転職を考えている看護師の皆さんの中には、デイサービスなら夜勤もないし、看護師の経験が役に立ちそうだし、働いてみようかなと、お考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

介護が必要なお年寄りのお世話なら、病院でもやってきたでしょうし、看護師の方が関わりやすそうな分野ですよね。

でも実際に働いたらどんな感じになるのか、わからず悩んでいませんか?

今回の記事では、実際に働く看護師の体験談を通して、デイサービスでの仕事内容や実情をお伝えします。気になるデイサービスがどんな所か、まずは確認してみて下さいね。

看護師がデイサービスで働くには

デイサービスとは

通所介護とも呼ばれるデイサービスは、利用者がデイサービスセンターなどの施設に通って、レクリエーションを行ったり、日常生活の支援(食事・入浴等)を受けるサービスです。

介護保険を受給されている高齢者の方で、要介護(1~5)と認定された方が利用者です。

「通所できる」ということは、自宅からの移動にそれほど負担が無く、また自宅での生活が可能な程度のADL(日常生活動作)が保てているということが言えますね。

介護度表
(参考:アットホーム介護

看護師の配置が義務付けられている

デイサービスを運営するには、サービスの提供を行う人員として、原則、生活相談員、看護職員、介護職員、機能訓練指導員の4職種について1人以上配置する必要があります。
*2015年介護報酬改定により、利用者定員が10人以下のデイサービスにおいては介護職員もしくは看護職員のどちらか一方の配置で良くなった。

(参考:高齢者住宅仲介センター
(参考:http://kaigo-ogasawara.jp/)
(参考:安心介護

人員配置が定められている事により、病院以外でも看護師の求人があり、今までに培った観察力やコミュニケーション能力が重宝される職場でもあります。

看護師の役割や仕事内容

【看護師の仕事内容】

  • バイタルチェック
  • 各種生活介助(入浴後の外介助、食事介助など)
  • レクリエーション時の看守り

などが主体です。

内服管理、軟膏塗布・褥瘡処置・インスリン注射などケアプランに組まれたサポートのみ、医療行為を行いますが、医療機関ではないため高度な医療処置は行いません。

*介護保険を利用するサービスの為、医療保険を使う医療行為(例えば点滴)は行いません。

看護師の役割

利用者の異変を見逃さないためのアセスメント能力が必要であり、安全に施設でのケアを受けられるように健康管理に努めることが看護師の役割といえます。

(参考:ナースフル

デイサービスで働く看護師の体験談

悩み

  • 医療行為も限られており、仕事内容が物足りなく感じる場合がある
  • 看護師も利用者の送迎のための運転をする場合がある(利用者を乗せる為、不安が大きい)
  • 介護士との関係がうまくいかない場合がある
  • 看護師が一人という場合もあり、やることが多く忙しい場合もある

私がしている業務は、湿布を貼ったり軟膏塗ったり、爪切りしたり、コップを洗ったりです。具合が悪い人が出ると「ケアマネさんよんで!」と、なります。
自宅で転倒した傷があるから見ておくように頼まれた事もありましたが、本当に「見る」だけなんです。
でも、湿布や軟膏の時は「看護婦さんやって」と・・・。

病院ではない、医療行為を行う場所ではない、と理解・覚悟していたつもりなのですが、気持ちをどう切り替えれば良いのか悩んでいます。

引用:看護師お悩み相談室

面接の時、看護業務を聞くと送迎のことは何も言われませんでしたが、オープンすると何故か看護師も送迎に行くことになり助手ならまだしも運転手で行かされます。
助手に生活相談員や介護福祉士がいるのに看護師が運転手をしないといけないのかが分かりません。
運転手をするためにデイサービスに勤務したわけでは無いので納得いきません。

引用:看護師お悩み相談室

新しく来た看護師に 看護師なんだからわかるでしょう 的な扱いで試し、自分達(介護士)の都合通りでなければ 嫌味や陰口。こちらは低姿勢でもちろん丁寧な言葉使いです。介護職はぶっきらぼうな 言い方ですが。

介護のサイトでも介護職の地位や賃金、休み 仕事内容等 看護師以上に不満強く 実際私も看護師って時給いいし、休みは多いし、納得できない!と堂々と言われ、妬みか何か分からないけど、本当介護職の不満を新しい看護師にぶつけている事があります。

引用:看護師お悩み相談室

私の場合はNSは一人なのですが、人員不足のため、送迎の運転や入浴介助、配茶、着脱介助、ドライヤー、排泄誘導、軟膏塗布、バイタルチェック、電話対応など仕事が多すぎて目が回ります。

引用:看護師お悩み相談室

良かったこと

  • 不規則な勤務の病院の時より勤務にゆとりが出て、じっくり利用者さんと関わる事が出来、体も心も余裕が出来た
  • 利用者さんの表情の変化がわかるようになり、看護の基礎が改めて学べる
  • 利用者さんの感謝の言葉にやりがいを感じる

総合病院では毎日忙しく、時間外勤務大幅超過は当たり前、休日も勉強会などで出てこなくてはならないなど、総合病院では当たり前のことですが、そんな生活に看護の良さも、生きている実感も見出せませんでした。

もともと性格がてきぱき素早くといったことが不得意だったもので、もう少しゆったりと患者さんと関わりたいと思い、転職しました。

なので、今は身体的にも精神的にも本当に楽になりました。

引用:看護師お悩み相談室

医療行為はほとんどなく、入浴介助や排泄介助が多いです。最初は介護さんと同じような仕事でやりがいも感じられなかったのですが、デイを利用している利用者さんと話したり、レクをしたりするうちに表情や気持ちの変化を感じることが出来、だんだんやりがいを感じられるようになりました。

利用者さんの「ありがとう、また来るよ」「ここに来て話をするのが楽しみなんだよ」という言葉は嬉しいですね。よく考えてみるとデイの看護って看護の基礎が沢山あるんですよ。

引用:看護師お悩み相談室

私は医療行為よりも以前の病棟での月のサービス残業50時間や不規則な勤務体系に嫌気がさして辞めました。
デイービスでは土曜日は隔週でありますが、基本的には日曜祝日は休みで週休2日で8時20分に来て5時5分ぐらいには帰りという日々に大変満足しています。

引用:看護師お悩み相談室

デイサービスで働く看護師の給料相場

気になるデイサービスでの給料の相場をお伝えします。

だいたい看護師でフルで総支給23~25万です。 時給は1200~1500円。

引用:yahoo!知恵袋

デイサービスナースしています。今まで派遣も含めて色々な会社で働きましたが。平均的に1500~1800円ぐらいですね。中には1200円ぐらいから、2000円とかあります。

引用:yahoo!知恵袋

こんな声がありましたので「デイサービスの看護師求人」を無作為に選んでみました。

【給料例① 基本給180,000円+各種手当のデイサービス看護師】
デイサービス 看護師 給料例①
(参考:e介護転職

上記の給料例①を確認すると、基本給に資格手当などを足し、看護師で229000円~となっています。

確かに先のコメントにもあったように、月に23万前後の給料が一般的なようです。

賞与がある求人もありましたが、下記の給料例②の給料明細のコメントを見てみると「賞与なし」の施設もありました。

【給料例② 賞与はない施設の例】
デイサービス 給料例②
(参考:看護roo!ナースな私のお給料

リハビリ型のデイサービスに内定をもらいましたが、基本給15万+資格手当て5万円、ボーナスはあったりなかったり、、(昨年は1ヶ月分でたそうです)
正直、給料が低いですが、人間関係がよく土日祝日やすみで勤務体制は申し分ないです。
しかし給料が低いのが気になります。

引用:看護師お悩み相談室

看護師の平均年収は約519万円です。(※2012年日本看護協会調べ)

その中には夜勤手当や賞与が含まれます。

夜勤がない分、年収は低くなりますので賞与の有無や各種手当の金額の差で、年収が大きく変わります。

しっかりチェックしてから働きましょうね!

(参考:ナースフル

デイサービスで働きたい看護師の求人情報

この記事を作成するにあたって参考にした求人サイトをまずはご紹介します。

こちらは看護師以外の介護士、生活相談員の方の求人も探すことができます。

介護の求人情報サイト カイゴジョブ
e介護転職

その他、看護師の求人に特化した「看護師転職サイト」でも、デイサービスを始めとした介護職の求人を探すことができます。

参考までに主な転職サイトの介護施設求人数ランキングです。(2022年11月時点)

順位転職サイト名求人数
1位看護のお仕事37,226件
2位医療ワーカー
33,148件
3位マイナビ看護師
13,527件
看護師転職サイトとは

会員登録をすればプロのキャリアコンサルトによる看護師の転職に関する様々なサポートを無料で受けることが出来る、看護師の求人に特化した人材紹介のサービスです。求人検索の利用だけでなく、相談する事で病院の情報を得ることが出来ます。

看護師転職サイトをおすすめする理由
  • 応募が殺到するためにあえて非公開にしている非公開求人情報も知ることが出来る
  • 自分の希望を相談をすることができ、自分に合った施設を紹介してくれる
  • 検索条件を細かく絞り込むことが簡単に出来、自分の希望する施設を見つけやすくなる
  • 気になる施設があった場合、忙しい自分に変わりプロの転職カウンセラーが職場の雰囲気、忙しさ、希望の給料額の交渉などの「気になるけど聞きづらい事」を確認し、転職のサポートをしてくれる
  • 面接対策や履歴書の添削、入職後の悩みをサポートしてくれる
  • 施設見学に同行してくれる場合がある

上記のような無料サービスも充実していますので、初めての介護職への転職を考えた際には悩みを相談し、アドバイスを活用してみてはいかがでしょうか?

まとめ

デイサービスで働く事が気になっている看護師の皆さん、いかがでしたか?

病院の「患者さん」ではなく、施設のサービスを受けにくる「利用者」=お客様という考え方が必要になってきます。

看護師なのに医療行為も少なく、生活介助ばかりで嫌になる…、そう感じる方も最初は多いようです。

介護士さんとのコミュニケーションも重要になってきます。

転職したばかりは戸惑うかもしれませんが、やりがいを見出し、慣れたころには、夜勤もなく、病院とは違う利点も見えてくるのではないでしょうか。

介護の職種は今後ますます必要な分野になってきますので、チャレンジしたいと思った方は誇りを忘れず、少しずつ慣れていってくださいね。