クリニックの求人を探す看護師さん必見!7つのチェックポイント

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クリニック 看護師 求人

ライフスタイルの変化や夜勤への不満からクリニック看護師の求人を探している方も多いのではないでしょうか?

「クリニック看護師ならばプライベートも仕事も両立出来そうだ」と簡単に考えてはいませんか?

今回はクリニックへの転職で、「先に知っておけばよかった」、「ちゃんと確認するべきだった」などと後から後悔してしまいがちな部分をお伝えします。

  • どんな点に注意しながらクリニック看護師の求人を探すのか
  • どの就職支援先を利用したらいいのか

をご紹介しますので、クリニック看護師の求人の中からご自分の希望に合った施設が見つけられるよう、参考にしていただけたらと思います。

※この記事は2017.6.15「1.(1)求人の確認するべき7つのポイント」を更新しました。

目次

1.クリニック看護師求人、再就職先の決め手
(1)求人の確認するべき7つのポイント
(2)求人の実情
   ア.求人数は病院の約1/5
   イ.人気の理由と求人倍率

2.クリニック看護師の求人、正社員・非常勤で比較
(1)正社員の検証結果
(2)非常勤の検証結果

3.クリニック看護師の求人、転職支援先
(1)タイプ別転職活用術
   ア.友人・知人の紹介
   イ.ハローワーク(公共職業紹介所)
   ウ.求人情報や広告を利用する(自分で応募までする場合)
   エ.民間の職業紹介所(転職サイト)を利用する

4.おわりに

 

1.クリニック看護師求人、再就職先の決め手

(1)求人の確認するべき7つのポイント

①社会保険完備かを確認する

社会保険完備であれば厚生年金を会社が半分負担してくれますが、クリニックは個人事業主(自営業)なため、次のような可能性があります。

  • 国民年金への加入となるクリニックが多い
  • 国民年金保険料15,590円(平成27年度)を自分で全額給料から支払う
  • 健康保険は医師国保に加入となる場合が多い
    (医師国保の会社による半額負担は義務ではなく、全額自分で支払う事もある。また、都道府県によっては産休中の出産手当が支給されないデメリットがある)

「保険は、常勤が5名以上いないと社会保険になれないので、クリニックでは医師国保が主流です。
厚生年金は会社が半額負担をするので、クリニックにはメリットがないため、扱っていないところが多いです。
厚生年金と国民年金では、将来もらえる額が違いますもんね。
私もクリニックのそういうところが不安で、最近、脱クリニックしました。」
(参考:看護師お悩み相談室

②法定外福利厚生、退職金の内容確認(法律によって義務付けられていない部分)

住宅手当や資格手当、退職金制度は求人票に記載がありますか?

  • 月給に「各種手当込」と書いてあるクリニック
  • 月給とは別に支払うクリニック
  • 何も記載なし

の場合があります。

退職金制度も記載の有無はもちろん、「○年以上勤務+金額」とわかりやすい所と「退職金あり」だけの所など様々です。

「口頭で「退職金は出すから」と言われていたが、踏み倒されたり、大幅に減額されていたりして泣き寝入りする職員も見聞きしました。
これから長く勤めるのであれば、厚生年金はもちろん、退職金制度もきちんと確認して勤められた方がいいと思いますよ。」
(参考:看護師お悩み相談室

③年間休日数、クリニックの運営時間や休診日

年間休日数はクリニックによって80~120日位の差があります。

  • 週休二日制
  • 休日交代制
  • 長期休暇の有無

どのように記載されていますか? クリニックの運営時間も終了が遅い場合があり、帰宅が遅くなる可能性がわかります。

「看護師4年目です。クリニックに勤めています。結婚1年目、子どもはまだです。年間休日日数77日と、休みが少ないことで悩みが色々とあります。
朝から晩まで働いて帰ったら炊事などしていつの間にか就寝時間が来て日曜日は1週間の溜まった家の用事をして、なんかもう鬱になりそうです。旦那は月12日程休みがありますが、私は多くても月6、7です。」
(参考:看護roo!ナースカタリーナ

④出産、育児に関する制度

  • 「産休育休取得実績あり」
  • 「託児所あり」
  • 何も記載なし

クリニックによって記載が全く違います。

少ない人数で運営しているクリニックでは産休や育休を取得しづらい傾向にあるので、将来的に出産も考えている方はよく確認をしましょう。

「私はクリニックで働いていましたが、産休・育休制度はありませんでした(無駄な人件費になるので。どこもクリニックの経営は厳しいようです)。」
(参考:看護師お悩み相談室

クリニックの産休や育休に関する記事は下記も参考になさって下さいね。

クリニック 看護師みんなの看護部『クリニック看護師の給料と仕事内容とは?知っておきたいその実情 3.クリニック看護師の産休・育休について』

⑤賞与、手当の有無

  • 賞与有りでも回数と金額
  • そのクリニック独自の手当(勤勉手当、職能手当など)の記載
  • 何も記載なし

など、年収に大きな差が出る部分の記載方法が様々です。

⑥通勤時間

最寄駅から遠くありませんか?公共交通機関は使える場所ですか?意外と見落とす部分です。毎日のことですので、本当に無理がないのかよく検討しましょう。

 

⑦クリニックの内観や外観

クリニック、という言葉のイメージだけで想像していたらボロボロの診療所だったという声もあります。
インターネットなどを使い、施設の状態も調べておく必要があるでしょう。

クリニックは個人経営なので、全てが経営者である院長次第になります。

月給や時給だけの確認ではなく細かいところまで確認しましょう。
わからないところはメモに取り、応募の電話や職業紹介所での確認を事前にするべきです。

 

(2)求人の実情

ア.求人数は病院の約1/5

求人の10件中5件は20床以上の病院、10件中1~2件がクリニックの求人となります。

日本看護協会によると、20床以上の病院の求人数は全体の50.2%、クリニックを含む診療所の求人数は全体の
11.8%でした。病院と比べると求人数はだいぶ少なくなるのがわかりますね。
看護師施設種類別の求人数

(参考:公益社団法人日本看護協会 施設種類別の求人数

 

イ.人気の理由と求人倍率

クリニック看護師の人気の理由はやはり夜勤がない事を希望する方が多いからです。(下記表参照)
求人数は20床以上の病院が多く、希望が多いのは日勤のみ、となり必然的にクリニック看護師の求人は人気が高くなる傾向にあります。

看護師勤務体制の希望

(参考:厚生労働省 看護職員就業状況等実態調査結果

日勤のみの求人は1.75倍と交代制の15.85倍に比べて、仕事を希望する人に対して求人が少なくなる事がわかります。

看護師勤務体制別求人数

※求人倍率とは1.0以上で仕事を探している人数よりも求人の方が多くなります。数字が高いほど求人が多いという事です。

 

2.クリニック看護師の求人、正社員・非常勤で比較

クリニック看護師の求人を探している方の中には、パートアルバイト(非常勤)の希望も多い事がわかりました(全体の結果は48%)

非常勤を希望する理由にはブランクのある方がまずはパートアルバイトでならしたい、休みが取りやすいことなどがあげられます。

いずれは正社員でと考える場合は「正社員登用制度」の確認もしておきましょう。

看護師雇用形態の希望

(参考:厚生労働省  看護職員就業状況等 実態調査結果

 

(1)常勤の検証結果(平成24年度)

診療所を希望する人数が求人数を超えています。
常勤 求人数 仕事を探している人数 倍率
病院 67988 38081 1.78
診療所 11986 24077 0.49

※潜在看護師のデータによるものなので、復職希望者(ブランクあり)の場合とします
(参考:公益社団法人日本看護協会 潜在看護職員の就業に関する報告書

 

(2)非常勤の検証結果(平成24年度)

病院、診療所ともに希望する人数が求人数を超えています。
非常勤 求人数 仕事を探している人数 倍率
病院 17854 21112 0.84
診療所 8075 18758 0.43

※潜在看護師のデータによるものなので、復職希望者(ブランクあり)の場合とします
(参考:公益社団法人日本看護協会 潜在看護職員の就業に関する報告書

 

3.クリニック看護師の求人、転職支援先

厚生労働省の調査結果によると、再就職に結びついた施設は

1位 友人知人による紹介
2位 ハローワーク
3位 求人広告・求人情報誌

という結果が出ました。

看護師再就職時利用した施設
(参考:厚生労働省 看護職員就業状況等 実態調査結果

 

(1)タイプ別転職活用術

ア.友人・知人の紹介

《こんな人におすすめ》
短時間で採用までこぎつけたい、相談やアドバイスを受けたい
メリット デメリット
  • 採用率が高い
  • 事前に内部情報がわかる
  • 問題があっても辞めにくい
  • 声をかけてしまったら紹介を断りづらい

 

イ.ハローワーク(公共職業紹介所)

《こんな人におすすめ》
時間に余裕がある、相談やアドバイスを受けたい
メリット デメリット
  • 公共の施設という安心感がある
  • 地域の求人に強い
  • ネットでの求人検索可能
  • 相談や面接対策講習会が利用できる
  • マザーズハローワークもある
  • 登録、紹介状は窓口での手続きが必要
  • 施設の運営時間が限られている
  • 待ち時間が長い
  • 求人票の情報に不明点が多い
ナースセンターはハローワークと同じく公共職業紹介所で、ハローワークのメリットに付け加えて、看護師の求人に特化しているという点、デメリットとしては設置数が少ないというのがあげられます。

【公共職業紹介所】

ウ.求人情報や広告を利用する(自分で応募までする場合)

《こんな人におすすめ》
時間に余裕がある、相談やアドバイスはわずらわしい
メリット デメリット
  • インターネット、情報誌などから自分で求人検索し、応募するため、結果に納得できる
  • 強引な勧誘やわずらわしさがない
  • 検索から問い合わせ、全てを自分で行う
  • 踏み込んだ質問がしづらい
  • 自分で調べた情報が全てになる

 

エ.民間の職業紹介所(転職サイト)を利用する

《こんな人におすすめ》
時間がない、相談やアドバイスを受けたい
メリット デメリット
  • 希望を担当者に伝えると合う求人を紹介してもらえる
  • 面接の日取りや給料の交渉、担当者が進めてくれる
  • アドバイスや病院の雰囲気、面接への動向などサポートが多数
  • 電話が頻繁にかかってくる場合もある
  • 紹介料が病院から入るため、強引な勧誘がある場合もある

参考までに下記は主な転職サイトのクリニックの求人数ランキングになります。(2019年3月時点)

順位転職サイト名求人数
1位看護roo!58,416件
2位医療ワーカー17,462件
3位看護のお仕事13,924件
4位マイナビ看護師4,788件

 

4.おわりに

クリニック看護師の求人は求人内容を事前に確認をしてほしい点がある事、病院の求人に対して数は減り、そのうえ人気は高い事、非常勤での希望も多いが求人数はこちらも減る事、などをお伝えしました。

なかなか決まらなくてもこういった「人気があり、他の方もねらっている」という事をふまえ、あせらず落ち込まないで頂きたいと思います。

求人検索方法は①友人知人、②公共施設、③民間職業紹介会社、④全て自分で行うという方法があります。

どのやり方が自分に向いているか参考にしていただき、勤務時間や勤務内容の希望に合う求人を、後悔のない方法で見つけて頂きたいと思います。

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この記事の作成者: s.endou