にして、説明会や見学などに足を運んでみてください。
(参考:マイナビ看護学生)
配属科の検討
目指したい病院は決まってきたけど、希望する科が絞りきれない…という方も少なくはないです。
まずそもそも希望するところに本当に配属されるのか、そういったところも気になりますよね。
ここでは実際に新卒看護師として社会に出たひとの、アンケート調査をもとに実態を探っていきます。
まずは希望科にどれくらいの割合で配属されるのかを見てみましょう。
2013年のアンケート調査によると、およそ6割の人々が第一希望に配属されたとの結果でした。
寄せられたコメントによると、「うちは全員第一希望か第二希望が通ったみたい」「全然希望してないところに配属された子が多いです」と、施設ごとの差が大きいようです。
【経験者の声】
◆希望が叶った人
「今年は、ICUは新人を採らないと言われていたが、自分の想いが通じたようでとても嬉しいです」(ICU)
「希望通りだけど、こんなに忙しいと思わなくてちょっと後悔しています・・・」(呼吸器循環器外科)
◆希望が叶わなかった人
「あまりに違いすぎてショックを隠しきれません」(小児科希望⇒オペ室配属)
「最初は戸惑ってショックでしたが、外来ならではの処置の多さや退院後への継続看護、慢性疾患患者への指導や地域や病棟との情報共有など、とても学びが多い部署なので、今はこの部署に配属されてよかったと思っています。」(循環器内科希望⇒外来処置室配属)
その後働くモチベーションを大きく左右してくることでもあるので、まずは自分の配属希望が通りやすい働き場なのかを、調べてみましょう。
しかしながら、希望がかなわなくとも結果的にいい方向につながることもありますので、1つの希望だけがすべてだということではないと思います。
自分の希望を第1志望で尊重しつつも、関連があり納得のいく配属先として第2第3志望を意識しておくと安心でしょう。
続いて実際に希望した科の人気ランキングと、配属された科のランキングを比較して、新人看護師さんの人気傾向をつかんでみましょう。
先ほどのアンケート調査と同様の新人看護師さん約1500人に回答いただいた結果です。
第1希望の上位TOP3は「内科・循環器・整形外科」でした。
ただし、1位の「内科」は様々な疾患をひとくくりしている施設が多いことを念頭においてデータを見る必要はありそうです。
配属先の上位TOP3は、「内科・整形外科・循環器」。
2位・3位の順位変動はあるものの、配属希望のTOP3と同じ顔ぶれが並びました。
そして配属希望からの順位変動が大きかったのが、「手術室」と「小児科」。
手術室は、配属希望が45名で全体ランキングでは16位だったのに対し、実際に配属されたのは86名と大幅アップ!
新人さんが希望している以上に、病院側でのオペ室配属ニーズが高い様子がうかがえます。
逆に小児科は希望者128名に対し配属は75名。倍率にして約1.7倍の狭き門となったようです。
めでたく希望が通った看護師さんの中にも「倍率が高い中で希望が通っただけに、プレッシャーを感じます。他の同期の前で弱音を吐きにくい・・・」という悩みを抱えている人もいるようです。
こういった傾向を踏まえて、自分の希望する科を検討してみましょう。
(参考:看護roo!)
差がつく履歴書や面接を知る
履歴書を書くうえで
いざ、自分の希望の働き場所に自分をアピールするとなった場合に、誰しも必要になってくるのが“履歴書”。
いざペンを握ると、「その書き方がわからない!」「マナーはあっているのかな?」など迷うこともあるはず。
まずは、履歴書の文字を丁寧に書くことと適切な写真を使用することが大前提として挙げられます。
当たり前のようで実は見落としがち。期限などにあせってしまい、丁寧さへの配慮を失っては本末転倒です。
どんなに素晴らしい内容を書いても、乱雑な字は相手の読む気持ちを奪ってしまいます。
皆さんの思いを伝えるためにも、“当たり前”を忘れないようにしましょう。
とはいえ、どんな語調を使ったらいいのかなどの細かなルールはなかなかわからないもの。
そういったときは下記のサイトにおいて1つずつチェックをしたうえで書いていきましょう。
履歴書のコツや、細かなルールについて丁寧に紹介されているので、ぜひ参考にしてみてください。
志望動機に迷ったなら
履歴書を書く上や面接の場において、もう一つの悩みとして多くの人が挙げるのが“志望動機”。
いざ理由を聞かれると言葉にどうしていいかわからない・・・。
志望動機に関してなかなかまとまらない経験がある方も多いのではないでしょうか?
まず志望動機というものが、あなたの人物像を表す、採用者にとっての大きな情報であることを自覚しましょう。
あなたらしさを盛り込みながら、重要な点として、採用者の立場に立って、読まれるということを意識することが必要になってきます。
志望動機に関しても、様々な場面に対応したルールをまとめた以下のサイトをぜひ参考にしてみてください。
具体例を交えながら、皆さんのお悩みを解決してくれるヒントがきっと隠れています。自分が見落としていたポイントがあれば修正し、自信の持てる志望動機につなげていきましょう。
新卒看護師としての今後の心得
就活をし、本格的に社会の一員として働き始める新卒看護師の皆さんに、今後の心得としてどういったことを意識していったらよいのかを、お伝えします。
実際の看護師経験者のかたの意見をもとに、3つのポイントとしてまとめました。
- 命を扱う現場であることの意識
- 教わるだけでなく、自ら学ぶ努力を。
- つらくてもまずは1年、次は3年
まずは①、実習の間には、生死にかかわるような状態の患者さんはなかなか受け持ちをしません。
病棟で実習していても、常にバタバタしていることが多い現場。
しかし、実習の受け持ち患者の選択にも、学習しやすい患者さんがセレクトされてきたのが実状です。
資格を取得し就職。
いきなり入職した先で『病態が複雑』『急変の恐れがある』『症状の進行がある』患者さんに多く関わる事になり、学習・様々な手技の取得と学校ではありえないほどの『新しい事』を詰め込んでいくことになります。
時に、自分の行う事1つで状態が変化する場合もあり、今まで普通に過ごしていた方が急変する、なんてこともあり得るのです。
いきなり、そのような状態に慣れることは困難。
しかし、そのような状況下にあるのが医療現場であるということをしっかり頭に入れておきましょう。
②に関しては、これまでとは違う、社会人としての看護師像の意識が必要になってくるということです。
学校は『教わる為に行く』場所ですね。
自分で学習はしますが、基本的な事は授業があり、教えてくれます。
実際に働くとなれば、その職場に合った『スキル』を学習します。
入職した場所次第でまったく違います。
同じ1年目でも、学ぶ事はまったく違うのです。
ここから先は、教えてくれることも多くありますが基本は『自己学習』が中心。
まずすべて教えてもらう、というスタンスではなく自分から進んで学んでいく姿勢が大切です。
自分で本屋に行き、自分に合った本を探す。
職場にも参考図書があり、先輩が勧めてくれることもあるでしょう。
時に、職場によっては『指導に手が回らない』『指導者が日替わり』等のところもあり、頭の整理がしにくくなるような事もあり得ます。
そのような時は、『指導内容に不満』ではなく、自分で整理してまとめるチャンスとして考えましょう。
- 技術を見せてもらう(一緒に処置に入らせてもらう)
- 時間があるときに、整理したものをみてチェックしてもらう
- スタッフに余裕があるときに、手技に対して必要な物品などを見せてもらい『自分ノート』を作る
- 職場にある物品・場所を覚える
③については、今回とりあげたお悩みにも通じることですが、実際、やはり多くの人が、4時に怒月に入職し、オリエンテーション・配属・日々の学習と忙しく、自分がどこにいるのかわからない状態。
心身はボロボロ。
おこられ、悔しくて涙する事もあるようです。
特に、5月の連休くらいになると、心身ともにつらい日々になるかもしれません。
同級生と連絡を取って話を聞いたら私より進歩している・・・と比較してしまう自分がいたり。
ここでくじけてしまうとせっかくの頑張りが、ストップしてしまう事も。
頑張った自分に褒美をあげつつも、しっかり次に向かって気持ちを切り替えていきましょう。
夏頃になると、少しずつ自分の仕事が理解でき、優先順位を考えて行動が「少し」できて、秋になると、自分の出来る・出来ないが客観的に評価できるようになります。
進度によっては夜勤デビューもこのあたりから始まることでしょう。
そして、1年が経過する頃には、1年前とは違った自分が待っているのです。
実は1年・3年・5年目の終わりというのは、周りが見えてくる時期で、時には「自分の思いが理解してもらえない」と感じたり、「自分が此処にあるべきかどうか」考えてしまう時期にあり(3年~5年は奨学金を受けている人などは返済免除終了時期と重なることもある)転職を考える人も多くいるのが現状です。
でも、1年目が終わったあなたはちょっと待ってください!
1年目というのは、まだまだ「技術がそれなりに出来る」くらいのまだまだ『ヒヨッコ』なんです。
2年・3年と学ぶべきことが沢山あるのです。
3年経過すると、自立して考えることができ、看護師としての基盤が形成されてきます。
『辞めたい』と感じた時は、まず3年頑張ろう・・・そう思ってください。
中途半端のスキルは、転職時の評価としてもあまりよくないので、転職するにしても、タイミングと意思固め、また転職先での将来性を意識していきましょう。
ただ無理をしすぎて『うつ』になってしまっては本末転倒です。
本当に限界の時は転職して新たなスタートをきることも大切です。
おわりに
いかがだったでしょうか?
新卒者として社会のスタートに立つことは、大変さも不安もつきものだと思いますが、この記事を通して、後悔のないスタートをきり、看護師として成長を遂げていくことを願っています。
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