専門看護師と認定看護師の違いがわかる!自分に合ったキャリアアップを知る方法

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看護師のキャリアアップや専門性向上のための選択肢の一つとして注目される、「専門看護師」「認定看護師」の2つの資格。
看護における特定分野の専門家としてよく比較される二つの資格ですが、専門看護師と認定看護師の違いを明確に説明することはできますか?
専門看護師と認定看護師は、専門分野も担う役割も仕事も違いがあり、まず自分が資格取得を目指す理由や目的をきちんと整理し理解する必要があります。
その上でどちらを目指すのかをしっかり考える事が重要です。
ここでは、専門看護師と認定看護師の違いを細部まで徹底比較し、あなたのキャリアアップにはどちらの資格が向いているのかをご紹介していきます。

目次

1.専門看護師と認定看護師の一番の違い

2.専門看護師と認定看護師の登録者数の比較
(1)キャリアアップを目指す看護師の増加

3.教育及び認定システムの比較
(1)専門看護師と認定看護師の資格取得ルートの比較
(2)教育システム・認定システムからわかる専門看護師と認定看護師の違い

4.求められる役割の比較
(1)専門看護師と認定看護師が担うそれぞれの役割
(2)役割からわかる専門看護師と認定看護師の違い
(3)専門看護師にのみ求められる3つの役割

5.専門分野の比較
(1)専門看護分野と認定看護分野の一覧の比較
(2)看護分野からわかる専門看護師と認定看護師の違い

6.賃金処遇の比較
(1)給与UPに結び付いていない現状

7.専門看護師と認定看護師、自分に合った資格を選ぶには?
(1)専門看護師を目指した方が良い看護師
   ア.費用や期間が掛かっても、高い専門性を持つ看護師になりたい
   イ.医療チームが円滑に機能するための関係調整と、看護職員のケアをしたい
   ウ.看護師の育成や研修・臨床研究をしたい
   エ.専門的な知識と技術を持ち、患者やその家族が病気と向かい合っていけるように支援したい
   オ.倫理的な視点から、精神的苦痛を解決する糸口を見つけることができるようになりたい
(2)認定看護師を目指した方が良い看護師
   ア.特定の分野に特化したエキスパートになりたい
   イ.臨床の現場で、患者の不安・苦痛に直面し「今自分にできることは何か」と悩んでいる
   ウ.他職種を含めた職員を対象にしたスキルアップの取り組みをしたい
   エ.できるだけ短い期間で専門性の高い看護師資格を取得したい

8.それぞれの役割を理解し、看護の質を向上させるために資格取得を目指そう

9.専門看護師・認定看護師支援のある病院の探し方

1.専門看護師と認定看護師の一番の違い

【専門看護師】・・・「看護ケアのスペシャリスト」
【認定看護師】・・・「臨床現場におけるエキスパート」

専門看護師制度でのそれぞれの目的は、「複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識及び技術を深めた者」を専門看護師とし、「ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践の出来る者」を認定看護師としています。こちらの表現では大変伝わりにくい専門看護師と認定看護師の違い。

わかりやすく、両資格の違いを示すならば、患者の直接ケアと医療者の連携をはかる「看護ケアのスペシャリスト」が専門看護師。
臨床現場で水準の高い看護技術を実践できる「臨床現場におけるエキスパート」が認定看護師だという点です。

これより、専門看護師と認定看護師の背景・求められるスキルを細部まで比較しながら、専門看護師と認定看護師の違いを詳しくご紹介していきます。

2.専門看護師と認定看護師の登録者数の比較

(1)キャリアアップを目指す看護師の増加

医療の高度化や専門分野化が進む中で、看護ケアの広がりと看護の質の向上を目的として、日本看護協会により「専門看護師」と「認定看護師」は作られました。看護の現場で経験を積む中で、看護ケアの必要性を感じ、専門性を高めるキャリアアップの選択肢の1つとして資格取得を目指す看護師が増加しています。

【都道府県別専門看護師数の年次推移】

都道府県別 専門看護師の登録者数

(参考:日本看護協会「都道府県別専門看護師登録者数」

【都道府県別認定看護師数の年次推移】

都道府県別 認定看護師の登録者数

(参考:日本看護協会「都道府県別認定看護師登録者数」

専門看護師、認定看護師ともに資格登録者は年々増加し、2014年には専門看護師は1400人、認定看護師は14000人を超えました。
登録者数だけで比較すると、認定看護師の方が圧倒的に多いことがわかります。
資格取得希望者数に格差が生じる理由には、受験条件にも理由があります。

3.教育及び認定システムの比較

(1)専門看護師と認定看護師の資格取得ルートの比較

専門看護師と認定看護師のルート比較

(2)教育システム・認定システムからわかる専門看護師と認定看護師の違い

【専門看護師】・・・看護系大学大学院修士課程修了が必要
【認定看護師】・・・認定看護師教育機関での認定看護師教育課程を履修していること

専門看護師資格の受験には看護系大学大学院修士課程修了、認定看護師資格には認定看護師教育課程を履修していることも条件の1つとなります。
働きながら就学することは容易なことではありません。積極的に資格取得をサポートしてくれる病院に勤務している場合は、休職制度等を利用し資格取得を目指すこともできますが、バックアップ体制が整っていない医療施設も少なくありません。
特に専門看護師を目指す場合は、大学院での修士課程修了が条件ということで費用や期間をより要することになります。大学院での修士課程修了となると、2年の期間は要する事になるため、専門看護師資格を取得するために一旦退職をしたという看護師も多いのです。
このような資格条件の難易度の違いも、登録者数差に大きくひらきを見せているという1つの要因になっています。

4.求められる役割の比較

(1)専門看護師と認定看護師が担うそれぞれの役割

専門看護師の役割 認定看護師の役割
【実践】
個人、家族及び集団に対して卓越した看護を実践する
【実践】
個人、家族及び集団に対して水準の高い看護を実践する
【相談】
看護者を含むケア提供者に対しコンサルテーションを行う
【相談】
看護職に対しコンサルテーションを行う
【教育】
看護者に対しケアを向上させるため教育的役割を果たす
【指導】
看護実践を通して看護職に対し指導を行う
【倫理調整】
個人、家族及び集団の権利を守るために、倫理的な問題や葛藤の解決をはかる
【調整】
必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う
【研究】
専門知識及び技術の向上並びに開発をはかるために実践の場における研究活動を行う

(2)役割からわかる専門看護師と認定看護師の違い

【専門看護師】・・・施設内外での活動が広範囲にわたる
【認定看護師】・・・水準の高い看護実践のために特定の役割を果たす

(3)専門看護師にのみ求められる3つの役割

  • 組織を横断しながら調整(マネジメント)をする業務を担う
  • 看護職に対する教育的役割・倫理的な問題や葛藤の解決をはかる
  • 技術向上をはかるための研究活動をおこなう

専門看護師と認定看護師は、役割の数にも違いがあります。
専門看護師の役割は6つ、認定看護師の役割が3つあり、倫理調整・調整・研究が認定看護師にはない役割となります。
実践・相談・教育(指導)においても、対象や内容に違いが見られ、専門看護師の活動は広範囲に及ぶことがうかがえます。
専門看護師はある特定分野における深い知識・卓越した看護技術はもとより、組織を横断しながら調整(マネジメント)することの業務が多くなり、施設内外での活動は広範囲にわたります。 また、看護職に対する教育的役割・倫理的な問題や葛藤の解決をはかる倫理調整、技術向上をはかるための研究活動も専門看護師に限られた役割です。
「専門看護師」が保健医療福祉のコーディネーションや研究活動などを任務としているのに対し、認定看護師はあくまでも臨床現場におけるエキスパート。
臨床現場に焦点をあてた3つの役割を果たし、看護ケアの広がりと質の向上に貢献します。

5.専門分野の比較

(1)専門看護分野と認定看護分野の一覧の比較

専門看護分野 認定看護分野
【がん看護】
がん患者の身体的・精神的な苦痛を理解し、患者やその家族に対してQOL(生活の質)の視点に立った水準の高い看護を提供する。
【救急看護】
・救急医療現場における病態に応じた迅速な救命技術、トリアージの実施
・災害時における急性期の医療ニーズに対するケア
・危機状況にある患者・家族への早期的介入および支援
【精神看護】
精神疾患患者に対して水準の高い看護を提供する。また、一般病院でも心のケアを行う「リエゾン精神看護」の役割を提供する。
 【皮膚・排泄ケア】
・褥瘡などの創傷管理およびストーマ、失禁等の排泄管理
・患者・家族の自己管理およびセルフケア支援
【地域看護】
産業保健、学校保健、保健行政、在宅ケアのいずれかの領域において水準の高い看護を提供し、地域の保健医療福祉の発展に貢献する。
 【集中ケア】
・生命の危機状態にある患者の病態変化を予測した重篤化の予防
・廃用症候群などの二次的合併症の予防および回復のための早期リハビリテーションの実施(体位調整、摂食嚥下訓練等)
【老人看護】
高齢者が入院・入所・利用する施設において、認知症や嚥下障害などをはじめとする複雑な健康問題を持つ高齢者のQOLを向上させるために水準の高い看護を提供する。
 【緩和ケア】
・疼痛、呼吸困難、全身倦怠感、浮腫などの苦痛症状の緩和
・患者・家族への喪失と悲嘆のケア
【小児看護】
子どもたちが健やかに成長・発達していけるように療養生活を支援し、他の医療スタッフと連携して水準の高い看護を提供する。
 【がん化学療法看護】
・がん化学療法薬の安全な取り扱いと適切な投与管理
・副作用症状の緩和およびセルフケア支援
【母性看護】
女性と母子に対する専門看護を行う。主たる役割は、周産期母子援助、女性の健康への援助、地域母子保健援助に分けられる。
 【がん性疼痛看護】
・痛みの総合的な評価と個別的ケア
・薬剤の適切な使用および疼痛緩和
【慢性疾患看護】
生活習慣病の予防や、慢性的な心身の不調とともに生きる人々に対する慢性疾患の管理、健康増進、療養支援などに関する水準の高い看護を行う。
 【訪問看護】
・在宅療養者の主体性を尊重したセルフケア支援およびケースマネジメント看護技術の提供と管理
【急性・重症患者看護】
緊急度や重症度の高い患者に対して集中的な看護を提供し、患者本人とその家族の支援、医療スタッフ間の調整などを行い、最善の医療が提供されるよう支援する。
 【感染管理】
・医療関連感染サーベイランスの実践
・各施設の状況の評価と感染予防・管理システムの構築
【感染症看護】
施設や地域における個人や集団の感染予防と発生時の適切な対策に従事するとともに感染症の患者に対して水準の高い看護を提供する。
 【糖尿病看護】
・血糖パターンマネジメント、フットケア等の疾病管理および療養生活支援
【家族支援】
患者の回復を促進するために家族を支援する。患者を含む家族本来のセルフケア機能を高め、主体的に問題解決できるよう身体的、精神的、社会的に支援し、水準の高い看護を提供する。
 【不妊症看護】
・生殖医療を受けるカップルへの必要な情報提供および自己決定の支援
 【在宅看護】
在宅で療養する対象者及びその家族が、個々の生活の場で日常生活を送りながら在宅療養を続けることを支援する。また、在宅看護における新たなケアシステムの構築や既存のケアサービスの連携促進を図り、水準の高い看護を提供する。
 【新生児集中ケア】
・ハイリスク新生児の病態変化を予測した重篤化の予防
・生理学的安定と発育促進のためのケアおよび親子関係形成のための支援
 【透析看護】
・安全かつ安楽な透析治療の管理
・長期療養生活におけるセルフケア支援および自己決定の支援
 【手術看護】
・手術侵襲を最小限にし、二次的合併症を予防するための安全管理(体温・体位管理、手術機材・機器の適切な管理等)
・周手術期(術前・中・後)における継続看護の実践
 【乳がん看護】
・集学的治療を受ける患者のセルフケアおよび自己決定の支援
・ボディイメージの変容による心理・社会的問題に対する支援
 【摂食・嚥下障害看護】
・摂食・嚥下機能の評価および誤嚥性肺炎、窒息、栄養低下、脱水の予防・適切かつ安全な摂食
・嚥下訓練の選択および実施
 【小児救急看護】・救急時の子どもの病態に応じた迅速な救命技術、トリアージの実施・育児不安、虐待への対応と子どもと親の権利擁護
 【認知症看護】
・認知症の各期に応じた療養環境の調整およびケア体制の構築
・行動心理症状の緩和・予防
 【脳卒中リハビリテーション看護】
・脳卒中患者の重篤化を予防するためのモニタリングとケア
・活動性維持・促進のための早期リハビリテーション
・急性期・回復期・維持期における生活再構築のための機能回復支援
 【がん放射線療法看護】
・がん放射線治療に伴う副作用症状の予防、緩和およびセルフケア支援
・安全・安楽な治療環境の提供
 【慢性呼吸器疾患看護】
・安定期、増悪期、終末期の各病期に応じた呼吸器機能の評価及び呼吸管理
・呼吸機能維持・向上のための呼吸リハビリテーションの実施・急性増悪予防のためのセルフケア支援
 【慢性心不全看護】
・安定期、増悪期、終末期の各病期に応じた生活調整及びセルフケア支援
・心不全増悪因子の評価およびモニタリン

(2)看護分野からわかる専門看護師と認定看護師の違い

【専門看護師】・・・患者だけではなくその周囲の人たちを含めてケアを行い、人間関係にまで及ぶサポートを行う
【認定看護師】・・・専門分野が細かく分かれており、特定の看護分野において水準の高い看護技術を活かす

専門看護師も認定看護師も特定の分野を極めるという点では似ていますが、求められている能力・知識・技術・ポジション・業務内容には違いがあります。専門看護師の専門看護分野の11分野に対して、認定看護師の看護分野は21分野あり、「皮膚・排泄ケア」「不妊症看護」「透析看護」「脳卒中リハビリテーション」等、かなり焦点を絞ったより細かい分野に分かれています。
がんの分野でみても、専門看護師は「がん看護」1つだけなのに対し、認定看護師は「がん化学療法看護」「がん性疼痛看護」「乳がん看護」「がん放射線療法看護」と4つの分野に分かれていることからも、その特定の分野に関するエキスパートとして患者をケアしていくことができる看護師であり、より臨床に近いといえるでしょう。

6.賃金処遇の比較

(1)給与UPに結び付いていない現状

専門性の高い専門看護師・認定看護師は、資格相応の賃金処遇をイメージされる方も多いと思います。
しかし、日本看護協会の調査によると、専門看護師、認定看護師などの専門性の高い看護師に対して、賃金表の等級や号俸を上げる、あるいは上位職の資格等級に昇格させるなど賃金表上で評価していない(賃金表で昇格・昇給なし)、かつ、手当のない施設はそれぞれ61.4%、54.8%。また、賃金表上での評価はないものの、手当がある施設はそれぞれ17.7%、22.0%であり、各施設で最も高い者の手当額の平均は専門看護師1万832円、認定看護師9,773円というデータがあります。

専門看護師と認定看護師の賃金処遇の比較(参考:日本看護協会:「病院勤務の看護職の賃金に関する調査」

専門看護師・認定看護師、どちらの資格も昇給のために取得を目指しても、期待していた結果を得られていないという現状があります。
昇給のために、費用と長い期間を費やして専門看護師や認定看護師を取得しても、不満となる結果になるでしょう。
それぞれの役割・能力・知識・技術を比較し自分に合った方を選ぶ必要があるのです。

7.専門看護師と認定看護師、自分に合った資格を選ぶには?

(1)専門看護師を目指した方が良い看護師

ア.費用や期間が掛かっても、高い専門性を持つ看護師になりたい

専門看護師は、看護系大学大学院修士課程を修了しなくてはならないため、その間2年間は大学院へ通う必要があります。その間の学費や生活費などの費用の準備が必要となります。病院の資格取得支援等を利用すれば、様々なサポートを受けることはできますが、大学院修士課程を修了することは認定試験の受験資格の一つを満たしただけに過ぎません。専門看護師認定試験に合格するための必要な技術を身につける為に2年間就学することは軽い気持ちで務まることではなく、高い志が必要となるのです。

イ.医療チームが円滑に機能するための関係調整と、看護職員のケアをしたい

専門看護師の仕事は、患者やその家族に対して看護ケアを行うだけではありません。専門の看護分野で、看護職者を含むケア提供者に対してコンサルタントを行います。要請に応じて看護職員個人、チーム、部署を対象に、個人面接、カンファレンスなどを通じ、患者のケアに関する悩みだけではなく、仕事上のストレスに関する相談に乗ることができるようになります。そして、必要なケアが円滑に行われるように、多職種間や、病棟間、部門間の関係調整を図ります。

ウ.看護師の育成や研修・臨床研究をしたい

専門看護師は、病院内で行われる研修の企画、運営、評価の支援をし、実際に教育活動をおこなっていきます。また、研究活動の助言・指導をおこなったり、要請に応じて病院外の教育の支援・研究活動をおこなっていくことになります。

エ.専門的な知識と技術を持ち、患者やその家族が病気と向かい合っていけるように支援したい

専門看護師は、外来や病棟で治療を受けている患者やその家族の心のケアをおこなうための技術を身につけることができます。病棟・外来・デイケアを利用する患者、その家族に対して、スタッフとともに個人・集団ケアを行っていける環境を整えていくことができます。

オ.倫理的な視点から、精神的苦痛を解決する糸口を見つけることができるようになりたい

患者の権利に注目し、患者・家族が侵しがたい厳かなかけがえのない人間であること・その瞬間にあるスピリチュアルペインに共感しながら、ともに存在し、倫理調整を図っていく役割を担うことができるようになります。

(2)認定看護師を目指した方が良い看護師

ア.特定の分野に特化したエキスパートになりたい

認定看護師の担う役割は、特定の認定看護分野での専門的技術と経験を活かし、質の高い看護を現場で実践していくことです。臨床に近い形で主に患者に接し、高度な看護知識と熟練した技術を扱うことができるようになります。

イ.臨床の現場で、患者の不安・苦痛に直面し「今自分にできることは何か」と悩んでいる

認定看護師資格を取得することにより、確実な化学療法を実践するための新たな知識と技術を身につけることができます。
患者が安心して看護を受けることができるように適切な情報を提供できるようになり、看護ケアの質を上げることができます。

ウ.他職種を含めた職員を対象にしたスキルアップの取り組みをしたい

より多くのスタッフが各分野の正しい知識と看護技術を得られるよう、指導に力を注ぐことができるようになります。また、地域の医療・福祉機関との連携強化も視野に入れながら活動を展開することができるようになります。

エ.できるだけ短い期間で専門性の高い看護師資格を取得したい

認定看護師資格取得に必要な実務経験は、実務経験5年以上、うち3年以上は認定看護分野での経験であり、専門看護師と変わりはありません。
受験の条件となる認定看護師教育課程を終了するには、6ヶ月・615時間以上の授業を受講する必要がありますが、専門看護師の大学院修士課程修了に要する期間と比較すると短く資格を取得することができます。
ただし、それは専門看護師の条件と比較した場合に過ぎず、615時間以上の授業を受講する事は時間と費用がかかることであり、容易なことではありません。
しかし、臨床現場で活きる実践的な看護技術を身につけたいという強い意志さえあれば、決して高いハードルではないのです。

認定看護師に関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
【認定看護師】の情報まとめ|これ1つで認定看護師のすべてがわかる

8.それぞれの役割を理解し、看護の質を向上させるために資格取得を目指そう

今回は、2つの資格についてみていきましたが、看護師としてより水準の高い技術・知識を習得しキャリアを形成してくためには、どちらも重要な役割を果たす資格だといえます。専門看護師と認定看護師の現状の理解を深め、それぞれが求められる役割を踏まえた上で、資格取得へ臨んでいくことが重要となっていくのです。

9.専門看護師・認定看護師支援のある病院の探し方

専門看護師や認定看護師の資格取得を目指している人は、勤務する病院に『資格支援サポートがあるか』が大変重要になってきます。

  • 病院のホームページで詳しく紹介されているところを確認する
  • 時間がなく、資格支援サポートがある病院を効率よく探したい人は、転職サイトを利用するのも一つの手段

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この記事の作成者: s.yoshida